実録おんな鑑別所 性地獄

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実録おんな鑑別所 性地獄

レビューの数

5

平均評点

58.3(12人)

観たひと

23

観たいひと

0

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1975
公開年月日 1975/3/5
上映時間 72分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演梢ひとみ 北条真弓
芹明香 松永はるみ
ひろみ麻耶 野川定子
青木真知子 島波リエ
小沢リエ 石井和恵
浜口竜哉 根上
八代康二 喜多村
高橋明 
橘田良江 北川冬子
原田千枝子 陽子
三川裕之 医師
美鈴エミ 少女
太田洋子 少女
玉井謙介 板前
小林亘 看守
賀川修嗣 看守
加納愛子 看守
野村隆 教官
河野光揚 刺青

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

様々な経歴を持つ少女たちが入る“おんな鑑別所”の実態を実録風に描く。脚本は「白い娼婦 花芯のたかまり」の桃井章、監督は脚本も執筆している「男女性事学 個人授業」の小原宏裕、撮影は「制服の処女 男狂い」の前田米造がそれぞれ担当。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

真弓はある大学病院の見習い看護婦だった。若くて美人の真弓に言い寄って来る医者は多く、根上もその一人だった。真弓は経験豊かな根上に次第に魅了され、二人はホテルや誰もいない手術室で情事を楽しんだ。根上には結婚を約束している女がいたが、近々根上の執刀で手術をする予定だった。この機会にこの女との間を清算しようとした根上は、それとなく担当看護の真弓に薬品の調合の致死量を暗示した。やがて手術は予定通り失敗し、女は死んだ。しかし、他の医師が死因に疑問を抱き調査に乗り出した。あわてた根上は、結婚を条件に罪を真弓一人にかぶせた。真弓は未成年なので鑑別所に送られた。真弓を含む十数名の少女たちは、護送車を降ろされると、謹慎事項を言い渡され、衣服を下着まで着替えさせられた。そして裸になり性病の検査を受けてそれぞれ単独房に入れられた。だが、その中の一人はるみだけは、生理中だと言って性病検査を受けなかった。やがて、彼女たちは雑居房に移された。はるみは部屋のボス・定子に、検査の時隠していたタバコを差し出して機嫌を取るが、何もない真弓は恥毛を一本ずつむしり取るという私刑を受けた。入浴の時間。はるみは湯につかっている定子を巧みに愛撫し、彼女を喜こばす。数日後、真弓は定子がはるみに、脱走計画を耳打ちしているのを偶然聞いた。はるみが計画通り、塀の外から投げ込まれた合鍵を手にした。だが、その時、カンカン踊りと呼ばれる身体検査が始った。検査を前にして、鍵の処理に困っているはるみから、鍵を取り上げたのは、真弓だった……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1975年4月下旬号

映画批評:実録おんな鑑別所 性地獄

1975年4月上旬春の特別号

日本映画紹介:実録おんな鑑別所 性地獄

1976/03/13

2021/10/16

40点

映画館/宮城県 


主演は梢ひとみ

芹明香が面白かった。脱走に加わろうとしていたが、面会に来た男に「アホなことせんと、辛抱してや」と言われて涙を流して納得。逆に脱走計画を看守に密告して、早期に出所する。【併映:「主婦の体験レポート 続おんなの四畳半」「強盗放火殺人囚」】

2016/11/11

2016/11/11

60点

映画館/東京都/シネマヴェーラ渋谷 


柔よく剛を制す

野ションベン(こんな言葉あるのか不明だが)に始まり、野ションベンに終わる。
恋人を殺した真弓。頑なな態度は一匹狼的行動をとらざるを得ない。一方の、度々お世話になった少女鑑別所に舞い戻った売春婦のひろみ。経験を活かし、八方美人的に職員と収容者の両方に調子よくふるまう。
反抗を続ける真弓は、ひろみの協力で脱走を実行するが、その陰にはひろみの計算ずくの行動が隠されていた。
結果、早期退所を勝ち取るひろみのしたたかさは、スレンダーな身体のどこにそのエネルギーが存在していたのだろうか。

2013/11/27

2013/11/27

60点

映画館/東京都/ラピュタ阿佐ヶ谷 


ホントに未成年?

@rightwide: #1063 ラピュタ阿佐ヶ谷「実録おんな鑑別所 性地獄」。1975年製作の小原宏裕監督作品。愛人の医者と共謀して彼の恋人を手術中に殺した罪を一人で負った看護士が脱走の末に復讐を果たすまでを描いた女囚もの。未成年者が収容される鑑別所にしては薹の立った女性たちが多いのが気になった。

2013/11/24

2013/11/25

50点

映画館/東京都/ラピュタ阿佐ヶ谷 


「使う」ために作られたロマンポルノ作品

ラピュタの特集で先に上映された、同じ小原監督の「女囚101 しゃぶる」が面白かったので、こちらも期待して観たが、可もなく不可もなく、こぢんまりとまとまっている印象。「使う」ために作られたロマンポルノ作品という感じ。

1975/03/11

2012/04/01

62点

映画館 


芹の説得力ある役柄

小原は、梢、芹、ひろみ麻耶の性格を三者三様に描き分け、類型化させていない。アウトロー梢、ボスのひろみ、ごまをすって巧く生き抜く芹。芹の描写は丁寧で、説得力のあるキャラクターを作り上げている。