「いのち短かし 恋せよ乙女……… 紅褪せた黄昏の心を揺る古き恋歌 この甘く哀しい感傷こそ人生に注ぐ愛の涙か」
久しぶりの観賞。
前回観た時は黒澤作品10作も観ていなかったはず。
今回は全30作観賞済みでの観賞。
久しぶりに観ても変わらぬクオリティ。
倒置法を使った見せ方が非常に見事。
途中までは普通に物事が進んでこれからというところで流れを変える。
そして各々の証言で五ヶ月間の出来事が紐解かれていく。
この見せ方は素晴らしい。
普通に時系列で話が進んでいたらこんなに評価されなかっただろう。
そしてオチが最高。
黒澤作品の中でも最高のヒューマンドラマだし一度は観ておくべき作品。