狼少年ケン トーテンポールの魔人 ピストル騒動

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狼少年ケン トーテンポールの魔人 ピストル騒動

レビューの数

2

平均評点

60.0(3人)

観たひと

3

観たいひと

0

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/3/28
上映時間 50分
製作会社 東映動画部
配給 東映
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

演出池田宏
(「トーテンポールの魔人」)
矢部公郎
(「ピストル騒動」)
脚色押川国秋 
原作大野寛夫 
製作東映動画部 
撮影菅原英明 
美術沼井肇 
音楽小林亜星 
録音小西進
(「トーテンポールの魔人」)
石井幸夫
(「ピストル騒動」)
編集千蔵豊 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演(声)石本雄司 ケン
青木勇嗣 チッチ
水垣洋子 ポッポ

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

大野寛夫の原作を、押川国秋が脚色、池田宏と矢部公郎が演出した動画。撮影は菅原英明。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

〔第一部・トーテンポールの魔人〕狼少年ケンが住んでいる草原の動物たちは、近くのハッパー山が噴火したために大騒ぎだ。熔岩が流れ山が割れ、大傷をおったガンダルという悪魔が現われた。何百年も前にタムタム仙人に負けて石にされハッパーに閉じ込められていたのだ。ケンとチッチとポッポはガンダルを見に山に登った。火傷に苦しむガンダルは「決して悪いことはしないからタムタム仙人の処にある自分の体のアブラを取って来てくれ」とケンたちに頼んだ。ケンたちはタムタム仙人のところに急行した。だが仙人は居眠に忙しくケンたちの頼みを聞いてくれなかった。これに同情したのが、仙人の弟子小人のピープーで、密かにガンダルの油を持って来てくれた。アブラをもらったガンダルは忽ち石から魔人に変わり、悪事をやりだした。ケンたちは、再びタムタム仙人のところに急行した。仙人とガンダルは西部劇スタイルで戦った。仙人の弾丸は、ガンダルの体を次々と射ち抜き、ガンダルはついに、トーテムポールにされてしまった。 〔第二部・ピストル騒動〕田舎者で頭が悪いと、動物たちに馬鹿にされているゴリラが、森で拳銃を拾った。ゴリラはこれを武器に、狼少年ケンや、チッチ、ポッポなどを食物集めにコキ使いだした。動物たちは何とかして、ゴリラから拳銃を取り上げようとしたが、何時も失敗に終った。その変わり、ゴリラは用心に用心を重ねるため、眠ることができなかった。これを知った熊は眠る間だけ拳銃の番をしてやる、といって巧みに拳銃を取り上げてしまった。熊は忽ち王様に早変わり、ケンたちやゴリラまでが使われだした。怒ったケンは狼たちと相談、珍妙な作戦で熊から拳銃を奪った。さあ、今度はケンたちが王様を射とうと思った時は、拳銃にはもう弾が入ってなかった--。

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2020/11/15

2020/11/19

60点

VOD/その他/レンタル/タブレット 


かなり危ないネタも。

ネタバレ

配信タイトルは、「狼少年ケン/第9話 トーテムポールの魔人」、「狼少年ケン/第13話 ピストル騒動」。

「トーテムポールの魔人」の方は、超自然なお話でトーテムポールに姿を変えられた悪魔が山火事の中でもとに戻してくれとケンたちに懇願する。さんざん悪いことをした悪魔なので信じたらダメだと周囲は言うのだが、ここまで言うのだからきっと本心だと仙人のところにもとに戻すための油を取りに行く。元の姿に戻った悪魔は約束なんて反故にして暴れるのだが、仙人によって再び封じ込まれる。信用するかしないかと言うシリアスな題材のようだが、西部劇のパロディに転じたりと笑いのネタは忘れていない。

「ピストル騒動」の方では、冒頭、ケンが人間を捕まえる罠を仕掛けていて仲間たちに、最近の人間は皆んな上を向いて歩いているらしいから駄目だとか、それは去年の流行歌で、人間の流行り廃りは早いから大丈夫とか言われるように当時のネタが盛り込まれている。罠にかかったゴリラはその後、ジャングルでピストルを拾い、そのピストルで皆を脅す。眠ったら自分の拳銃が盗まれると戦々恐々とするゴリラは、「こんな時に港ルートの眠らない薬でもあれば」などとサラリと言うが、かなり危ないネタ。なお、こちらは原画に大塚康生が参加している。

1964年

2016/10/02

60点

映画館/北海道 


「アラビアの怪人 魔の岩の決闘」と同時公開。
チケットにて確認。