和 由布子は、当時は一流半程度の女優であった。
今改めて観ると、当時の時代をよく反映した女優だと感じる。
特にスタイルがいい訳ではなく、顔も丸顔で大き目だ。
しかし、彼女の純真な笑顔はこの上なく魅力的で、当時のオヤジ達から絶大なる人気があった。
当時の田舎生まれで上京した女性達のアパート住まいの様子を、正確に描いていて懐かしい。
次第に彼女が妖艶に変身していく様を意図的に描いており、彼女の魅力だけで引っ張っていく映画になっている。
後半に、ラブホテルのシーンがあるが、当時24歳の彼女のやや無駄肉がついた裸が観れる♪
その純真さとのギャップにエレクトしてしまうのであった。
都内の街中を、若い主人公がチャンチャコを着て歩くシーンがあるが、80年代ではよく見られたことだと思い出し、微笑ましくなった。