女殺し屋 牝犬

おんなころしやめすいぬ|----|----

女殺し屋 牝犬

レビューの数

7

平均評点

60.0(22人)

観たひと

30

観たいひと

4

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1969
公開年月日 1969/6/14
上映時間 81分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督井上芳夫 
脚色小滝光郎 
原作藤原審爾 
企画藤井浩明 
撮影中川芳久 
美術間野重雄 
音楽鏑木創 
録音奥村幸雄 
照明泉正蔵 
編集中静達治 
スチル薫森良民 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演江波杏子 福沢香代
赤座美代子 赤池美加
高橋昌也 安部康三
三島雅夫 飛田信之
南原宏治 木島吾郎
大川修 相川進吉
石山健二郎 石塚太一
早野寿郎 毛利謙
小笠原章二郎 蛭田仁平
上野山功一 山下勇次
笠原玲子 木村和江
甲斐弘子 野本敏子
米山ゆかり 瀬田昌江
森矢雄二 飛田の秘書唐沢
目黒幸子 安部の秘書福田
中田勉 新聞記者A
井上大吾 新聞記者B
武江義雄 新聞記者C
中原健 木島興業の男A
花布洋 木島興業の男B
豪健司 木島興業の男C
三笠すみれ 「香代」の小女
山上友夫 刑事A
杉森麟 刑事B
橋本力 現場検証の刑事
仲村隆 空港の刑事

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

藤原審爾の原作を「ある殺し屋の鍵」の小滝光郎が脚色し、「女賭博師さいころ化粧」の井上芳夫が監督したアクションもの。撮影は女賭博師シリーズを撮っている中川芳久が担当。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

小料理屋の美しい女主人客代は凄腕の殺し屋であった。ある日、木島興業の幹部相川から金融王石塚を消してくれと依頼された。香代は刑事に見守られプールで泳ぐ石塚を見事に殺したが、帰途についた彼女の車には罠が仕掛けられてあり、危うく助かった香代は始めて怒りに燃え、殺意を抱いた。そしてファッション・モデルの美加に頼んで相川を旅館に誘い込んだ香代は相川を脅して組長の木島を呼び出した。二人を痛めつけ、石塚殺しを指令したのが美加のパトロン東洋商事社長の安部であることを吐かせ、あっさり二人の命を奪った。何も知らない美加に安部を紹介させ殺そうとするが、香代の正体を知った安部は逆に約束の場所に殺し屋をさし向けた。危うく難を逃れた香代は電話で殺しを予告し、うろたえた安部は改めて美加のレジデンスを会見の場所に指名した。香代は窓からバスルームに侵入した。室内には美加と電話中の安部。その電話から、さらに安部の上にボスがいることを知った香代は、すきを見て襲ってきた安部を刺した。目指す相手、政界の黒幕飛田が羽田から外遊すべくボディガードと刑事に護衛されて傲岸と胸を張った後から香代が音もなく近づいたのは、出発のアナウンスが始まった直後だった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019/10/02

2021/01/20

63点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


殺し屋はしゃべる

「死ね」はいらない。
時には母のない子のよ~うに。
饒舌さが気になる。
間の抜けたシーンはあるが邦画・殺し屋物としては上位。

2020/05/24

40点

選択しない 


シナリオはチープだが江波杏子が超ミニ、ビキニでサービス

 藤原審爾の小説『消される男』が原作。同原作の映画化に森一生監督・市川雷蔵主演『ある殺し屋の鍵』(1967)があるが、本作の殺し屋は女に変更されている。
 小料理屋のママが実は殺し屋だったというもので、指輪に針を仕込んでいて致命傷を与えるという設定は池波正太郎の『仕掛人・藤枝梅安』を想起させるが、本作の方が先。
 政界の大物から汚職の証拠を握る仮釈放中の男を殺すよう、商社社長、ヤクザ、依頼者の4段階を経由して頼まれるが、実行後、車のブレーキに細工をされて暴走。危うく難を逃れて、下から順に復讐し、政界の大物を突き止めて仕留めるという物語。
 殺し屋の割には身元がバレバレで、本名を名乗ってしまうという凄腕にあるまじきプロ意識の欠如や、小料理屋の常連客の女が商社社長の愛人と、復讐の手順を追うのに都合のよいキャラクターシフトなど、サスペンスとしてはチープなシナリオ。
 もともとB級作品なので、見所は女殺し屋を演じる江波杏子にある。妖艶な上に締まった顔立ちの正統派美人なので、小料理屋のママと殺し屋のどちらも似合う。
 その江波杏子が殺し屋に転じると超ミニスカート、太腿も露わに車のシートに座り、柵を跨いで逃げ、ホテルのプールでビキニ姿も披露するるという大サービス。二度三度パンチラすれすれまで行くが、肝腎のシーンはカットという残念さもある。
 すでに「女賭博師」シリーズがヒットしていたので、和装の女博徒と並ぶ洋装の女殺し屋を狙ったのだろうが、シリーズ化されなかった。
 女殺し屋が依頼を受けるシーンで、今はなき後楽園遊園地が出てくるのも見所。

2020/01/22

2020/01/22

65点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


ブラックエンジェルスみたいだ

平松伸二の漫画のことだけれども、自転車のスポークを使っての暗殺だった。このやり方は当時としては決して目新しいやり方ではなかったのかもしれないなあ。
映画のほうはというと、まあそれとなく、そもそも古い映画だと思ってつい見入ってしまったけれども、単純には面白味のある作品だったと思う。

2020/01/04

60点

テレビ 


昭和レトロ

女賭博師シリーズの合間に作られた大映の殺しサスペンス映画。
この映画は江波杏子に尽きる。セクシーで影のある女を演じさせたら右に出る女優はいない。必殺仕掛人の女梅安みたいな殺し方も気に入った。当時の昭和ファッションもプンプン匂い面白い。
ただ、ストーリー展開のご都合主義が残念。

2019/10/03

2019/10/03

70点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


全体的に増村の影響をバリバリに受けたようなアングルがよく見られて、おっこれは面白そうだと思ったけど、ストーリーの中身は超B級だった。
水中撮影のシーンが現代的なカットの重ね方と、不穏な民族音楽でボルテージが上がった。
セリフ少なくてもキチンとした盛り上がり。
カーチェイスのカメラの振り方もアットランダムな揺れで、50年前にしては洗練されてるとおもった。
でもやっぱ冒頭の、指輪からシャキーン!がハイボルテージ。
ジャルジャルの福徳に自分のことを国王と思わないでね。と突っ込まれそうなぐらい、自分のお城を守ろうとするモデルの役割が今ひとつ不明瞭。
「タダのコーラがばちょと持ってきてあげる」
江波杏子の澄ました表情が殺し屋の設定にはもってこい。
しかしヒデェタイトルだな。

2019/10/03

2019/10/03

45点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


ある殺し屋のリメイク

殺しを依頼した先への復讐劇でストーリーが面白く無い。南原浩治が黒人みたいに黒い。