18年も見なかったか。
今までずっと100点を付けていたが、今日は何だかいろいろ考えて90点。
ネタバレあり。
怒涛の終盤の大展開が忙しく、それで1時間40分の尺になった。
短くていいのだが、この映画の場合は少々拙速に感じた。
父親への復讐にしては、手が込み入り過ぎだ。
ジュヌビエーブの母親の死など、騙しの伏線。
認知症のおばさんを利用したのかな。
16年後の復讐というのも、なんか変。
ラスト、ハッピーと出るかバッドエンドになるか、映画館の初回鑑賞では随分ハラハラさせられたが、デパルマ先生のずるい演出。
ヴィルモス・ジグモンドの撮影は味がある。
ヒッチコックの「めまい」バリバリのオマージュ?作なのだが、1978年当時、私はまだ「めまい」を見てなかった。
それが、私が本作に狂った第一要因だったのかもしれない。
オカルト、サイコ色のない純正ミステリー・デパルマ作品。