がんばれ!ベアーズ

がんばれべあーず|The Bad News Bears|The Bad News Bears

がんばれ!ベアーズ

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レビューの数

25

平均評点

75.1(182人)

観たひと

317

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18

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基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1976
公開年月日 1976/12/4
上映時間 102分
製作会社 スタンリー・R・ジャッフェ・プロ作品
配給 パラマウント映画=CIC
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

アメリカ西海岸の町にある少年野球リーグを題材に、お荷物的存在のチーム『ベアーズ』が、奮戦しながら勝ち抜いていく姿を描く。製作はスタンリー・R・ジャッフェ、監督は「候補者ビル・マッケイ」のマイケル・リッチー、脚本はビル・ランカスター、撮影はジョン・A・アロンゾ、全編に流れる音楽はビゼー作曲の『カルメン』で、編曲はジェリー・フィールディング、編集はリチャード・A・ハリス、美術はポリー・プラットが各々担当。出演はウォルター・マッソー、テイタム・オニール、ヴィック・モロー、ジョイス・ヴァン・パッテン、ベン・ピアザ、ジャッキー・アール・ヘイリー、アルフレッド・W・ラター、ブランドン・クルツ、クリス・バーンズなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。ムービーラブカラー、パナビジョン。1976年作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

その昔、サンフランシスコ・ジャイアンツの二軍投手の時代、キャンプ試合で、かのテッド・ウィリアムスを三振にとったことが唯一の誇りである、飲ンベエのプール清掃人モリス・バターメーカー(ウォルター・マッソー)は、市会議員のボブ・ホワイトウッド(ベン・ピアザ)に、地元の少年野球リーグ『ノース・ヴァレー・リーグ』の新チームを『ベアーズ』のコーチを依頼された。今は縁を切ったとはいえ、野球と聞けばやはり胸が躍る。その上、コーチ料も貰えるとあって、引き受けたモースだが、ベアーズのメンバーの練習を見て絶望的になった。これは、という素質を持つ選手が1人もいないのである。キャッチャーのエンゲルバーグは、体重90キロの肥満児で、暇さえあればチョコレートを食う。ピッチャーのルディは強度の近眼、タナー(クリス・バーンズ)はプレーするより喧嘩をしている時の方が多く、オギルビー(アルフレッド・W・ラター)は大リーグの事なら何でも暗記している生字引だが、プレーは全くダメ。その他、ハンク・アーロンを神のように崇めている黒人少年アーマッド、ホワイトウッド議員の息子トビー、英語の通じないメキシコ人の兄弟、そして内気な運動神経ゼロのルパスなどが、ベアーズのメンバーである。さて、ベアーズの第1回戦の相手が、ロイ・ターナー(ヴィック・モロー)率いるリーグ最強のヤンキース。ベアーズは一死もとれずに1回の表で26点取られ、たまりかねたモリスはそのまま、放棄試合にした。この惨敗を見て、ホワイトウッドはベアーズを解散しようとしたが、モリスは逆に闘志をかきたてられるのだった。そこで彼は、以前、つきあっていた恋人の12歳になる娘アマンダ(テイタム・オニール)をスカウトした。アマンダは、モリスに投手としての全てを教えられていたのだ。そしてもう1人、タバコを喫い、いつもハーレー・ダビッドソンを乗りまわしている不良少年ケリー・リーク(ジャッキー・アール・ヘイリー)が強打者であることを知り、スカウトした。この2人の加入によって、ベアースは見違えるようなチームになり、以後は連戦連勝、ついにヤンキースと優勝決定戦を争うことになった。今やモリスはベアーズを勝たすためには手段を選ばず、外野に飛んだボールは全てケリーに取るように命じたため、チーム内で内紛が起きようとした。だがヤンキースのターナー・コーチが自分の息子で投手をしているジョイ(ブランドン・クルツ)が命令を聞かなかったために、殴るという事件をきっかけに、モリスは勝負にこだわることを止め、最終回にベンチに残っていたオギルビーやルパスも出場させた。結局この回に4点とられたベアーズ、その裏、3点を返すが負けてしまった。表彰式。優勝したヤンキースはベアーズの健闘を讃えたが、ベアーズのメンバーは「同情なんて、いらないや!」と準優勝トロフィーを放り投げるのだった。(パラマウント映画=CIC配給1時間43分)

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2011年12月下旬号

第二回 午前十時の映画祭:「がんばれ!ベアーズ」「ヤング・ゼネレーション」

1976年12月下旬号

外国映画批評:がんばれ!ベアーズその1

外国映画批評:がんばれ!ベアーズその2

外国映画紹介:がんばれ!ベアーズ

1976年11月上旬号

特別カラー・グラビア:「がんばれ!ベアーズ」

グラビア:「がんばれ!ベアーズ」

特集 「がんばれ!ベアーズ」:1 〈座談会〉 「がんばれ!ベアーズ」は子供の世界を描いた大人のためのメルヘンなのだ・・・ 山藤章二×前田陽一×松井猛×黒井和男

特集 「がんばれ!ベアーズ」:2 マイケル・リッチーと悪評さくさくたる人たち(ザ・バッド・ニューズ・ベアーズ・メン)

特集 「がんばれ!ベアーズ」:分析採録

2016/08/01

2016/08/01

70点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


強い

強いベアーズ、次は優勝だ

2016/08/01

30点

選択しない 


シナリオと演出のあざとさばかりが際立つ後味の悪い作品

 原題""The Bad News Bears""で厄介者ベアーズの意。
 落ちこぼればかり集めた少年野球チーム・ベアーズのコーチを任された、元マイナーリーグ選手がベアーズを決勝戦に導く物語。
 このコーチ(ウォルター・マッソー)自身が、野球人としても父親としても落ちこぼれで、ウイスキーをビールで割って飲むような飲んだくれ。かつて英才教育を施した娘(テイタム・オニール)と不良の少年でチームを強化し、最後はチーム一丸となって、というよくあるコンセプトのストーリーで、それなりに楽しめ人気となったことから続編も製作された。
 基本は子供が主体のコメディーだが、シナリオ的には問題も多く、バイクを乗り回す少年から煙草の火を借りたり、試合に勝って子供たちがビールで祝杯を挙げるシーンもある。そうしたことが、落ちこぼれだが話の分かる大人という前世紀的な発想で作られていて、ストーリーの粗さにも繋がっている。
 そもそも野球をやったことのないような少年ばかりのベアーズが、リーグに存在していることが不自然。コーチに対しても不遜で、話の分かる大人同様、ステレオタイプな落ちこぼれの糞ガキを強調する意図があざとい。
 二人が加入して見違えるように快進撃する試合のシーンに付ける劇伴音楽、ビゼーの『カルメン』がまた恥ずかしいくらいにあざとい。
 投げ過ぎで肘を痛めている娘にバケツの水で冷やさせて投げさせたり、わざとデッドボールをとらせたり、勝つためになりふり構わず指示を出して子供たちの反発を買い、ラストで心を入れ替えて負けてもいいから全員野球という180度の転換もあざとい。
 ライバルチームのコーチも大人げない作戦指示で醜さを発揮し、心を入れ替えたベアーズ・コーチと対照をなすという勧善懲悪の使い古された作劇の手口もあざとい。
 全編に渡ってシナリオと演出のあざとさばかりが際立ち、落ちこぼれ少年たちが野球に夢を見出すという清新なコンセプトが、大人の計算づくの意図丸出しで薄汚れてしまい、後味の悪い作品となっている。

2016/07/25

2016/07/26

85点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


本当の勝利

ボールも満足にキャッチできないダメ少年野球チーム。けんかっ早いチビや、菓子ばかり喰ってるデブなど、個性的な面々が魅力的。監督のバターメーカーがまた飲んだくれで、演じているウォルター・マッソーが実にいい味の芝居を堪能させてくれる。教える方も教えられる方もダメダメなのだが、マイナスにマイナスを掛けるとプラスになるから不思議。彼らなりの頑張りには勇気をもらえるほどではないが、温かい気持ちが湧いてくる、封切り当時から好きな映画だ。

ダメチームがのし上がっていくのは、ピッチャーのアマンダと、不良だが運動神経抜群のケリーの入団から。アマンダ役のテイタム・オニールの可愛らしいこと。小遣い稼ぎしている時の大人っぽい衣装姿もキュート。独特のフォームのピッチングもかなり練習したと思われる。ケリー役のジャッキー・アール・ヘイリーの、タバコを吸ってハーレーを乗り回す不良振りも様になっている。本作ではとても輝いている2人だが、後々ほとんど活躍できなくなってしまったのは淋しい限り。ヘイリーが復活を果たすのは、『リトル・チルドレン』あたりか。

音楽はビゼーの『カルメン』を全編にまぶして、コミカルに効果的。意識していなかったが、本作はジャンルにするとコメディ。情けないプレイをニヤニヤしながら見守り、口だけは達者な少年たちにやりこめられるバターメイカーの姿を、笑いながら楽しめる。

スポーツも楽しみながらやれれば一番いいのだが、少年野球とはいえ、強くなってきたらきたで、それだけでは済まなくなってくるのが厳しい。勝つのが目的ならば戦術も必要で、勝つ為のバターメーカーの指示が、チームにヒビを入れてしまう展開はつらい。本作が素晴らしいのは、それらを乗り越えて新境地に達するバターメーカーの遅咲きの覚醒と、本当にやる気を起こした子供たちの成長が感じられること。ダメ人間たちが、勝ち負けだけではない本当の勝利をつかむまでの物語。

2016/07/22

2016/07/23

80点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


東西の横綱『ロッキー』と『ベアーズ』

◎ 全くダメな選手またはチームが悪戦苦闘の末に優勝するか、あるいはいいところまでいくというスポーツ映画は枚挙にいとまがない。あまたの作品群の中で代表選手を挙げるとすると、個人スポーツでは『ロッキー』、団体スポーツではこの『がんばれ!ベアーズ』が最右翼と思う。この手の作品では、前半で描かれるダメさ加減がひどければひどいほど、ラストでの感激が増す。つまりビフォーとアフターの差は大きいほどいい。もちろんやりすぎるとしらける。ベアーズの面々もとても決勝戦に進む器ではないが、コメディ・タッチであることと「カルメン」の景気のいい音楽が許容範囲を広くしてくれる。
◎ 子供たちのスポーツの試合を見ていると、まるで自分が試合をしているような自意識過剰の監督やコーチをよく見かける。いや、10人中8人までがその手の大人といっていい。醜い大人の見本のようなものである。そんな大人の監督と試合を楽しみたい子供たちの関係を決勝戦の勝敗に絡めたところがいい。これで3度目だが、何度観ても楽しかった。

2016/07/18

2016/07/20

-点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


ジャックのバド割

マッソー演じる元マイナーリーグの投手で今はプール清掃員の中年男が少年野球場へポンコツ車で乗りつけざまに後部座席に置いたクーラーボックスから抜いてリングプルを引き中身を少し捨てたバドワイザー缶にダッシュボードから取り出したポケット瓶のジャック・ダニエルズを注いで呑むという本作開巻の一連は、ポール・ニューマン演じる探偵が酔い覚ましに珈琲を淹れようとするも挽豆が切れており仕方なく屑入れから掬い出した前日の出涸らし分で淹れて飲むという『動く標的』の開巻の一連と並び、台詞には依らずに役者の動きを追う映像と付随音で主人公の性格と現状を端的に伝えた映画話法の範例かと。

1980年代

2016/07/17

58点

テレビ 


のびのび感

貧乏野球チームという事でユニフォームは広告付きで、それにかけて映画にもスポンサーになってもらってんだろうな。随分とお金のかかってない映画だね。俳優さんも自由にゆったりやっている感じ、のびのび感があります。テータム・オニールの速球が凄かった!