長靴をはいた猫(1969)

ながぐつをはいたねこ|Puss'n Boots|Puss'n Boots

長靴をはいた猫(1969)

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レビューの数

15

平均評点

74.1(62人)

観たひと

107

観たいひと

4

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / ファミリー
製作国 日本
製作年 1969
公開年月日 1969/3/18
上映時間 80分
製作会社 東映動画
配給 東映
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演石川進 ペロ
藤田淑子 ピエール
水垣洋子 ネズミのチビ
熊倉一雄 ネズミの首領
水森亜土 殺し屋
小池朝雄 魔王
益田喜頓 王様
榊原るみ ローザ姫

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

フランスのルイ十四世時代に活躍したシャルル・ペローの原作を「アンデルセン物語」の井上ひさしと山元護久が共同で脚本を執筆し、コンビを組んだ矢吹公郎が演出した長編カラー漫画。昭和三十三年の「白蛇伝」から教えて第十五作目。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

何百年も昔のこと、ある国に、心の優しい少年ピエールと長靴をはいた勇気のある猫ペロが住んでいた。ピエールは、お金持の家に育ったが、父が死ぬと、遺産目あての欲張りの兄たちに追いだされ、ペロはネズミを助けたことから仲間はずれにされてしまった。彼らは、、ある雨の日に同じ農家に雨やどりしたことから仲良しになり、旅をすることになった。野山を越え、川や湖を渡って辿りついたお城で、ピエールは素晴らしい貼紙を見て喜んだ。それには、この世で一番お金持ちで、武勇にすぐれた若者をローザ姫のお婿さんにする、と書いてあった。ところが、世界各国からは、王子や騎士たちが続々とつめかけ、手段を尽して姫の機嫌をとり結び、魔王ルシファも魔力を駆使して婿になろうとはかった。だが、ローザに申し出を断られると城を廃虚にし、王をブタにかえてしまい、満月の晩に姫を迎えに来ると言い残して去って行った。広間に忍びこみ、一部始終を見聞ききしたペロは、魔王を退治すれば、ピエールがお婿さんになるのだと悟った。そんな折ペロは迷子になった子ネズミを助けた。これを恩にきたネズミたちは、ペロの家来になって活躍し、ピエールは、姫に会うことが出来たのだった。満月の晩、ピエールは身分を打明け、姫はこの汚れを如らぬりりしい若者に心を奪われたが、ぴったり定刻に現われた魔王に連れさられてしまった。ピエールはペロやネズミの家来を連れて魔王の城にやって来た。魔王は姫との婚礼の宴にご機嫌。ペロのお世辞に乗って、いろいろな動物に化けて見せるのだった。だが、魔王はピエールたちが魔法のペンダントを狙っていることを知り、彼らを穴ぐらに、閉じこめてしまった。やがて、魔王の后になることを条件にみんなの命乞いをした姫が、一瞬の隙をついてペンダントを手に入れ穴ぐらに投げ込んだ。ピエールは、城の塔に逃げペンダントを高くかかげた。その時、山陰から朝日が昇り、追いかけて来た魔王は城とともに飛び散ってしまった。こうして、平和に戻ったお城でピエールと姫は結ばれ、ペロとともに幸福な日々を送るのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023/03/23

2023/03/23

90点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/テレビ 


東映まんが映画の傑作。

とにかく面白い東映まんが映画の傑作。テンポ良く動き良く、脇役までキャラが立っており、スラップスティックな可笑しさもあり最後までクオリティが高く飽きさせない。これを観ると「カリオストロの城」が忽然と出来た訳ではなかった事が良く分かる。主題歌も可愛くて良いな。
 昭和30〜40年代の東映まんが映画は間違いなく今日のアニメ文化の礎となっており文化遺産に指定しても良いのではないかと思う。

2022/01/02

2022/10/20

-点

映画館/東京都/丸の内TOEI 


ただただ面白い

子供の頃は実写の怪獣映画ばかり見ていたので「東映まんがまつり」を観たのは高校を卒業してからだった。
50年以上前のシンボル的作品でも東映動画のクォリティの高さに今更ながら驚く。
クレジットに大塚康生、宮崎駿の名前を見つけたが、
クライマックスの魔王の城での大チェイスは今観てもアニメの粋に満ちている。

2019/07/18

2019/07/18

70点

テレビ/有料放送/東映チャンネル 


よくできている

原作に沿いながらも、それにギャグを入れたりして子供に飽きさせないようになっている。
3人組(3猫組?)の殺し屋がかわいい。とくにおちびちゃんが。声優陣もキートンの王様や熊倉一雄のネズミの首領、水森亜土のちび殺し屋、小池朝雄の魔王など個性あふれる人たちが素晴らしい。

1970年代

2019/04/10

70点

テレビ 


懐かしい

子供の頃はTVで放映されるたびに、夢中になって観ていた懐かしい映画。物語はほとんど忘れたものの、びっくりしたニャー、をリフレインするテーマ曲が今も記憶に残っている。

2019/04/07

100点

購入/DVD 


ジェームズキャメロンもきっと好きかな?

子供の頃日曜日の午前中にテレビで偶然何度か観て大好きになった思い出の映画です

乱暴な表現ですが「カリオストロの城」「ラピュタ」ジェームズ キャメロンの一連の作品は僕にとってこの作品の型そのもののストーリーでみんな大好物です

大人になり甥っ子を連れてこの映画をリバイバルで一緒に観ました
甥っ子にとって映画館初体験で帰り道の車内では嬉しかったのか興奮してずーっと喋りぱなしで愉快だった記憶が有ります

大げさですが僕にとっては永遠のマスターピースですね

2019/01/30

2019/01/30

68点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/スマホ 


ルシファー金持ちでいいやん

自分の知ってる長靴をはいた猫の話とは違う
もはや猫、ネズミ達が普通に擬人化されていて、主人公が特別な猫でもない
長靴もフューチャーされない
だけどオリジナルのアニメとしてはまあまあ
アクのない絵とコミカルな動きで楽しげ