自転車吐息

じてんしゃといき|----|----

自転車吐息

レビューの数

3

平均評点

55.1(37人)

観たひと

71

観たいひと

16

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1990
公開年月日 1990/5/12
上映時間 93分
製作会社 ぴあ=アンカーズプロダクション
配給
レイティング 一般映画
カラー カラー/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 16mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督園子温 
脚本斎藤久志 
園子温 
製作P・F・F 
武田浩二 
プロデューサー西村隆 
鈴木豊 
撮影北沢弘之 
美術鈴木卓爾 
音楽ボボ・ブラジル 
請井進 
会津わたる 
山ちゃん 
主題歌グレイト・リッチーズ
(「バラが咲いた」)
録音北村慶昭 
岩佐琢 
照明清野俊博 
編集石原肇 
助監督斎藤久志 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演園子温 北史郎
杉山正弘 田村圭太
河西宏美 北方子
山本浩子 京子
山道亮介 野々村
高木陽子 京子の母
園いずみ 史郎の母
牧野剛 予備校講師
成澤アキヨシ ショッカー隊
平野勝之 一塁の高校生
袴田浩之 一塁の高校生
出演(声)園音巳 大熊の声
井口昇 小熊の声

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

憂欝な日々を送る二人の予備校生の心情を描く青春映画。脚本・監督は8ミリ出身で「決戦!女子寮対男子寮」の園子温。共同脚本は8ミリ「ふたつくくり」の斎藤久志。撮影は北沢弘之がそれぞれ担当。(16ミリ)

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

愛知県豊川市に住む史郎は、悶々とした日々を過ごす三浪の予備校生。ある障害を自力で克服した妹・方子が自転車で新聞配達をしているのを見ならって自らも始める史郎だったが、それと入れ替わりに方子はやめてしまうのだった。史郎は高校時代の仲間の圭太と一緒に作った8ミリ映画「一塁」の未完成が気になっていた。圭太を誘いもう一度再開しようとアイディアを持ちかける史郎だったが、受験のことで閉鎖的な心情の圭太は、あまり乗り気ではなかった。そんな時、東京の大学に進学した仲間の京子が帰ってくる。戸惑いながらも京子の家へ行く圭太。しかしそこには京子の大学の先輩も居合わせ、圭太は飛び出してしまうのだった。一方相変わらず自転車に乗って新聞配達をする史郎の前に、圭太が現われ映画を再開することになる。そしてここに京子も現われ久びさに再会する三人。予備校で8ミリを回す三人だったが、閉塞感が抜けない圭太はビルの窓から飛びおりてしまい重傷を負う。史郎はそんな圭太を病院から連れ出し、自転車の後ろに乗せて疾走する。そしてそれを追う方子。方子が海岸に着いた時、史郎らの姿はなく、自転車が燃えていただけだった。方子はそのまま東京へと向かい新宿の人ごみの中に消えていくのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1990年12月上旬号

日本映画紹介:自転車吐息

1990年5月下旬号

グラビア:自転車吐息

1990年5月上旬号

試写室:自転車吐息

2016/11/14

2016/11/14

30点

レンタル 


青春の鬱屈を描くアマチュア映画

ぴあフィルムフェスティバルで入賞したので、劇場公開デビュー作となった作品だけど、演技、演出、撮影などすべてがプロの仕事とは言えない稚拙なもの。

だから映画館でかけて金を取る作品ではないが、園子温監督を語るためにはデビュー作だから外せないだろう。

映画研究者向きの非商業映画。

2014/03/06

2014/03/06

10点

映画館/東京都/シネマヴェーラ渋谷 


習作公開は隠れてせよ

園監督の劇場デビュー作品との事。
一部にカルト的支持がある作品とは聞いているが、映画学生の習作レベルの作品としか考えられず、とても商業ベースの公開に耐えられる作品に達していない。
映画人であるからにはすべからく、それぞれに初期作品があるのは当然だが、その作品が円熟期の作品に勝る事などあり得ない。
見て損した、眠いだけだったとの感想を甘んじて受けてほしい。

2013/02/17

2013/02/17

20点

レンタル/VHS 


導火線をちょろちょろ火が走っていた頃の作品

アマチュアフィルムな感じです。VHSで借りたこともあり、聴きとりづらい。ストーリーはるようなないような、伝えたいことがあるようなないような、ちょっとまだ「自殺サークル」で爆発するまで間がある、導火線をちょろちょろ火が走っていた頃の作品という印象です。私がなにかの審査員としてこの映画を見たとしても、まだこの監督の才能は見抜けなかったかもしれません。うん。

この映画の「方子」と、「日本春歌考」の「金田幸子(吉田日出子)」が同一人物に見える。