カリガリ博士

かりがりはかせかりがりはくし|The Cabinet of Dr. Caligari Das Kabinett des Dr. Caligari|----

カリガリ博士

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レビューの数

37

平均評点

69.9(178人)

観たひと

291

観たいひと

14

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 ドイツ
製作年 1919
公開年月日 未公開
上映時間 67分
製作会社 デクラ・ビオスコープ
配給 天然色活動写真
レイティング
カラー モノクロ スタンダ-ド
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

欧州大戦後、ドイツ映画復興の第一声をあげた作品で、奇怪なカリガリ博士が眠り男チェザーレを操る殺人事件の数々は、精神病患者の妄想であった。という表現派映画の第一作。無声。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

二百年前北イタリアで、カリガリ(ヴェルナー・クラウス)という医者がチェザーレという夢遊病者を使用して意のままに殺人を犯さしめた。という記録によって心狂える一青年フランシスの妄想を描いたもの。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2020/09/30

2020/09/30

-点

選択しない 


ドイツ語修復版 約76分
初めて観たのが大陸書房版のVHSで、52分だった。処分した覚えがないから、何処かにあると思うが・・・

2020/09/26

2020/09/26

-点

その他/壱岐坂BonCrouge 
字幕

『カリガリ博士』。1919年、無声。生演奏付上映。ビスタサイズにトリミングした素材。相当画質が悪いのが残念。水平、垂直、直角がないセット。不気味な話にマッチした不協和音的、落ち着かない感じのメロディ。EGtの湯浅さんはエフェクターを使用して大活躍。鈴木さんのFlは休みが多め、ちと寂しい。

2020/09/25

84点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


歪んだ絵画の中にいるような世界観

ネタバレ

映像技術は日々進歩しているものだが、例えCGでどんな世界観を作り出せるとしても、それが観るものの心を打つとは限らない。
サイレント映画の時代、様々な技術的な制約があるからこそ、作り手は何とかして人々の心に残る作品を作るために工夫を凝らしてきた。
デフォルメされた風景や誇張された人々の表情や動きが、独特で幻想的な世界観を作り出している。
シンプルなストーリーながらドラマチックで意外性のある展開が面白い。
フランシス青年はある老人に、自分が経験した世にも奇妙な物語を語る。
そこを全身白い衣装に身を包んだ女性が通りかかる。
「あれは僕の婚約者だ」とフランシスは老人に告げるが、女性の動きはまるで夢遊病者のようでどこかおかしい。
フランシスは友人のアランと村にやって来たカーニバルを観に行く。そこではカリガリ博士と名乗る人物がある夢遊病者を見世物にしていた。
彼が連れているチェザーレという夢遊病者は予言が出来るのだと博士は言い、アランは自分がいつまで生きられるかをチェザーレに尋ねる。
するとチェザーレは「夜明け前までの命だ」とアランに宣告する。
彼の言葉通りアランは夜明け前に殺される。村では連続殺人が起こっており、フランシスは彼が想いを寄せるジェーンと共にカリガリ博士とチェザーレに疑念を抱く。
チェザーレはジェーンの寝室に忍び込み彼女を殺害しようとするが、何故かためらってしまう。
騒ぎを聞き付けた人々が集まってくるなか、彼はジェーンを抱き抱えて逃走する。
しかし彼は逃走中に力尽きてしまう。
同じ頃、フランシスはカリガリ博士の元を尋ねチェザーレとの面会を希望するが、チェザーレの眠っていた棺の中には替え玉の人形が入っていた。
博士は村の精神病院に逃げ込む。フランシスは精神病院を訪れ、カリガリという患者はいるかと職員に尋ねると院長室へ案内される。
するとそこにいたのは紛れもないカリガリ博士だった。
「しかし…彼こそがカリガリなのだ」というフランシスの台詞が印象的だ。
院長の書いた日誌から、彼が夢遊病患者を操って人を殺す研究をしていたことを知ったフランシスと職員たちは、その場で院長を拘束する。
ここまでの展開もドラマチックだが、実はこの映画には大きなオチがある。
実は今まで語られてきたのは全て精神病患者のフランシスの妄想だった。
ジェーンもチェザーレも皆患者で、彼がカリガリ博士だと言っていた人物はこの精神病院の院長だった。
最後に彼は院長に掴みかかるが、拘束衣を着せられ収容されてしまう。
まるで妄想の中で院長であるカリガリ博士が拘束されたように。
博士が最後に「ついに治療の方法が判明した」と呟くシーンはとても不気味な余韻を残す。
ストーリーもよく練られていたが、やはり登場人物が絵画の中にいるような不思議な世界観が素晴らしい。これはCGを使っても真似することは出来ないだろう。
ひとつひとつの画面の構図も素晴らしく、心に残る作品になった。

2020/06/22

2020/06/22

70点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/タブレット 


冒頭の違和感はラストで判る。
25年眠り続ける夢遊病者と、彼を操り殺人を犯させる精神異常のカリガリ博士。
今の時代で、夢遊病者を見世物にして料金を取ったら客が怒るだろう。
デフォルメされ歪んだ舞台セットが前衛的。
全編に流れる音楽はブルックナーの交響曲第2番。

2020/05/05

2020/05/07

60点

選択しない 


どいつもこいつも怖え顔しとる。
100年前から回想シーン組み込んだり、なかなか見事な構成力に遊び心を感じる。
でも、サイレント映画はかなり集中力要するから疲れる。

2020/01/05

40点

選択しない 


妄想だから話が無茶苦茶なのか見続けるのが辛い

 原題"Das Cabinet des Doktor Caligari"で、カリガリ博士の箱の意。
 ドイツ表現主義の初期代表作品とされるもので、全編を通して幾何学的で歪んだセット美術が用いられているが、これがラストで精神病者の妄想による世界だったという種明かしに結びついている。
 回想というか妄想の中身は、カーニバルでカリガリ博士(ヴェルナー・クラウス)が夢遊病者チェザーレ(コンラート・ファイト)を見世物にしていて、これを冷やかしたフランシス(フリードリッヒ・フェーエル)の友人アラン(ハンス・ハインツ・フォン・トワルドウスキー)がその晩、殺されてしまう。
 誰が見ても怪しいのはチェザーレで、カリガリ博士は追及を逃れるためにチェザーレが寝ている箱に人形を入れ、チェザーレはなぜかフランシスの恋人ジェーン(リル・ダゴファー)を殺しに行く。しかしチェザーレは美貌に負けてジェーンを誘拐。騒ぎを聞きつけた村人たちに追われ、なぜか急死してしまう。
 箱の中にいるのが人形だとバレるとカリガリ博士は精神病院に逃げ込み、フランシスがカリガリ博士が古書に則り、夢遊病者を操って殺人を行っていたことを究明し、博士は発狂して独房に入れられてしまう。
 ここまでが回想で、話が無茶苦茶だから妄想にしたのか、妄想だから話が無茶苦茶なのか、兎に角見続けるのが辛いほどにつまらない。
 回想が終わって、実は病気なのはフランシスで、病院長のカリガリ博士始め、妄想の登場人物は病院の職員か患者。プロローグでベンチに座ったフランシスの前をジェーンが通り過ぎるシーンがあって、明らかに病気だとわかるのが伏線になっているが、歴史的意義を除けばシナリオもオーバーアクションの演技・演出も駄作が相当。