ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎ども

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ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎ども

レビューの数

2

平均評点

51.8(11人)

観たひと

14

観たいひと

3

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1969
公開年月日 1969/5/17
上映時間 83分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督帯盛迪彦 
脚色高橋二三 
原作森哲郎 
企画斎藤米二郎 
撮影喜多崎晃 
美術渡辺竹三郎 
音楽伊部晴美 
録音飛田喜美雄 
照明上原正一 
編集中静達治 
スチル椎名勇 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演津山由起子 ダンプ
南美川洋子 ヒップ
渥美マリ バンプ
水木正子 ゲップ
八代順子 トップ
森川信 森社長
毒蝮三太夫 木戸支配人
山東昭子 坂本政子
吉田義夫 猪熊伝八郎
千波丈太郎 犬神鉄三
大泉滉 小泉
須間一露 チョンボの達
田畑俊二 ゲバ捧の平太
丘さと志 浪花のサブ
殿山泰司 山形署長
藤村有弘 中岡
谷謙一 フランケンシュタイン
三夏伸 狼男
甲斐弘子 お岩さん
木島進介 お化けバーの客青年
米山ゆかり お化けバーの客娘
志保京助 お化けのアルバイトA
石田俊介 お化けのアルバイトB
井上大吾 お化けのアルバイトC
三笠すみれ サウナの受付け係
川崎陽子 サウナ娘A
藤道子 サウナ娘B
中原健 犬神の子分A
荒木康夫 犬神の子分B
花布洋 犬神の子分C
森一夫 犬神の子分D
前田五郎 犬神の子分E
隅田一男 キークラブの紳士A
小山内淳 キークラブの紳士B
武江義雄 キークラブの紳士C
佐伯勇 警官A
松山新一 警官B
山上友夫 別の警官
白井玲子 主婦A
日高加月枝 主婦B
杉森麟 サウナの客A
伊奈久男 サウナの客B
花村泰子 ホステスA
山下三千代 ホステスB
一条淳子 ホステスC
篠田三郎 若者A
船田精二 若者B

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ある見習看護婦の記録 赤い制服」の高橋二三がシナリオを執筆し、「性犯罪法入門」の帯盛迪彦が監督した喜劇。撮影は「ガメラ対大悪獣ギロン」の喜多崎晃が担当した。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ダンプは柔道、唐手、合気道となんでもこなすモサ娘。ヒップは頭脳明晰で、バンプは男泣かせのお色気娘。さてこの三人、坂本政子の依頼で、風紀上好ましくない娯楽センターの「夢の国会館」ぶち壊しを目論んだ。さて、三人娘の最初の試みは、サウナ嬢たちの足抜きだった。彼女たちの有金をはたかせようと馬券を買わせたが、これが大当り。三人娘は引抜きを防いだ功績で金一封を授かる始末だった。三人が次に目をつけたのはお化けバー。お化け役の従業員を逃げ出させたものの、お客がお化け役を買って出て連日の大繁盛。そして最後に狙ったデラックスなキークラブでも三人のセクシームードが好評を呼んで、彼女たちは、意気消沈してしまった。しかも、三人はこの仕事を頼んだ坂本政子が社長の森と同棲中なのを知って唖然とした。ところが、森の娘トップがそんな親父に反旗をひるがえし、三人娘のアジトに匿まわれた。森は早速やくざ五人に娘を取戻すよう命じたが、ダンプ・ヒップ・バンプの三段構えには勝てなかった。こうして「夢の国会館」は、家族ぐるみで楽しめる明るいヘルスセンターに生まれ変ったのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2017/11/29

2017/12/02

70点

映画館/東京都/ラピュタ阿佐ヶ谷 


やっと観れました

ネタバレ

ラピュタ阿佐ヶ谷モーニングショー「昭和の銀幕に輝くヒロイン 南美川洋子」にて鑑賞。

6年前に大映5人娘の出演作をひと通り観て、この作品は絶対スクリーンで観たい!と熱望して、今年(2017年)ようやく念願が叶いました。

お話は、ひょんなことで知り合ったダンプ(津山由起子)、ヒップ(南美川洋子)、バンプ(渥美マリ)の3人娘が、警察署で出会った一婦人(山東昭子)から近所に建つ風俗ビル「夢の国会館」をつぶして欲しいと頼まれ、
様々な作戦でつぶしにかかるが、ことごとく裏目に出てますます繁盛して失敗に終わる。
さらに新たな作戦を実行しようとした時、意外な事実が判明して…と、コミカルに描いている。

ここでも大映5人娘の出番となるが、南美川・渥美はイメージ通りの好演ぶり。特に南美川が何か考える時に鼻の頭をこする仕草はチャーミング。
渥美もベタにセクシーさを出して、水着姿も「ある見習看護婦の記録 赤い制服」の時よりは引き締まって丁度良い。
津山は本来セクシー担当だが、そこに武道に長けている役は無理があったかも。もし、八並映子が1年早くデビューしてたら、ダンプ役は確定してたかも。
そして、水木正子はサウナ嬢で買い物を月賦で済ます「ゲップ」役だが、見せ場が少ないのは致し方ないか。
八代順子は「夢の国会館」社長の娘「トップ」役で、ここでも女子高生という設定。他の作品では妙に大人っぽく見えるが、ここでは結構キュートな一面が垣間見得て好感触。
他の役者では、社長役の森川信は「男はつらいよ」おいちゃんとは180度イメージが変わるが、それはそれで味がある。
山東昭子はメリハリのあるセリフ回しが後年の国会議員としての活躍ぶりを思わせる。
大泉愰も3枚目ぶりが板についた演技で笑わせ、藤村有弘は外国語を喋りながら渥美・津山に色々なポーズを取らせて観る者を楽しませてくれた。だてにドンガバチョを演ってないね。
ラストあたりでは、主題歌を歌っている麻里エチコの動く姿が拝めます。そして、バックをつとめているバンドにも注目。

この作品が大映5人娘がそろう最後の作品でもあり、感慨深くもあります。もっと観て観たかったね。文芸作品でもいいから。

そんなわけで、あとはこの映画がCS放送やネット配信で観られることを祈るばかり。ま、DVDにしたほうが手っ取り早いんですがね。

2017/12/01

2017/12/01

30点

映画館/東京都/ラピュタ阿佐ヶ谷 


貧すれば鈍す

コメディと謳ってはいてもさっぱり笑い声が聞こえず、辛うじて森川信のお寒いギャグでかすかに聞こえた程度のひどい有様でした。
大映凋落が明らかな時期、やる事なす事凡てがうまくいかなくなるお手本のようです。