はつ恋(1975)

はつこい|----|----

はつ恋(1975)

レビューの数

3

平均評点

63.3(12人)

観たひと

18

観たいひと

3

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1975
公開年月日 1975/11/1
上映時間 86分
製作会社 東宝映画
配給 東宝
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督小谷承靖 
脚本重森孝子 
原作I・S・ツルゲーネフ 
製作貝山知弘 
撮影中井朝一 
美術竹中和雄 
録音伴利也 
照明高島利雄 
編集池田美千子 
助監督今村一平 
スチル吉崎松雄 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演井上純一 由木原一彦
二谷英明 由木原直彦
南風洋子 由木原雅代
原ひさ子 由木原きく
仁科明子 松宮るお
根岸明美 松宮道子
中村健介 松宮昌夫
笠井うらら はつ
塩崎三樹男 
岸田森 木村
内田勝正 阿川
富川徹夫 沢田

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

16歳の少年が年上の女性に初めての愛を捧げるが、彼女は少年の父の愛人であった、というツルゲーネフの同名小説の翻訳映画化。脚本は重森孝子、監督は「がんばれ!若大将」の小谷承靖、撮影は「デルス・ウザーラ」の中井朝一がそれぞれ担当。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

高校2年、16歳の由木原一彦は、母の雅代と共に、海に近い田舎にある邸宅で受験勉強に取り組んでいた。一彦の父、直彦は、東京高裁最年少の若き判事であり、一彦にとっては尊敬と権威に満ちた存在であった。由木原家の隣に、画家の未亡人と娘が引越してきた。るおというその娘は、気位が高く奔放で、いつも画商の木村、カメラマンの阿川、浪人中の沢田などに取り巻かれ、女王の如くに振舞っていた。ある日、海辺で偶然、るおに出会った一彦は彼女の魅力にとりつかれてしまった。そして、パーティの招待を受けた時、一彦は初めて経験するときめきを覚えた。パーティでるおは、取り巻きの男たちを手玉にとっていたが、一彦にだけは優しかった。その後も一彦は、るおと度々会った。しかし、時には突然ひどく冷淡になる彼女の気まぐれに、一彦の心は激しく揺れ動いた。そんなるおを見ている一彦は、彼女に恋人がいることを直感的に知った。ある夜、一彦はるおの部屋を見張った。現われたのは、父・直彦の姿だった……。それからしばらくして、一彦は母と共に東京に移ることになり、るおに別れを告げに行った。るおは彼女の父親の作品だという彼女のスケッチを一彦に渡した。三カ月程後、一彦は直彦と乗馬に出かけた。途中、一人で林間の道に消えた直彦を探しに行った一彦は、木々の切れ目にるおと直彦の姿を見つけた。るおの腕にムチを振り、次の瞬間抱き合う二人を見て、一彦は疑惑と恐怖に蒼ざめた。直彦が馬の首に一撃を加え走り去った方向で、自動車の急ブレーキと悲鳴が聞こえた……。直彦の葬儀の日、一彦は父のために、るおが来てくれることだけを願ったが、ついに現われなかった。るおが子供を宿したまま病死したことを一彦が知ったのは、それからしばらくの後だった。るおは、子供の父親の名を誰にも知らせていなかった。一彦にはるおが直彦の後を追ったとしか思えなかった。直彦が一彦に遺したもの、それはるおのスケッチと、その傍に書かれた小さな文字だけだった。“女の愛を恐れよ、この幸福を……この毒を恐れよ……”

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1970年代

2020/08/13

70点

映画館/岐阜県 


岐阜県大垣市で見た

相手役は郷ひろみと思いこんでいました。ドミニク・サンダには及ばなくとも仁科明子がいいあじを出していました。

1975/11/07

2014/07/14

40点

映画館/栃木県 


ドミニク・サンダと比較するもおこがましい

仁科明子の裸みたさに行ったのだけれど、その裏に少しばかりは大穴買いの気分もあったことに甘い考えだったと思い知らされた。なんとまあ、仁科もひどい、とりまきもつまらない。あのドミニク・サンダと比較するもおこがましい。雲泥の差であった。

併映:「陽のあたる坂道」(吉松安弘)

約40年前。26歳の僕の「映画青春日記」より転載:生意気ですいません。

1975/11/12

2013/07/16

60点

映画館/高知県 


小谷承靖

1975年11月12日に鑑賞。高知・東宝にて。当時、地方では2本立てで封切られていた。同時上映は同じく東宝配給の「陽のあたる坂道」。

仁科明子はまあまあです。