砂漠を渡る太陽

さばくをわたるたいよう|----|----

砂漠を渡る太陽

レビューの数

4

平均評点

62.2(13人)

観たひと

19

観たいひと

1

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1960
公開年月日 1960/8/24
上映時間 96分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督佐伯清 
脚色池田一朗 
小川英 
原作斎木寿夫 
企画坪井与 
岡田寿之 
矢部恒 
製作大川博 
撮影三村明 
美術藤田博 
音楽斎藤一郎 
録音岩田広一 
照明入江進 
編集田中修 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演鶴田浩二 曽田力
山村聡 石上静山
伊藤雄之助 
山形勲 元井
中山昭二 人見
高倉健 
花澤徳衛 
永田靖 イワノフ
岡田眞澄 ロスキー
富田仲次郎 
神田隆 街長
曽根晴美 
山茶花究 
大村文武 足川
長谷部健 木村
佐久間良子 華香
久保菜穂子 秀麗
加藤嘉 
不忍郷子 芳春
市川正則 明陽
岩屋洋子 小愛
ジュディス・ビンズ ターニャ
歌川まゆみ 芳小姐
石島房太郎 承徳院医師
関山耕司 将校
須藤健 巡査
沢彰謙 洋車夫
北原路子 マントオ売りの婆
松岡葉子 やり手
伊藤慶子 クーニャンA
島村竜子 クーニャンB
最上逸馬 馭者
多麻井敏 警備員
牧野狂介 
三重街竜 
飯島淑子 
清水みや子 
北山達也 憲兵
飯島与志夫 憲兵
北川巧 阿片窟の男

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

斎木和夫の「砂漠都市」を「男対男」のコンビ池田一朗と小川英が脚色し、「第三の疑惑」の佐伯清が監督したもので、終戦間近い満州を舞台にしたドラマ。撮影は「警視庁物語 血液型の秘密 聞き込み」の三村明。鶴田浩二の東映入社第一回作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

昭和二十年七月、熱河砂漠の真只中にある平邑という街。ここにただ一人の日本人である曽田という青年医師が住んでいた。彼は阿片中毒の患者たちの治療に精根を傾けていた。ある日娼婦の馬華香を、奉天の有力者元井社長の協力によって救った。華香は看護婦として曽田の許に住みこむことになった。平邑に流れてきた旅人、露人ロスキーが発病した。彼を診察した曽田は、そこで石田と名のる日本人に対面した。石田とは、日本人馬賊石上静山であった。これを見破っていたのは、やはり馬賊の、日本人を増悪する黄だった。平邑に、突然伝染病が発生した。ロスキーの病気がそれだった。曽田は街の封鎖を指令した。が、旅人相手の街にとって封鎖は死活問題である。曽田と黄とは丘の上で格闘した。黄は敗けたが、不思議に曽田に友情を感じた。疫病は蔓延した。曽田は奉天の元井社長に予防薬を依頼した。伝染病は予防薬のおかげで下火になった。ある日突然、日本軍の憲兵隊が街へのりこんだ。先頭にいるのは、元井社長、実は元井特務機関。黄らが捕えられた。同胞の正体を知った曽田は、激しくゆらぐ心を静山にとめられた。静山と元井は二十年来の仇敵同士で、軍部に反抗する静山は、政府の財宝を横領して逃亡中だったのだ。--ソ連参戦の報がとんだ。静山は疫病で死んだ。元井は平邑を去った。その行く手に、馬賊の一隊が待ちかまえているのも知らずに。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1960年9月下旬号

日本映画批評:砂漠を渡る太陽

1960年9月上旬号

日本映画紹介:砂漠を渡る太陽

2017/03/06

2017/03/07

68点

テレビ/有料放送/東映チャンネル 


聖人君子な鶴田浩二

日本人俳優が中国人やロシア人役をしています。
遠藤辰夫や汐路章だったら笑いがとれるところだが
これは真面目な映画。
真面目な映画の上に主役の鶴田浩二が聖人君子。
聖人君子過ぎてあまり魅力を感じられません。
実話ならば別の話なのですが。
山村聡、山形勲などヒトクセあって味があるのだが
なんといっても伊藤雄之助がヒトクセもフタクセもあって
いい感じです。
完全に脇3人に主役が喰われてしまっています。
高倉健がクレジット最後に書かれていますがまるでカメオ出演並の出番。
話の内容は面白いのだが盛り上がりに欠けて退屈な仕上がり。

2016/05/22

2016/09/02

60点

映画館/東京都/ラピュタ阿佐ヶ谷 


満映の比喩

ラピュタ東映東京撮影所特集で観たフィルムセンター・プリントの「砂漠を渡る太陽」。満州の砂漠の中にある村を舞台に、満州人、阿片中毒の中国人、中国共産党のスパイ、白系ロシア人等の坩堝の中で、独り奮闘する人道主義者の医師鶴田浩二を描く映画で、鶴田のキャラが清廉潔白過ぎて観る者をシラケさせる面はあったと言わざるを得ないものの、この人種の坩堝たる村が満映の比喩に思えてからは、映画にのめり込めたのでした。

2016/04/02

2016/04/02

30点

テレビ/有料放送/東映チャンネル 


いい日本人もいたんだよ。

嘘です。

2015/08/26

2015/08/26

55点

テレビ/有料放送/東映チャンネル 


謎の中華味

ネタバレ

敗戦間近の満洲で中国人のため医師として奮闘する男に鶴田浩二が扮したドラマ。軍人以外はみな中国服を着て、中国人も日本人が演じて基本的に日本語喋っているのでなんともヘンテコな味わい。

特務機関に馬賊に財宝、髄膜炎と思わせぶりなキーワード満載で熱血鶴田浩二を支えるつくり。鶴田を慕う中国人娘に佐久間良子、その姉が久保菜穂子。男性陣は伊藤雄之助、山村聰、山形勲。

馬賊のリーダーとして高倉健も出てきます。クレジットがトメだったのでどんな活躍をするかろ思ったらなんだかアッチョンブリケだった。