高校生心中 純愛

こうこうせいしんじゅうじゅんあい|Love for Eternity|----

高校生心中 純愛

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レビューの数

2

平均評点

54.9(10人)

観たひと

21

観たいひと

2

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス
製作国 日本
製作年 1971
公開年月日 1971/3/6
上映時間 84分
製作会社 大映東京
配給 ダイニチ映配
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督帯盛迪彦 
脚本柴田久恵 
企画進藤重行 
撮影喜多崎晃 
美術山口煕 
音楽伊部晴美 
録音高橋温生 
照明渡辺長治 
編集中静達治 
助監督程原武 
スチル大葉博一 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演関根恵子 宇野洋子
篠田三郎 丘谷由夫
若倉慶 仲本保
加藤武 宇野博之
荒木道子 宇野とみ子
塩島昭彦 宇野修一
美川陽一郎 丘谷武夫
竹里光子 丘谷とし子
金子研三 丘谷卓郎
遠藤哲平 仲本英彦
新宮信子 仲本のぶ子
小山内淳 林田刑事
河島尚真 農夫
望月節子 農夫
木島進一 山内先生
原田玄 刑事
村田扶実子 小母さん
佐伯勇 新聞記者
井上大吾 新聞記者
南村宏二 テレビ記者
武江美雄 週刊東洋記者
中館慎吾 週刊東洋カメラマン
伊東光一 裁判長
松任谷国子 インタビュアー

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

変わらぬ愛を誓い合った高校生が、その愛を貫くために雪山で自ら命を断つ純愛映画。「高校生ブルース」「おさな妻(1970)」の関根恵子が主演する。脚本は柴田久恵。監督は「新・高校生ブルース」の帯盛迪彦、撮影は「高校生番長 深夜放送」の喜多崎晃がそれぞれ担当。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

青城高校二年生の丘谷由夫と宇野洋子は、共にスポーツで汗を流し、勉強に励み、将来について夢と希望を持って語り合う爽やかなカップルだった。ある日、授業中校長室に呼ばれた由夫は真青な顔をして、そのまま早退してしまった。心配した洋子は、級友の仲本を誘って由夫の家を訪れ、由夫の兄が父親を殺したと知らされた。兄の卓郎が、親友である赤軍派の幹部と刑事である父親の間に入って悩んでいたこと、今朝も革新派学生の情報を掴もうとする父と激しく口論していたことを語り、共に良い兄貴であり良い父だったのにと呟やく由夫に、洋子は深い同情をよせた。宇野家では、由夫の家族に無責任な批判がなされ、母親のとみ子は洋子に殺人犯の家族という理由で由夫との交際を禁じた。宇野建設の社長で、近々参議院に出馬する父親博之の世間体をおもんばかって、娘の友情を踏みにじろうとする大人たちに洋子は激しい怒りと悲しみを覚えた。由夫の災難はまだ続いた。母親が心痛のあまり急死してしまったのである。家庭も未来も失いながら、兄の裁判費用のために高校を中退して働くという由夫の優しさと行動力に洋子はますます惹かれた。由夫が両親のお骨を持って郷里の信州に帰ると聞いた洋子は駅にかけつけ、どうしても別れることができず汽車に乗ってしまった。尊属殺人犯の弟と家出娘というレッテルが取れるまで、兄妹として暮すことを誓い合った二人は懸命に働きだした。しかし、倖せな二人の生活も長くは続かず、宇野家からの捜査願いによって由夫は誘拐犯人として逮捕され、洋子は家に連れもどされた。卓郎の裁判の日、傍聴席で再会した二人は、卓郎に死刑が言い渡され、卓郎自身も控訴を望まず死刑を待っているのを知って呆然とする。二人は、洋子の家族に結婚の許可を求めるが、洋子は部屋に軟禁され、由夫は屈辱的な言葉を浴びせられて追いかえされた。数日後、とみ子に言いふくめられた仲本は、洋子をドライブに誘うが、このチャンスに由夫のもとに行こうとする洋子を見て嫉妬に狂い洋子に襲いかかり、運転を誤って転落死してしまう。一瞬のすきに車を飛びだしてかけつけてきた洋子と、これを優しく迎えた由夫は、思い出の信州を訪れた。二人の愛に生きたいという願いのために、二人は自らの命を断ちに、降りしきる雪の中を山奥深く消えていった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2017/12/13

2017/12/14

65点

映画館/大阪府/シネヌーヴォ 


ママゴトのような2人の生活がユートピアのよう

定石通りの純愛心中物で高校生と言うのは少し辛いが清潔感のある篠田三郎と全くの世間知らずのお嬢様を演じた関根恵子の2人はお似合いだったし、ママゴトのような2人の生活がユートピアのように楽しそうで微笑ましかった。

1971/03/09

2012/03/02

45点

映画館 


身分が違います的恋愛

ブルジョア娘と貧困家庭の青年の恋。最後に心中することで結ばれる。陳腐。ラストの幻想的ベッドシーンの表現力の乏しさはもう恥ずかしくて…。