コント55号と水前寺清子のワン・ツー・パンチ三百六十五歩のマーチ

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コント55号と水前寺清子のワン・ツー・パンチ三百六十五歩のマーチ

レビューの数

1

平均評点

52.8(19人)

観たひと

29

観たいひと

3

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1969
公開年月日 1969/8/9
上映時間 88分
製作会社 松竹
配給 松竹
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督野村芳太郎 
脚本野村芳太郎 
貞永方久 
大西信行 
製作升本喜年 
浅井良二 
撮影川又昂 
美術重田重盛 
音楽小川寛興 
録音栗田周十郎 
照明三浦礼 
編集浜村義康 
スチール赤井博且 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演萩本欽一 萩村金一
坂上二郎 坂下二郎
水前寺清子 水前寺亭清奴
水前寺清子 鶴田清子
西村晃 鶴田長兵衛
桜むつ子 萩村かね
花澤徳衛 谷口剛造
藤岡弘、 谷口順吉
谷幹一 池田貫一
宮地晴子 三浦みどり
財津一郎 大津一郎
川口恵子 秋山夏子
たんくだん吉 料理番三公
沢村忠 やなぎの客
前田武彦 うなぎの男
三遊亭歌奴 四柳亭頓馬
塚田茂 幕引き

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ひばり・橋の花と喧嘩」の野村芳太郎が脚本・監督を担当した喜劇。撮影もコンビの川又昂が担当した。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

板前の萩村金一と坂下二郎は、二郎の資金で共同経営の小料理屋を開くことにした。ところが、人の良い二郎は相手に足許を見られ、店を買いそこない、資金を増やそうとした金一は、競輪で半分近くすってしまった。二郎に追求され、二人は、とっくみ合いの大喧嘩をしてしまった。二郎は同じアパートに住む清子になぐさめられ、励まされて大感激。一方、かねてから金一に惚れていた料亭の女将みどりは「私と一緒になってくれれば、金は出してあげる」と言うが、金一は「江戸っ子だ!そんな金受けとれるか」とタンカを切ったが、二郎は「私は田舎者ですから」とちゃっかり受け取る始末。ところが二人が帰ってくると、アパートでは立退き騒ぎが起っていた。しかし、大家の息子順吉が重要な情報を握って住人側についた。順吉は清子を愛しており、清子のために、したのだった。二郎も、秘かに清子を愛していた金一もグッと涙をのんだ。やがて、情報を手がかりに、二人の活躍で事件は落着した。数日後、二郎の出資による清子と順吉のスナック「ワン・ツー・パンチ」と、金一の母おかねと管理人の娘夏子を共同経営者に加えた小料理屋「金二郎」が開店した。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2013/08/05

2013/08/06

50点

テレビ 


ん?・・藤岡弘が石原良純に見える。

 コント55号と水前寺清子という今が旬の売れっ子で一本喜劇をつくり観客動員をはかりましょう、という企画。欽ちゃんは江戸っ子の板前、二郎さんは九州の田舎から大金をもって上京してきたお上りさん、というふうに現実の二人そのものといった配役であるせいか、実にピッタリ、違和感なし。
 欽ちゃんの隣に住む清ちゃん(水前寺)らとともにアパート立ち退きを迫る大家でスーパーの社長である花沢徳衛らと対決する。
 自分の記憶だとコント55号の二人の抱腹絶倒コントがテレビ等で話題になった期間は比較的短かったような気がしている。現に彼らの全盛時代のビデオはあまり残っていないらしい。そういう意味でも若い二人を見られる映画は貴重。ただし映画でのギャグなので、彼らの真骨頂であるアドリブが影をひそめてしまっているのはやむを得ないが。
 彼らのコントを見て大笑いした記憶のある者としてはちょっと物足りない。その後役者としての道を歩むことになる坂上二郎の演技もこの頃はまだ素人のそれだ。むしろ欽ちゃんのほうが役者としても上手のような気がした。

 松竹ではちょうどこの頃「男はつらいよ」シリーズがはじまるが、この映画のアパートの住人たちをよく見てみると、タコ社長の奥さんはじめ、柴又商店街の連中の顔が確認できます。