お笑い捕物帖 八ッあん初手柄

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お笑い捕物帖 八ッあん初手柄

レビューの数

3

平均評点

55.9(9人)

観たひと

15

観たいひと

2

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 時代劇 / コメディ
製作国 日本
製作年 1955
公開年月日 1955/2/5
上映時間 83分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダ-ド
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督青柳信雄 
脚本須崎勝弥 
椿澄夫 
製作佐藤一郎 
撮影山崎一雄 
美術北猛夫 
小川一夫 
音楽三木鶏郎 
録音宮崎正信 
照明大沼正喜 
編集岩下廣一 
製作担当者根津博 
助監督岩城英二 
スチール土屋次郎 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演榎本健一 八五郎
柳家金語楼 熊五郎
三木のり平 辰吉
古川緑波 大家
森川信 源太
柳沢真一 丹次郎
榎本雅夫 丹次郎の友
小堀明男 清吉
中村是好 彌兵衛(面師)
池部良 奉行
越路吹雪 おしげ
二条雅子 お花
藤間紫 お伝
三田照子 熊五郎女房
塩沢登代路 辰吉女房
丘寵児 浪人
徳大寺君枝 浪人の女房
沢村いき雄 権次
大村千吉 万太
南道郎 そば家の客1
国友昭二 そば家の客2
如月寛多 大家の番頭
桜井巨郎 源兵衛

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「人間魚雷回天」の須崎勝弥が椿澄夫と共同で脚本を書き、「初笑い底抜け旅日記」と同じく青柳信雄が監督を、山崎一雄が撮影を、三木鶏郎が音楽を担当。主なる出演者は「初笑い底抜け旅日記」のエノケン、金語楼、三木のり平、柳沢真一、榎本雅夫、三田照子、小堀明男、中村是好のほか「恋化粧」の池部良と越路吹雪、「あんみつ姫」の二条雅子など。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

大工の八五郎は捕物狂で同じ長屋の熊五郎、辰吉、更に小唄師匠のおしげまで口説き落し、変装しては歩き廻る。或る夜、黒頭巾の賊五六人にぶつかり、八五郎は目を廻した。長屋の面師源兵衛が作ったのと同じヒョットコの面を賊の一人がつけていたのに八五郎は気づく。その疑いで源兵衛は目明し源太に召取られた。おしげの弟清吉も若い目明しだが、彼は源兵衛の娘お花と恋仲である。黒頭巾はついに長屋まで荒しまわる。八五郎はおえんま様に参り、財布をさい銭箱に誤って投げこんだ。すると財布はズルズルと奥へ引きずられる。怪んだ八五郎はその地下室が黒頭巾の巣くつである事をつきとめた。八五郎は女親分のお伝につかまり、柱にくくりつけられてクスグリ殺されそうになるが、かけつけた清吉等が賊を逮捕した。なんとヒョットコ面の盗賊は目明しの源太だった。やがて奉行が現れて源兵衛を帰し、一同は大喜び。お花は清吉と結ばれ、驚いたことに八五郎もおしげの長年の愛にとらえられて夫婦になった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2020/05/05

2020/05/06

60点

テレビ/有料放送/衛星劇場 


エノケンの捕物学入門。

ネタバレ

エノケン喜劇。昭和30年だとだいぶ後の方の主演作であろう。「捕物帖」とタイトルにあっても同じくタイトルに「八ッあん」とある通り、落語でおなじみの八ッあんこと八五郎や、熊さんこと熊五郎たち長屋衆が、八五郎の捕物狂に付き合って、大家の家も被害にあった盗賊一味を召し捕るコメディ時代劇。

おそらく作りは戦前に人気を博したエノケン一座の舞台や映画のようなミュージカル形式。もしかすると当時の観客にもちょっと娯楽としては軽過ぎたかも。池部良が、大岡越前守ならぬ大岡越中守として2シーンサービス出演。

小判のおかげで新築となった長屋を背景に役者陣がフィナーレを歌うラストに楽しさは感じられる。


(※ BD-R 録画 CATV 衛星劇場)

2019/10/15

2019/10/15

55点

テレビ/有料放送/衛星劇場 


あまり笑いがない。

テンポがよくない。小堀明男もデク。ストーリーがやっつけ。
閻魔堂で「このことは他言無用」と言った侍は誰?大岡越前ならなぜ他言無用と言ったのか疑問。さっさと盗賊を捕まえればいいじゃないか。
仏像から出てきた小判の帰属はどうなった。落語ならうまいオチが用意されているが、筋をちょっと拝借しただけで結論が出ていない。

2015/06/21

2015/07/09

35点

映画館/東京都/ラピュタ阿佐ヶ谷 


細部は粗雑でテンポも悪い

ラピュタの池部特集で初めて観たエノケンの長屋もの「八ッあん初手柄」は、小学生の客相手に作ったような幼稚な映画で、このような映画にムキになってケチをつけるのは大人げないので、控えておきたいところですが、細部は粗雑でテンポも悪い、安定の青柳印。しかし、矢場のモテ男として登場するエノケンの息子・榎本雅夫は初めて観ましたし、南道郎が相方・国友昭二と繰り広げる漫才も初めて観るという発見がありました。