狂い咲きサンダーロード

くるいざきさんだーろーど|----|----

狂い咲きサンダーロード

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レビューの数

36

平均評点

75.0(223人)

観たひと

335

観たいひと

51

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基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション / バイオレンス / パニック / ドラマ
製作国 日本
製作年 1980
公開年月日 1980/5/24
上映時間 98分
製作会社 狂映舎=ダイナマイトプロ
配給 東映セントラル
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 1:1.78
上映フォーマット 16mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演山田辰夫 
戎谷広 
大池雅光 幸男
中島陽典 英二
上谷忠 久米
木村明宏 氏岡
清末裕之 中村
広世克則 小熊
大関正洋 寺山
小林稔侍 
小島正資 
南条弘二 
北原美智子 典子
大森直人 小太郎
吉原正皓 オッサン
森村明美 仁の女

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

幻の街サンダーロードを舞台に、権力の力に日和った暴走族や右翼に戦いを挑む暴走少年の姿を描く。脚本は「高校大パニック」の石井聰亙、平柳益美、秋田光彦の共同執筆、監督も同作の石井聰亙、撮影は笠松則通がそれぞれ担当。(16mm)。2015年夏、逸失したと思われていた1980年撮影当時の本編16mmネガ・フィルムが、再発見された。クラウド・ファンディングにより資金を調達、デジタル修復が行われ、2016年12月10日より劇場再公開が実現した。2025年8月22日より、オリジナル16mmネガからリマスターされたオリジナルネガ・リマスター版で上映する(配給:トランスフォーマー)。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

幻の街サンダーロード。街中の暴走族が集まり、警察の圧力で、「愛される暴走族、になろう」ということで、グループの解散の会議が開かれていた。“魔墓狼死”のリーダー・健もその中にいた。そこへ、“魔墓狼死”の特攻隊長、仁が仲間を連れて現われ、出席者をメッタ打ちにしていった。仁は権力に屈服する暴走族に我慢がならなかったのだ。サンダーロードは仁たちの天下となった。一方、これを心よく思わないグループは報復に出た。この両者の睨み合いの中に“魔墓・狼死”のOBで、今、右翼団体のオルグ、剛が現われた。そして、仁、茂などが剛に引き取られることになった。訓練の毎日が続き、茂はしっかりした右翼青年になり、剛の愛人にもなった。しかし、根っからのハミダシ者の仁は、そんな生活も馴染めず、組織から去っていく。サンダーロードに帰って来た仁を、平和を乱されると、暴走グループが襲いかかった。仁の意識が戻ったとき、片手、片足がなかった。再びオートバイに乗れない体になった仁は、シャブ中毒の悪ガキ小太郎と指名手配中のマッドボンバーのオッサンに出会う。そして、二人の協力で仁は全身武装の殺人マシーンとして蘇る。自分をこんな体にした暴走連合軍や剛に憎悪をたぎらせ、三人の軍隊はサンダーロードに向かう。動揺する街。連合軍は右翼と結託し、仁をこの世から抹殺する謀議を図る。軍団を陣頭で指揮するのは、かっては仁の部下であり、今ではすっかり成長した茂だ。オッサンのバズーカ砲が火を吹き、戦いの火ぶたは切っておとされた。オッサン、小太郎の協力で、次々と敵を倒し、激しい戦いの末、仁は遂に連合軍を倒すのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1980年10月下旬号

日本映画紹介:狂い咲きサンダーロード

1980年10月上旬号

日本映画批評:狂い咲きサンダーロード

1980年9月上旬号

グラビア:狂い咲きサンダーロード 撮影日誌 緒形明

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特集 「狂い咲きサンダーロード」:座談会 映画はスピードだよ、巨匠 石井聰亙×泉谷しげる×戸井十月

1980年7月上旬号

キネ旬試写室:狂い咲きサンダーロード

1980年6月上旬号

グラビア:狂い咲きサンダーロード

2025/09/27

2025/10/01

-点

映画館/石川県/シネモンド 


最高の稔侍!

ネタバレ

泉谷しげるさん! 素晴らしい音楽 美術 存在
始まりの音と映像が素晴らしい 終わりも最高
坊ちゃん渋っ! 女の子さん達の笑顔かわいい

2025/09/01

2025/09/01

88点

映画館/東京都/シネマート新宿 


ハミダシ者の暴走

ネタバレ

様々な暴走族グループが鎬を削る未来都市サンダーロード。
だが、警察の圧力により敵対していたグループはそれぞれに休戦協定を結び、中でも過激な武闘派として恐れられた魔墓狼死(まぼろし)のリーダー健は、グループの解散を宣告する。
この決定に納得できないハミダシ者の仁は、茂や英二、幸男、忠など数人の仲間を引き連れ暴走を繰り返す。
いつしか仁は様々なグループに敵視されるようになり、ついに巨大な連合から制裁を加えられてしまう。
そんな仁を救ったのが魔墓狼死の創始者であり、ゴリゴリの右翼団体の代表である剛だった。
剛は仁を立派な男に育てることを約束し、連合に手出しをさせないようにする。
こうして仁はお国の未来(?)のために働くことになるのだが。

とにかく細かい説明なしに観客を映像の世界に引き込む演出の巧さが際立っていた。
演者の演技は拙い部分が多いのだが、それを補って余りあるほどのエネルギーに満ちている。
このような泥臭くサイケデリックな作品はもう作られないだろう。
泉谷しげるの音楽の効果も絶大で、時代のパワーを感じさせる作品だった。
ロックで構成された作品ではあるが、剛が『君が代』を歌いながら仁の前に現れたり、盛大に軍歌が流れたりと、かなり異様なバリエーションに富んでもいる。
スーパー右翼による時代錯誤な槍の訓練シーンなど、かなりコメディに振り切った演出も面白い。
初めは弱々しかった茂が、右翼の訓練により面構えが男らしく変わっていく様も印象的だった。
しかし、それは決してプラスな印象ではない。
後半の茂からは人としての温かみや優しさが一切感じられない。
剛により洗脳されてしまったといってもいい。

一方、ずっとハミダシ者で暴れることしか知らない仁は、最後まで人間らしく足掻き続けようとする。
スーパー右翼を抜けた途端に彼は攻撃を受け、片手と片足を失う。
復讐のために武器を集めて連合を迎え撃つ仁の姿は、まるでサイボーグのようだ。
クライマックスの乱戦シーンはカオス。
最後に仁がどうなったのかは直接描かれないが、ラストカットと冒頭のシーンが繫がった時に、その答えがはっきりする。

2025/09/01

2025/09/01

100点

映画館/兵庫県/元町映画館 


おもしろいじゃねえよ、やってやろじゃねえょ

この映画観る時、魂を込めて自分自身と向き合っている。鑑賞、考察など洒落臭いものを18歳の自分が拒み続け、「映画を体験する」ことにエクスタシーを覚え、その快楽を求めてどこまでも足を運ぶ、なぜならそれこそがサンダーロードがサンダーロードたる証。45年の時を経て連日のソールドアウトが答えなのかも知れない。
#狂い咲きサンダーロード#石井聰亙#山田辰夫#小林稔侍#泉谷しげる#卒業製作#神戸元町映画館#公開45周年記念#仁さん

2025/09/01

2025/09/01

82点

映画館/愛知県/伏見ミリオン座 


さわやかな青春映画

一生懸命で真っ直ぐでがむしゃらで。

「ブレーキどうすんだよ?」

2024/11/01

2024/11/02

100点

映画館/愛媛県/シネマルナティック 


石井聰亙世代の金字塔

私を含めその後の自主映画への影響は計り知れない。全編に渡る疾走感、廃墟や工場群などのゲリラ撮影、ラストの壮絶なアクション、そしてバイク越し山田辰夫の笑み。全国の爆速少年に捧げるのコメントが泣かせる。

#狂い咲きサンダーロード#石井聰亙#山田辰夫#小林稔侍#泉谷しげる#卒業製作#シネマルナティック

2023/05/29

2023/05/29

60点

レンタル 


山田辰夫がひりひりする。

映像の力がすごい。山田辰夫さんのひりひりする演技にしびれました。