愛と悲しみと

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愛と悲しみと

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平均評点

64.0(1人)

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ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/7/29
上映時間 86分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督大庭秀雄 
脚色柳井隆雄 
大庭秀雄 
原作檀一雄 
製作小松秀雄 
撮影長岡博之 
美術芳野尹孝 
音楽池田正義 
録音小尾幸魚 
照明小泉喜代司 
編集杉原よ志 
スチール梶本一三 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演岡田茉莉子 姉・弥江子
倍賞千恵子 妹・由紀子
夏川静江 母・伸子
津川雅彦 黒田武
山内明 鷹野
早川保 堂本
浜村純 山本
高宮敬二 吉田
吉野亜梨沙 民子
富永ユキ 正子
和地広幸 信一
竹田法一 雑貨屋の主人
小瀬朗 観光協会事務員
桜むつ子 患者の母
藤田貢 運転手
槙芙佐子 下宿のおばさん
大塚君代 看護婦
後藤泰子 旅館の女中
高木信夫 農協の事務員
水上令子 客人
真塩洋一 郵便配達人
水木涼子 美容師

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

檀一雄原作『風と雲雀と丘』より、「君の名は」のコンビで「川は流れる」の柳井隆雄と「京化粧」の大庭秀雄が共同で脚色、大庭秀雄が監督したメロドラマ。撮影は「しのび逢い」の長岡博之。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

西伊豆の蜜柑山に母伸子と住む由紀子は、東京の医学生武との間に縁談が進んでいる。彼女の姉弥江子も年下の武を好きだったが、三年前、鷹野と結婚した。休みを利用して武は伊豆へ来た。由紀子の理想は、この丘で小さな保育園を開き、武の病院を建てることである。台風に見舞われた蜜柑畑で、二人は衝動的に接吻をかわした。翌日、北海道から弥江子が娘民子をつれてやって来た。肋膜を患ってからファイトを失い、牧場にこもっている夫との生活にあきたらず、東京で華やかに生きたいのである。東京に帰った武の下宿を、北海道へ戻る弥江子が前ぶれもなく訪れた。銀座で食事をして、武は弥江子を上野駅に見送った。楽しい夏休みを、武は由紀子の家で送ることにきめた。そんなある日、夫と衝突した弥江子から、迎えに来てほしいと伸子に電報が届き、武が代りに北海道へ向った。札幌駅に武を出迎えた弥江子は、夫の貯金を盗み出し逃げるように武を促して汽車に乗った。しかし、ネブタ祭りのため、急行券の買えぬ二人は十和田湖畔の宿に泊り、遂にあやまちを犯してしまった。武は良心の苛責から結婚を迫ったが弥江子は二人だけの秘密にしたいと主張して譲らない。西伊豆へ着くと、民子が日本脳炎で三島の病院に入院、弥江子の夫も北海道から駈けつけて大騒ぎになっていた。由紀子は民子を病気にしたのは自分だと武に語った。照りつける太陽の下で、武の帰りを待ち続けたのがいけなかったのだ。弥江子は後遺症となったわが子に心を痛め、強度の神経衰弱で病床についた。武は由紀子に弥江子とのあやまちを告白して、東京に帰った。秋になって民子は退院したとき、弥江子は岬から身を投げて死んだ。輝くような蜜柑山で武は由紀子に別れをつげ、悄然と去った。

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1962年9月上旬号

日本映画批評:愛と悲しみと

1962年7月下旬号

日本映画紹介:愛と悲しみと