三國の役名は須川。中原ひとみが「スーさん」と呼ぶシーンがある。
実直に作った麻薬捜査もの。
デ・パルマの「ミッドナイトクロス」の、あのシーンを思い出した。
おとり捜査・潜入捜査は、捜査官の命がかかっているから、見てて緊張する。
中原ひとみが、「姉妹」や「純愛物語」のイメージを捨て、パンパンや麻薬中毒者の役を演じる。
黒人の混血を演じたりした事があってビックリしたこともある。
本作は桂千穂のカルトムービー本で見つけて鑑賞した。
この本は、ベストテン以外の映画に眼を向け、ありがたいのだが、見出しでネタバレしている箇所があり残念だ。
本作についても、ラストのキモをバラしてる。
ロケシーンは、あまり多くないような気がするが、新宿ミラノ座あたりでアーネスト・ボーグナイン「警部物語」1960.6.18封切り、エドアルド・ネヴォラ少年「旅路はるか」1960.6.28封切り、新宿東急が二本立て名画座?「カチューシャ物語」1960.3.5封切りと、題名推定だが「白鳥の湖」1960.3.6の看板を見てとれる。