雑兵として徴発された百姓達が、仲間の危機を救うために活躍する物語。勝新太郎、船越英二などシリアスな演技を得意とするスターが、ここでは喜劇を演じる。
船越英二のとぼけた味が良い。また勝新太郎もタイトルの清水昆のマンガから抜け出してきたような味のある演技。
脇役はいろいろな喜劇人がでるが、アチャラカではなく、まじめにその持ち味を生かした演技をしている。
船越の「雑草の悔しさ、苦しさを本当に知っているのは雑草だけだ」といって仲間から敵陣に向かって離れていくシーン。そのあと勝を残して一人、また一人と助けに行くシーンはとても良い。
感動のラストシーン。