アマンテス 愛人

あまんてすあいじん|Amantes|The Lovers

アマンテス 愛人

レビューの数

7

平均評点

54.1(12人)

観たひと

17

観たいひと

3

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 スペイン
製作年 1991
公開年月日 1994/2/26
上映時間 0分
製作会社 ペドロ・コスタ
配給 ウエスト・ケープ・コーポレーション
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

フランコ政権下のスペインで、3人の男女の間で繰り広げられる、愛と嫉妬が渦巻く人間ドラマ。実際の事件を元にしている。ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞)作品賞・監督賞、ベルリン国際映画祭主演女優賞(ビクトリア・アブリル)受賞作。監督は『ファタ・モルガナ』(未)のビセンテ・アランダ、製作はペドロ・コスタ・ムステ、脚本はアルバロ・デル・アーモ、カルロス・ペレス・メリネロとアランダの共同。撮影はホセ・ルイス・アルカイネ、音楽はホセ・ニエトが担当。出演は「ハイヒール」のビクトリア・アブリルのほか、「ベルエポック」のマリベル・ベルドゥー、同作のホルヘ・サンスほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

フランコ政権下のスペイン。兵役を終えたパコ(ホルヘ・サンス)は、故郷から迎えに来た恋人のトリニ(マリベル・ベルドゥー)と再会する。パコはマドリッドで職を探すことにし、トリニはパコの上官の家で住み込みのメイドをする。戦後の不況でなかなか職が見つからないパコは、新しい下宿の未亡人ルイサ(ビクトリア・アブリル)と知り合い、肉体関係を結ぶ。トリニへの愛の気持ちは変わらないものの、パコは結婚まで体を許さない彼女とは対照的に奔放なルイサとの愛欲生活に溺れていく。クリスマスの日、パコはトリニを訪れ、パコは彼女を愛撫するが、やはり頑なまでに拒まれる。パコは下宿に戻り、ルイサを抱く。いつしか彼はルイサを愛し始めていた。パコに女がいることを感じたトリニは、上官の妻へ相談し、パコに体を許すことを勧められる。休暇をとり、パコを訪れたトリニは彼に体を捧げる。寄り添うパコとトリニを街で見かけたルイサは激しい嫉妬に駆られる。その上、彼女はギャングに期限切れの借金の返済を迫られていた。ギャングに殴られたパコに、ルイサはトリニの貯金を奪い、彼女を殺す計画を持ちかける。店を買って酒場を始められるとパコはトリニを誘い、ルイサと共謀して田舎まで列車で連れ出す。しかし、思い切れないパコは後悔し、トリニに真実を話す。絶望したトリニは、むしろ自分を殺してくれと言い、パコはついに彼女を殺す。一度は別れ、ルイサは列車で出発しようとしていたが、駅でパコとルイサは再会し、抱き合う。それから3日後、2人は逮捕された。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1994年3月下旬号

外国映画批評:アマンテス 愛人

1994年2月上旬号

グラビア 《New Release》(新作映画紹介):アマンテス 愛人

2023/12/06

2023/12/06

10点

テレビ/有料放送 
字幕


そして何も起こらなかった!

2020/10/29

2020/10/29

55点

テレビ/有料放送/シネフィルWOWOW 
字幕


三度目なんだ!

可哀想な彼女。スペイン映画です。

2018/04/01

2018/04/03

60点

その他/GYAO! 
字幕


実話に基づく話

ネタバレ

あんなに美しい許嫁がいるのに、なんて男だ・・・・
そう思いました。しかし、この「どちらの女性もかわいそうで見捨てられない」というのはなんだかスペインカトリックな考え方なのかしら、と思った。日本ではかわいそうというより自分の都合で人との付き合いを変えるだけだと思う。結末がとても悲しい。

2018/03/12

40点

選択しない 


深読みすればフランコ時代の閉塞感と退廃?

 原題"Amantes"で、恋人たちの意。
 1950年、フランコ政権下のスペインで兵役を終了した青年が婚約者の下に戻り、就活するものの上手くいかず、紹介された下宿の未亡人といい仲になってヒモのようになってしまうという物語。
 実話が基になっていると字幕されるが、正直、どうでもいい話で、婚約者と未亡人の間を行ったり来たりする青年の愛欲の煩悩が主題。未亡人に実は夫を毒殺したと打ち明けられ、婚約者を殺すように仕向けられ、結局青年は未亡人を選んで婚約者を殺してしまうが、時代が時代ゆえ、婚約者も愛が失われたことを知って自殺を望むという、いわば嘱託殺人のような結末を迎えるサスペンスタッチの終盤が、多少盛り上がる。
 公開当時は濡れ場が売り物だったんじゃないかと思うが、今観れば大したこともなく、三角関係が好きだとか、年増女に恋人を奪われて死んでしまう悲劇のヒロインに感情移入したいというのでなければ、特段、愛について哲学しているわけではないので、退屈なラブストーリーでしかない。
 フランコ政権下という状況設定もこのラズストーリーには一切関係ないが、あるいはフランコ時代の青年の閉塞感と退廃を描きたかったのかもしれないと深読みしてみるが、残念ながらそれは伝わって来ない。

2016/12/16

2016/12/19

54点

テレビ/有料放送/IMAGICA BS 
字幕


やや暗めの恋愛劇

犯罪実話の映画化。1950年マドリード。
婚約者を取り戻すべく頑張る若い女性。
女性が実効支配。男は浮気と暴力で対抗の図。
時代性、国民性が色濃く表れている。

2016/03/09

2016/03/09

50点

テレビ/有料放送/IMAGICA BS 
字幕


タイトルに惹かれて

また見たけど早回しで粗筋は殆ど分からなかった。