ある女子高校医の記録 初体験

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ある女子高校医の記録 初体験

レビューの数

1

平均評点

71.8(4人)

観たひと

10

観たいひと

2

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/10/30
上映時間 80分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督帯盛迪彦 
脚本高橋二三 
企画斎藤米二郎 
撮影渡辺公夫 
美術間野重雄 
音楽渡辺岳夫 
録音飛田喜美雄 
照明上原正一 
編集中静達治 
スチル薫森良民 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演南美川洋子 麻子
八代順子 マキ
渥美マリ みどり
福原真理子 谷信子
水木正子 真弓
福田豊土 小柳圭介
金子信雄 熊谷校長
田中春男 板倉教頭
大泉滉 塩田
藤村有弘 滝口哲之介
大川修 アパッチ
上野山功一 黒田
仲村隆 平野
甲斐弘子 久美
宮城ひろし 本間昭一
藤木孝 ジミー・白井
小山内淳 警官A
井上大吾 警官B
谷謙一 チョビ髭紳士
春本泰男 雲山
中田勉 太三郎
三夏伸 ケン
矢田部賢 フーテン
村田扶実子 清子
目黒幸子 とみ
ザ・ブラック グループサウンズ

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

前作「ある女子高校医の記録 妊娠」の高橋二三がシナリオを執筆し、これが第一作の帯盛迪彦が監督した、シリーズ第二作目。撮影も同じ渡辺公夫。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

白樺女子学園の生徒が売春容疑で連行された。この知らせに驚いた熊谷校長は、校医の小柳に調査を命じた。連行されたのは大宮麻子、小林マキ、浅野みどり、高木真弓の四人である。彼女たちはいずれも、太ももにいれずみをしていた。小柳は何も言わない彼女たちの行動を知るため、追跡調査を行なった。担当教師たちの話では、四人とも授業中に居眠りをし、生理不順など、乱脈な夜の生活を送っているらしかった。小柳は間もなく、そんな彼女たちの生活をつきとめた。麻子はサイケバーのリード・ダンサーで、ファンからの贈物を売りさばいて、月五万以上の稼ぎを得ていた。また、小林マキは、ある放送局で深夜ジョッキーを担当し、そのユニークな話術で多くのファンを持っている。みどりは、その豊かた肉体を武器にヌードモデルとしてひっぱりだこであり、流行っ子のイラストレーターの滝口とは、かなり密接な関係があるようであった。そして高木真弓は、夜毎に男をつかまえ、自分のアパートに引っぱり込んでいたのである。小柳はこうした生徒たちの隠された生活に、ただ唖然とするばかりであった。しかし、何故そんな生活を送っているのか、彼にはさっぱり分らなかった。やがて、麻子たち四人を詰問した小柳は、彼女たちが憧れのパリに行くための費用を貯えるため、夜のアルバイトをしていたことを知った。売春容疑が晴れて四人が学校を休み、パリに向ったのはそれから間もなくのことだった。小柳はそんな四人に、帰国したら学校に戻るように言い、飛び立った飛行機を、じっと見送っていた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1968年11月下旬号

新作グラビア:ある女子高校医の記録 初体験

日本映画紹介:ある女子高校医の記録 初体験

2011年

2018/06/14

80点

映画館/東京都/ラピュタ阿佐ヶ谷 


大映4人娘でも十分面白い

 ラピュタ阿佐ヶ谷のレイトショー「THE ある女子高校医の記録」にて観賞。

 物語は、新宿で売春をしようとしたある女子高校生が警察につかまり、尋問をうけてる最中に太ももの入れ墨を見せて逃げるところから始まり、学校側の調査で4人の女生徒が疑わしいとみて、校長は校医に調査を命じ、思わぬ実態が明らかになり、意外な目的も明るみになるというもの。

 本作のみどころは、大映5人娘のうち津山由起子を除いた4人の深夜バイトで見せ場を作っている。とりわけ、南美川洋子のゴーゴーダンス対決や渥美マリのヌードモデルが出色。
 今回の校医役は福田豊土だが、キャリアが豊富な分ルックスは…という感が否めない。
 さらに、前作よりも脇役がくせもの揃いであろう。
金子信雄・藤村有弘・藤木孝・大泉滉etcといった配役からも前作以上に面白く感じた。

 他は前作にも出ていたGSザ・レンジャーズのヴォーカル・宮城ひろしが八代順子の幼なじみ役で結構おいしい所を持っていくし、津山由起子の代わりに福原真理子が重要な役どころで存在感を現している。
 それに、渥美マリが本作で初めてセミヌードを披露しており(ポスターではパンティー一丁だが、本編は上半身裸)、これが彼女のセクシーなイメージを生み出すきっかけになったのでは?と思っている。

 ま、この作品は笑えるシーンやつっこみ所が前作以上に満載なので、結構楽しめる映画に仕上がっていると思う。