妻と女の間

つまとおんなのあいだ|----|----

妻と女の間

レビューの数

12

平均評点

57.1(27人)

観たひと

46

観たいひと

3

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ / 文芸
製作国 日本
製作年 1976
公開年月日 1976/1/17
上映時間 111分
製作会社 東宝映画
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー カラー/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督豊田四郎 
市川崑 
脚本八住利雄 
原作瀬戸内晴美 
製作佐藤一郎 
市川喜一 
田中収 
撮影岡崎宏三 
長谷川清 
美術村木忍 
音楽佐藤勝 
録音林頴四郎 
矢野口文雄 
照明小島真二 
平野清久 
編集池田美千子 
助監督岡田文亮 
山下賢章 
スチル田中一清 
蒔田研一 
製作プロダクション芸苑社 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演三田佳子 安澄
大空真弓 優子
酒井和歌子 乃利子
仁科明子 耀子
梶芽衣子 前田英子
田村高廣 政之
篠田三郎 研一
岡田裕介 
荻島真一 吉岡友四郎
森本レオ 三谷友彦
高杉早苗 須美
曽我廼家明蝶 野口
木内みどり 沢本圭子
真咲美岐 「ミコ」のマダム
辻萬長 「ミコ」の客
木島新一 「ミコ」の客
秋本羊介 「ミコ」の客
伴藤武 「ミコ」の客
吉見哲 研一の連れの男
斉藤美和 安澄の店の客・母
桐生かほる 安澄の店の客・娘
田中文子 三越の女性客
粕谷正治 劇団の若い男
溝口順子 お手伝い
アミアツ子 バーの女

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

美しい四人の姉妹とその夫たち、そして次女の夫の愛人たちが織りなす様々な人間関係を描いた瀬戸内晴美の同名小説の映画化。脚本は「ノストラダムスの大予言」の八住利雄、監督は「恍惚の人」の豊田四郎と「吾輩は猫である」の市川崑による共同演出、撮影は「雨のアムステルダム」の岡崎宏三と、長谷川清がそれぞれ担当。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

宮中へ御料紙を納めていたほどの老舗の桑村紙店の長女・安澄は、大恋愛のすえ京都を飛び出して、現在は着物のデザイナーとして東京に店を持ち、末娘の耀子を養女にして暮している。姉に代って、店を継いだのは次女の優子だが、経営は夫の政之の力に寄るところが大きい。だが、彼は女ぐせが悪く、最近も秘書の前田英子と関係ができ、この事が優子に知られるや、彼女を東京に囲ってしまった。三女の乃利子は、真面目なサラリーマンの卓に嫁ぎ、平和な生活を送っていたが、そろそろ安穏な生活に飽きがきていた。そんな時、雑誌のレポーターの話が舞い込み飛び着いた。そして編集者の三谷に好意を寄せるようになった。四女の耀子は独身で舞台女優の卵であり、政之の弟でテレビのディレクターをしている研一に想いを寄せている。だが、研一は安澄を愛しており、安澄も年下の研一の積極的な愛に惑溺していた。父の二十回忌の法要のため、久し振りに四姉妹が京都に集まった。法要の後、染色工場を訪れた安澄は東京から追って来た研一に逢った。女であることに徹底できない安燈に研一は苛立ちを感じていた。耀子は安澄と同じ染色工芸に打ちこんでいる幼馴染の友四郎と再会した。京都での仕事を頼まれていた乃利子は三谷と会い、車の中で彼に抱かれた。やがて、安澄と研一の関係を知った耀子は家を飛び出したが、街で偶然、英子に会った。耀子には横暴としか思えない政之のために、料理を習っているという英子を見て、ある感動を覚えるのだった。四人姉妹の母・須美が死んだ。須美は、あでやかな色模様の長襦袢を四人に形見分けに用意してあった。あの、つつましい母が、この長襦袢の下に秘かな情熱や恋を潜めて生きてきたのだと、姉妹は思った。研一が事故で重傷を負い入院した。必死で看病した安澄は、久し振りに耀子と会った。だが、耀子の心の中は透明で、すでに友四郎との結婚を決意していた。研一の退院も間近になった頃、安澄は、もう一度、伝統工芸の中に思いきり浸りたいと思うのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1976年3月上旬号

日本映画批評:妻と女の間

1976年2月上旬号

日本映画紹介:妻と女の間

1976年1月下旬正月特別号

グラビア:「妻と女の間」

2020/06/02

2020/06/02

50点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


70年代ってこんな感じ?

4姉妹と言うと「細雪」だったり「阿修羅の如く」だったりするし、出演者もなかなか豪華なのですが驚くほど薄っぺらな物語です。

これが豊田四郎と市川崑ってマジか。

それぞれの迷いや悩みに深みがないというか。受け手の男たちにもいまひとつ魅力とカロリーが足りてないです。辛うじて田村高廣のチャラいおっさんが昭和30年代の無責任男風でリアルでしたが…

1976/01/17

2020/05/06

-点

映画館/東京都 


四姉妹

三田佳子、大空真弓、酒井和歌子、仁科明子の四姉妹の中では大空が良かった。 彼女は、こういうお転婆な感じがいい。

2018/01/30

2018/01/30

80点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


結論、一夫一婦は無理がある

瀬戸内寂聴原作。一夫一婦は、無理がある。結婚したら死ぬまで、他の異性を好きになってはいけないなんて、無理でしょう。
昨今のTVの不倫報道は、バカげている。結婚しても、恋愛の自由を認めるべきだ。

2018/01/12

2018/01/18

58点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


四人四様

四姉妹を中心とした不倫ドラマ。
女性の心の変遷がメインで男達はデラシネ風に右往左往。
テレビドラマっぽいが間延びすることはなく、キャスティングは豪華。
姉妹とはいえそれほど血縁は感じさせない。
少しヘビーな2時間ドラマ。話は尻切れトンボ。
なべてこの世は。

2018/01/14

2018/01/14

7点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


主題歌が強烈に笑える

音楽もダッサダサ。
最近、長男が向田邦子の「阿修羅のごとく」に はまっていて毎日1話ずつ見ている。一緒に見てるが、あれも女流作家による四姉妹の話。これも瀬戸内寂聴による四姉妹の話。
あれに比べるとおっそろしくつまらない。単なるメロドラマでしかない。それもものすごく通俗的で4姉妹の誰にも共感できない。「ケッ!!」という感想しか出てこない。ただ亡くなった母親と枕絵というモチーフは瀬戸内から向田が引用したのかな?向田の方がずっと上手いけど。
谷崎の「細雪」も4姉妹の人生観には共感はできないが大好きな姉妹である。この4姉妹は徹底的な嘘、ただの作り物の木偶人形でしかない。
TV局勤務の篠田三郎が小さな男の子の上に落ちてくるスタジオのライトを身をもってかばうシーンでは大笑い!篠田の部屋には大きなβマックスのデッキがある。酒井和歌子が森本レオに無理やり迫られて応じてカーセックスにおよぶシーンもある。三田佳子、大空真弓、仁科明子、梶芽衣子等、今では大俳優がたくさん出ているが女優はみんな嘘くさい。
男優はいい。特に田村高広が強烈に面白い。関西弁で女好きのやり手の婿を嬉々として演じている。大空真弓(全然だめ!)とのやりとりなんかホント笑える。田村高広を見る映画だった。曾我廼家明蝶もいい。
男は本質的に女を食い物にする生き物だからなのかな?

田村高広、代表作が無いと言われているがこれと《兵隊やくざ》シリーズではないか?

2018/01/12

2018/01/12

-点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


らしい映画‼️