よくぞ残してくれました 貴重 遅れてきたファンとして大感謝
若き日の全盛期の加山雄三の日劇ワンマンショーを記録したコンサート映画。このコンサートの映像を、カラーフィルム、シネマスコープサイズで、当時の最良の状態で記録してくれたスタッフたちに感謝の気持ちがあるばかりです。遅れてきたファンには絶対にみることのできなかった貴重すぎる映像の数々。もう、これが映画と言えるかなんて問題ではありません。こういう映像こそが貴重なのです。実に素晴らしい。
ちなみにコンサート部分では16曲歌います(「君といつまでも」の2回を含む) レコードではない音源になっている点でも貴重です。
100点満点で200点か300点か、あるいはそれ以上の点数をつけたいくらいです。
コンサートの映像に加えて、茅ケ崎のホテルのプールで泳ぐ様子、リハーサルの様子、プライベートに近いと思われる、光進丸での映像、タヒチでタヒチアンダンスを踊る加山さんは、本当に様になっていて、かっこいい。繰り返しになるが、本当に貴重映像。
テレビの映像も若干残っているようですが、たいがい白黒映像だし、数と時間が圧倒的に少ない。
私、加山さんのコンサートにも行ったことがあるし、二代目と三代目のの光進丸も見たことがあります。私は、夏になると、湘南の海(葉山)によく海水浴に行きました。そこで見たんです。スターの中でも、こんなかっこいい人がいるんだろうか、と思いました。
レコードも集めました。趣味は?と聞かれて
「加山雄三のレコード集めです」と答えていた時期もありました。(そしたら「暗い」といわれました、失敬な。君たちとは話が合わないよ・・・)
オーディオに凝ったのも、加山さんと植木等さんの歌が聴きたいから、というのが大きな理由でした。(DENONのMCカートリッジDL-103(レコード針)でレコード再生したときは、音が激変し、素晴らしい音で鳴った時は感激しました。レコードにはこんな素晴らしい音が記録されているのか!!!と。
時間がたってから、その価値がでてくる作品というのがあるのです。「撮っておいてよかった!」 この映画はまさに、そんな作品。点数は全くの主観でつけさせて頂きました。