次郎長と小天狗 殴り込み甲州路

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次郎長と小天狗 殴り込み甲州路

レビューの数

5

平均評点

61.0(13人)

観たひと

29

観たいひと

4

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/9/22
上映時間 86分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演北大路欣也 大前田栄次郎
柳永二郎 大前田栄五郎
中村時之介 陣場の喜助
島田兵庫 清吉
本郷秀雄 半次
薄田研二 海老屋甚八
有馬宏治 藤吉
長田健二 乾分A
利根川弘 乾分B
小林哲子 お喜代
星十郎 ぬけ六
木内三枝子 お米
藤本二三代 朝駒太夫
玉喜うた子 お千賀
西崎みち子 お鶴
菊村光恵 お晴
丘郁夫 朝吉
中村錦司 勘兵衛
阿部九洲男 歳居のども安
小田部通麿 栃川伴之進
国一太郎 大六
遠山金次郎 とんび松
鈴木金哉 坊主丑
阿波地大輔 ひょろ竹
大城泰 十吉
山形勲 黒駒の勝蔵
汐路章 鉄蔵
波多野博 仙太
小山田良樹 弥左
小田真士 町役人
堀正夫 間瀬紋太夫
楠本健二 堀金大之進
南方英二 赤根川彦八
有川正治 両貝万十郎
笹みゆき おきぬ
凰衣子 お杉
片岡半蔵 茂作
中根真佐子 およし
佐々木松之丞 客A
堀宏太郎 客B
香住佐久良夫 船頭
若井緑郎 牢役人
那須伸太朗 合力
近江雄二郎 壷振り
藤本英夫 侍A
田中亮三 侍A
唐沢民賢 侍B
暁一夫 飛脚
野村鬼笑 宿屋亭主A
ジェリー藤尾 森の石松
田中春男 法印大五郎
加賀邦男 桶屋鬼吉
大前均 相撲常
河原崎長一郎 増川仙右衛門
水島道太郎 大政
中村錦之助 清水の次郎長

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

村上元三原作“喧嘩笠”より「千姫と秀頼」の監督マキノ雅弘と「勢揃い関八州」の結束信二が共同で脚色、マキノ雅弘が監督した遊侠もの。撮影は「やくざ判官」の吉田貞次。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

上州大前田の栄次郎は、小天狗と呼ばれる痛快な若者。しかし、血気にはやる余り、騒ぎを引き起して旅に出された。その留守に大前田を訪ねたのが清水の次郎長一家。栄次郎の身代りに牢にいる栄五郎を訪ねた次郎長は「海老屋甚八から、娘の婿が決るまで縄張りをあずかってくれと頼まれた」と挨拶、栄五郎は栄次郎の身柄を頼んだ。その栄次郎はスカンピンで、フラフラと甚八の家にたどりついたが、娘のお喜代が美人なので元気が出た。ある夜、誘われて始めて賭場へ行ったのだが、その隙に海老屋の縄張りを狙っていた武居のドモ安一味が喜八を殺すということになった。責任を感じた栄次郎は、ドモ安を叩っ斬るために飛び出した。その直後に着いた次郎長一家、すぐさまお喜代を連れて旅立った。栄次郎が次郎長一行と巡り合ったのは、ドモ安が甲州は黒駒の勝蔵の許に逃げこんだことを知り、一家が殴り込みに出発する寸前だった。栄次郎は自分一人でドモ安を叩くから手を引いてくれと申し込むが、次郎長はお喜代を連れて大前田に帰れと相手にせず、甲州へと向った。折から甲府は年一度のお祭りだった。安心しきったドモ安と勝蔵は料亭で、折から来演中の朝駒太夫一座を呼んでひと騒ぎすることになった。いざ踊りが始まると、股旅やくざが出て来た。顔を隠していたその男が笠を取れば、笠に「喧嘩状・大前田栄次郎」とある。そこに躍り込んだ次郎長一家、一座は凄じい修羅場となった。やがて、栄次郎はドモ安を叩っ斬り、お喜代にトドメをまかせた。勝蔵はその勢いに呑まれ、御用風を吹かせるスキがなかったのは勿論である。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1962年11月上旬号

日本映画紹介:次郎長と小天狗 殴り込み甲州路

2025/10/10

2025/10/10

60点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


次郎長(中村錦之助)は脇に回り、大前田栄五郎の息子栄次郎(北大路欣也)が主役を務める。ヒロイン役の中村哲子が可愛い。

2025/02/25

2025/02/25

-点

映画館/東京都/ラピュタ阿佐ヶ谷 

『次郎長と小天狗 殴り込み甲州路』。爽やかさ抜群のお嬢役の小林哲子、可愛らしい。ムウ帝国皇帝と同一人物とは思えない。お付の女中は木内三枝子(三島ゆり子)。こちらもお嬢に負けず劣らす可愛らしい。まだ、本名時代の駆け出しの頃。護摩の灰の本郷秀雄、楽しいキャラ。加賀邦男の名古屋弁。

2021/04/18

2021/04/18

35点

テレビ/有料放送/時代劇専門チャンネル 


北大路欣也主演

まだまだ子供、痩せてる姿は良い。

2021/03/06

2021/03/16

62点

テレビ/有料放送/時代劇専門チャンネル 


安定した娯楽時代劇

北大路欣也にとって初めてのマキノ作品である。ゆとりが無いというか、遊び心が無いというか、ちょっと固い。「三屋清左衛門残日録」やソフトバンクの犬(声)など、最近の彼の成熟ぶりからすると、全く違う人に見える。
小林哲子が北大路を巧く支えている。彼女もマキノ作品は初めてのはずだが流れに乗っている。バストショットで北大路が話しているときの画面奥での受けの表情など抜群である。島崎雪子が「赤城の血祭り」で、淡島千景と桂木洋子が「武蔵と小次郎」で、左幸子は「人生とんぼ返り」で、マキノ作品初出演にも関わらず好演していたが、それに劣らぬ出来栄えである。しかし、時すでに遅し。映画界全体が自力でスターを育てる力を失って、テレビのスターに依存し始める時代に入っていた。

話の筋道にまとまりがあり、脇役陣も中村錦之助は別格にしても、薄田研二や山形勲、水島道太郎をはじめ厚みがあって、楽しい時代劇にまとまっている。

2016/05/19

2016/05/19

60点

テレビ/有料放送/東映チャンネル 


ありきたり

次郎長と名がついているが、主役は小天狗。
大前田英五郎の息子英次郎のやくざとしての成長を描く。
パターンはマキノの次郎長で歌あり、ワッショイありの定形もの。取りたてて評価するほどのものでは無い。