タイトルにあるBGは現在のOLのことで、今となっては死語になっているか。東宝カラーを打ち出したような会社ものの一本。丸山監督の作品ということで期待して鑑賞したのだが、稲垣隆のしつこさにはいくらなんでもうんざりしてしまう。そういうドロドロした憎愛のドラマより、もっとこぢんまりしたところ、ヒロイン・星由里子を中心としたBGたちの日常生活、喜怒哀楽、人間模様、兄妹の愛情を描いていけば監督らしい内容になったのに、とやや残念に思う。
この頃の監督のフィルモグラフィーを見ると、リズム&テンポの良い軽快なタッチの、若々しささえ感じさせる内容の作品が顕著になってきたように思う。「悪魔の接吻」(1959年)からだろうか?翌年の「地方記者」(1962年)なんかもそんな印象を受ける。フランキー堺主演で、夏木陽介&星由里子がカップルならなおさらか。