複葉機アクション!ヘンリー・マンシーニ! ジュリー・アンドリュースの歌!
1970年夏、「サウンド・オブ・ミュージック」のリバイバルとかち合ったのが凶と出たのか、こけてしまったロマンチック・戦争アクション・コメディ。
たしかテアトル東京のシネラマ公開だったか。パラマウント日本支社の最後の作品、このあとCICの発足となる。
日比谷スカラ座の「サウンド~」は見たが、私はは当時は未見、1977年にTV2時間枠で鑑賞(50分は切ったか)。
今回久し振りにDVD鑑賞。最初の序曲とそれに続く10分のオープニングが素晴らしい。序曲に続き、切れ目なく暗闇にジュリーの顔がいきなり浮かぶ趣向。会社名(パラマウント)もなければ余計な字幕も一切入らない。いきなりの序曲からの本篇突入、粋な演出で他に記憶がない。この作品の場合、それをパラマウントがOKした訳である。昨今はラストだけでなくオープニングも複数のロゴだらけで、センスがないこと、おびただしい。
前半に比べ終盤は捻り過ぎで、ウィリアム・ピータ-・ブラッツィー(エクソシスト)の脚本のせいで、ストレートにロック・ハドソンに話がまとまらないので、流れが悪い。歌曲数の種類が少ないのも欠点。
しかし、トップ場面のアンドリュースの歌「暗闇にさようなら」からして、すぐに引き込まれ、CGなしの実写複葉機スカイアクションは楽しいし(合成はありますが)、ブレイク・エドワーズの愛妻家振りがわかる演出が楽しく、この作品が縁で結ばれたのが頷けるアンドリュースの美しさです!
中盤、Gloria Paulという(多分イタリア)女優による歌とストリップが強烈でグッド。対抗してアンドリュースまでストリップを見せてくれるお笑い。しかも、アレッと際どい所まで行くので、ゆっくり再生すると、ちゃんとバストトップが写っちゃってマス。
1970年、ハリウッドのメジャーもここまで来てたんだなぁ。(先日の「バーバレラ」は1968年で、ジェーン・フォンダが脱いでいたし)
そんなこんなで、サービスてんこ盛り。
なお、「禁じられた遊び」や、「シャレード」のパリの刑事で出演のオッサン、ジャック・マランがコメディー・リリーフで登場。いい顔してます。「シャレード」で覚えたツラ。
CGなしの複葉機アクション最高! 久し振りに「ブルーマックス」「華麗なるヒコーキ野郎」あたりを見たくなった。