与太郎戦記 女は幾万ありとても

よたろうせんきおんなはいくまんありとても|----|----

与太郎戦記 女は幾万ありとても

amazon
レビューの数

1

平均評点

47.3(4人)

観たひと

8

観たいひと

1

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1970
公開年月日 1970/4/18
上映時間 84分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督弓削太郎 
脚本舟橋和郎 
原作春風亭柳昇 
企画関幸輔 
撮影上原明 
美術後藤岱二郎 
音楽池野成 
録音三枝康徐 
照明久保江平八 
編集糸井敬男 
スチル椎名勇 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演フランキー堺 秋本与太郎
長門勇 浅井班長
玉川良一 南一等兵
長谷川待子 奈美子
長谷川待子 お吉
都家かつ江 浅井の妻おかつ
望月節子 看護婦
夏木章 山崎隊長
田武謙三 平岩准尉
春風亭柳昇 梶軍曹
三夏伸 中山上等兵
仲村隆 荒川上等兵
柳亭痴楽 師団長
三遊亭円右 部隊長
村田扶実子 大森うめ
梅津栄 三助
中原健 小島
豪健司 前田
荒木康夫 三木
佐山真次 奥田
伊奈久男 松尾
船田精二 飯島
原田玄 平野曹長
竹里光子 山崎隊長の夫人
北城寿太郎 皆川三等兵曹
中田勉 菊池水兵長

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

舟橋和郎が前作「新・与太郎戦記」に続いて脚本を書き、「いそぎんちゃく」の弓削太郎が監督したシリーズ第四作。撮影は「続・いそぎんちゃく」の上原明が担当。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

女を入れない内務班に婦人が一日入隊することになり班内は蜂の巣をつついたような大騒ぎ。とくに与太郎や浅井班長はこのうえもない張りきりよう。さらに、その中に抜群のカワイコちゃん奈美子をみつけてからというもの、二人はあの手この手の接近合戦を開始した。与太郎には幸運の女神がついてまわった。彼が縫工場勤務を命じられると、奈美子も勤労動員で後を追ってくるという工合である。ここでは、博奕好きな梶班長の影響で、昼休みになるとオイチョカブが開帖されていた。与太郎は負けるにとどめるを知らず、ついに裸踊りを一さし舞うはめになった。また、仲間に加わった奈美子は女賭博師もどきの強さを発揮、兵隊たちを呆然とさせた。その頃、内務班では、ヤクザ出身の南一等兵が、物議をかもしだしていたが、与太郎の名案でこれを収めた。この一件で中隊当番に抜擢された与太郎は、営倉に入れられた南を偵察中、何となくウマが合うのを感じた。しかし、与太郎に乗馬訓練中、落馬した山崎部隊長の容態を、早とちりして、家族に死亡通知を出したことから、野戦行きの転属命令が下った。野戦行きまでの数日間与太郎は温泉にくつろぐが、そこで変態ぎみの田熊に迫られた。難をのがれた与太郎は、小料理屋で、奈美子と瓜二つの酌婦お吉と知り合い、やっと童貞を捨てられると思いきや、またしてもそれを果たすことなく、戦地に赴いていった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1970年5月上旬号

日本映画紹介:与太郎戦記・女は幾万ありとても

2016/10/08

2016/10/27

5点

映画館/東京都/ラピュタ阿佐ヶ谷 


あまりの酷さに茫然

ラピュタ阿佐ヶ谷のフランキー特集で「与太郎戦記」の第2作を初めて観ましたが、舟橋和郎ともあろう者がこんなふうに書き殴ったような雑な脚本を手掛けるのだろうかと訝しく思うほど酷い本ですし、弓削太郎が輪をかけて酷い演出を見せ、ラスト近く、フランキーが連れてゆかれた海軍基地に、長門勇や玉川良一が乗り込み、海軍兵と繰り広げる喧嘩場面のアクションなど、高校の映研でももっとちゃんとしたアクションを撮ると思うほど、殴る・蹴る・倒れるといった基本的な動作すら付けられておらず、あまりの酷さに茫然としました。