キッド(1921)

きっど|The Kid|The Kid

キッド(1921)

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レビューの数

79

平均評点

79.5(381人)

観たひと

591

観たいひと

33

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル コメディ
製作国 アメリカ
製作年 1921
公開年月日 1921/7/30
上映時間 68分
製作会社 ファースト・ナショナル映画
配給 松竹
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダ-ド
アスペクト比 1:1.33
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 無声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

チャールズ・チャップリンが親子の情愛を描いたヒューマンコメディ。共演はジャッキー・クーガン、エドナー・パーヴィアンス、トム・ウィルスンほか。無声。1971年にチャップリン自身の編集・作曲によるサウンド版(53分)が製作された。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

朝の散歩の途中で捨て子を拾ってしまったチャーリーは、その子を育てるはめに。5年後、成長した男の子はチャーリーの仕事を手伝い始める。一方で赤ん坊を捨てた女性はその後成功し子供を捨てたことを後悔する日々を送っていた…。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2026/01/05

2026/01/06

80点

映画館/大阪府/第七藝術劇場 


ちょいワルでも愛情深い。

ネタバレ

<チャールズ・チャップリン監督作セレクション>の上映作品。

チャールズ・チャップリン監督による1921年作で、血の繋がらない息子を育てるチャップリンの親子愛を描いた名作。ではあるのだが、初めて道端に放置された赤ん坊を見つけた時のチャップリンが再び捨てようとして警官の目を気にして、よその乳母車に置いていこうとして叱られる序盤の展開や、5年後に子どもにガラスを割らせて自分が修理する怪しい仕事を警官に見つかりそうになり、近寄る子どもを足で追いやる表現など意外にブラック。

2年前には「サニーサイド」との2本立で見ているが、ドキュメンタリー映画「チャップリン」でロマの血筋であることを知った後では、警官(権力)が苦手だったり、ちょいワルだったり、腕力では負けるがズルさで勝つなど、世間のジプシーへのイメージを体現しているように見えてくる。

住人が皆、天使のようで、そこに悪が忍び込んで争いが始まる夢の中のシーンはチャップリンの世界観なのだろう。1時間弱、無駄がなく、娯楽の要素が詰まっている。

2025/08/08

2025/08/08

75点

その他/録画BSプレミアム 
字幕


子育て

 放浪者(チャールズ・チャップリン)と少年(ジャッキー・クーガン)とのやり取りが中心。

 ラスト、それで、どうなるの、という疑問は残るが、全編、ジャッキークーガンの素直さ、可愛さとチャップリンの動きの面白さと表情の豊かさで持って行く。

 前に観ていて、チャップリンとクーガンの顔は覚えているが、天使の場面は記憶がない。また、行きがかり上なのに、チャップリンの子育ては愛情が深いと思った。

 

2025/02/22

2025/02/25

80点

VOD/U-NEXT 
字幕


二回目

二回目観賞。
子を持つ親になったせいか前回観た時より断然よかった。
ハッピーエンドなのも良い。

2024/11/08

85点

VOD/U-NEXT 
字幕


笑いと涙

ネタバレ

チャップリンは貧しさの中に暖かな笑いを取り入れるのが本当に上手い。
実は幸せのハードルを低くすることこそ、人生を豊かにする秘訣なのかもしれない。
薄いパンケーキを何枚も重ねてキッドと二人で分け合う姿は、可笑しくもあり心がジーンとさせられもする。

捨てられた赤ん坊を見て見ぬふりするか、それとも拾って育てるか、はたまた誰かに押し付けるか。
そんなやり取りだけで笑いを取ることが出来る、彼の身体表現の素晴らしさを改めて実感させられた。

映画史上初めて喜劇と悲劇の融合が効果的に取り入れられた作品とされているが、笑いと涙は紙一重でもある。
この映画に登場する場面はどれも滑稽であり、同時に物悲しくもある。

貧しくても逞しく生きていくことを象徴するかのような、チャップリン演じる放浪者とキッドの詐欺まがいのガラス修理の場面も印象的だった。

献身的にキッドを育ててきた放浪者が、まるで悪者かのように警察官や孤児院の職員に乱暴される展開は心が痛む。

50分と短めの作品ではあるものの、ひとつひとつの場面にドラマが凝縮された見ごたえのある作品だった。
終盤の放浪者の夢を表現したアバンギャルドな場面は良く分からなかったが、放浪者にとっても、キッドにとっても、そしてキッドを捨ててしまった若い母親にとっても、最高に幸せな結末に心が暖かくなった。

2024/08/15

2024/08/15

70点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


剥き出しのヒューマニズム

夏期休暇前半戦、岡山の両親宅を拠点に四国へ回った。還暦プロジェクトの一環として愛媛県の旧・松下寿電子工業西条事業部と初めて一人暮らしをしたマンションを25年ぶりに再訪。その足で妻の出身地である香川県へ移動。三越時代の妻の仲良し4人組の30数年ぶりの奇跡の再会に立ち会った。因みに小川淳也事務所は盆休みで閉まっていた。

さて名作の誉れ高い『キッド』。素直に103年前に映画が存在したことが尊いと感じる。初期作品のためか流れるような展開でファンタジー調のストーリーが紡がれる。虚飾を取り払った剥き出しのヒューマニズムに溢れている。後年のような並外れた批判精神や重厚感は感じられないが素材だけで勝負した心意気は潔い。

2024/05/11

2024/05/11

70点

VOD/U-NEXT 


チャップリン作品と向き合う①

ネタバレ

・初の無声映画でチャップリン作品
・セリフがないからこそ身振り手振りで伝える演出 警察や近所の強い兄などの力のある人間に対し、コミカルでひょうひょうと小ばかにして対応するわかりやすい展開 これぞ活劇、上映当時の状況を考えるとアイデアがあふれている
・冒頭の母親の子供を置いていく展開、チャップリン貧しいながらもしっかりした絆でつながれた疑似親子、母親との再会、王道の流れで満足できる
・チャップリンと引き離され孤児院に引き取られる場面での子供の演技が何より素晴らしく、音声が無いが心つかまれる
 
・ラスト直前、子供と引き離されたチャップリンが夢で見るドリームランドは唐突でした