配信タイトルは、「狼少年ケン/第9話 トーテムポールの魔人」、「狼少年ケン/第13話 ピストル騒動」。
「トーテムポールの魔人」の方は、超自然なお話でトーテムポールに姿を変えられた悪魔が山火事の中でもとに戻してくれとケンたちに懇願する。さんざん悪いことをした悪魔なので信じたらダメだと周囲は言うのだが、ここまで言うのだからきっと本心だと仙人のところにもとに戻すための油を取りに行く。元の姿に戻った悪魔は約束なんて反故にして暴れるのだが、仙人によって再び封じ込まれる。信用するかしないかと言うシリアスな題材のようだが、西部劇のパロディに転じたりと笑いのネタは忘れていない。
「ピストル騒動」の方では、冒頭、ケンが人間を捕まえる罠を仕掛けていて仲間たちに、最近の人間は皆んな上を向いて歩いているらしいから駄目だとか、それは去年の流行歌で、人間の流行り廃りは早いから大丈夫とか言われるように当時のネタが盛り込まれている。罠にかかったゴリラはその後、ジャングルでピストルを拾い、そのピストルで皆を脅す。眠ったら自分の拳銃が盗まれると戦々恐々とするゴリラは、「こんな時に港ルートの眠らない薬でもあれば」などとサラリと言うが、かなり危ないネタ。なお、こちらは原画に大塚康生が参加している。