冒険者たち(1967)

ぼうけんしゃたち|Les Aventuriers|The Last Adventure

冒険者たち(1967)

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レビューの数

109

平均評点

79.7(452人)

観たひと

634

観たいひと

54

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 フランス
製作年 1967
公開年月日 1967/5/18
上映時間 113分
製作会社 ソシエテ・ヌーベル・ド・シネマ
配給 大映
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ジョゼ・ジョヴァンニの同名小説を、彼と「ふくろうの河」の監督ロベール・アンリコ、ピエール・ペルグリの三人が共同で脚色し、ロベール・アンリコが監督したアクション。撮影はジャン・ボフティ、音楽はフランソワ・ド・ルーベが担当。出演は「パリは燃えているか」のアラン・ドロン、「女王陛下のダイナマイト」のリノ・ヴァンチュラ、「スタンダールの恋愛論」のジョアンナ・シムカスほか。イーストマンカラー、テクニスコープ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

マヌー(A・ドロン)とローラン(L・バンチュラ)は、性格はまったく違っていたが、実の兄弟のように仲が良かった。マヌーはパリにある飛行クラブの教師で、ハンサムでスマートな外見に似合わず、驚くほどの命知らずで大ぼら吹きだ。ローランはパリ郊外の廃車置場の中にある奇妙な仕事場に住み、画期的なカー・エンジンの開発に専念していた。ある日マヌーは飛行クラブの生徒から、耳よりな話を聞きこんだ。それはある映画プロデューサーが撮影のため凱旋門を飛行機でくぐり抜けた者に二千五百万フランの賞金を出すというのだ。マヌーは見事に凱旋門をくぐり抜けたが、危険飛行の罪でパイロット免許をはく奪されてしまった。失業したマヌーは友人ローランの仕事場へ移ったが、仕事は思うように進行しなかった。そんなある日、マヌーは飛行クラブの生徒から聞いた新たなもうけ話の調査に乗りだした。それによるとベルギーのコンゴ移住者が動乱から逃れる途中、莫大な財産を乗せて海に墜落し、財宝が海底に眠っているというのだ。調査の結果、今度こそ間違いないようだった。マヌーとローラン、それに以前ローランの仕事場に作品の材料を探しに来たことで知り合った、現代彫刻家のレティシア(J・シムカス)の三人はスクーナー船に乗りこんで、宝探しを始めた。ついに彼らは素晴らしい仕事をなしとげた。ところがこの財宝に目をつけていた男たちが闇に乗じて襲ってきた。その戦いの中でレティシアは死んだ。危機を脱出した二人は彼女の故郷アイクス島を訪れた。そこには彼女にそっくりの幼い弟がいた。彼らはその少年のために財宝を残し、再び新たな夢へ向かっていく。ローランは要塞島を買い取り、そこでホテルを経営する計画を立てる。それはレティシアの夢でもあった。一度は別の道を行こうとしたマヌーも、ローランとホテルの共同経営者となるために、要塞島を訪れた。ところが、そこに再び財宝を狙う男たちが現れ、マヌーが銃弾に倒れる。彼を抱きかかえ、ローランは「レティシアはお前を愛していた」と嘘をつくのであった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2013年6月下旬号

新・午前十時の映画祭デジタルで甦る永遠の名作:「冒険者たち」「燃えよドラゴン」

2007年

2022/02/28

100点

選択しない 
字幕


1番好きな作品

Google Mapで要塞島を探してみた。…まだ取り壊されずフランス沿岸にその姿を見つけることが出来た。子供の頃、初めてこの映画をテレビの洋画劇場で観てから30年以上経つ。子供のくせに何に感動したのだろうか?でもその時、いつかあの島へ行ってみたいと思った。それから成人するまで、いろいろな街の今は無くなってしまった名画座で何度この映画を観たことだろう。決して優れた映画では無いと思う。しかしあの頃から今に至るまで、ずっと好きな映画であり続けている。「好きな映画は?」と聞かれ、「冒険者たち」とは大の男が流石にいささか気恥ずかしい。それでも好きな映画である。以前何度か要塞島行きを計画したことがある。しかし未だに行けずにいる。年老いて時間が出来たら、いつか要塞島へ行けるだろうか?その時まで取り壊されずに海上にその姿を見ることができるだろうか?その時まで「好きな映画は?」と聞かれ、小声であっても「冒険者たち」と答えられる自分のままであろうか?(2007年記)

2022/02/08

2022/02/13

100点

映画館/東京都/シネマブルースタジオ 
字幕


レティシアに恋している

この映画をこれまで何回観て来ただろう。何回観ようが永遠に輝く映画だ。映画の始めの方の飛行練習のシーンで、とても楽しそうな表情を見せるレティシア。その後の悲劇を知っている故に切なく胸に迫る。青春の輝きと挫折。かみさんには言えないが、レティシアに恋している。これからもひとときの浮気をしに映画館に会いに行くのだろう。

2021/03/30

2021/03/31

90点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


60年代フランス…青春のレクイエム

お国柄、時代背景が異なるため世界観に入り込みづらかった。(そもそも主人公たちの年齢すらよく分からない)フランスでの日本文化の認知度の高さが少し誇らしい。

「男女の三角関係を描いた青春映画」という中途半端な予備知識から勝手にATG系をイメージしていたため予想外にアクティブな3人の行動に目を白黒。40分の尺を残してレティシアが死んでしまう衝撃の展開にどういう話か見当も付かないまま終盤を迎える。

『明日を向かって撃て』を彷彿させる要塞島でのスリリングな銃撃戦を経てのマヌーの死。ローラン「レティシアはお前と暮らしたいと言ってたよ」マヌー「嘘つけ」。全てのピースが綺麗に纏まった瞬間。何て素晴らしい映画なんだ!と感動が押し寄せた。

1966年生まれの私には少しお兄さん世代の話だが、戻らない若かりし日々へ想いを馳せるには格好の青春映画だった。

2021/02/17

2021/02/18

-点

選択しない 
字幕


2人の男、1人の女で海底に沈むお宝を探す冒険に出る。軽快な場面転換でグイグイストーリーに引き込まれた。
楽しそうな三人の姿から、後半は一転してなんとなく寂しそうな男2人。レティシアの夢を叶えるために2人が揃った島でのラストシーンが素晴らしかった。

2007年

2020/06/15

90点

選択しない 

大人達の青春映画といった感じでしょうか。
男二人に女一人というよくある設定なんですが、三者の愛情・友情はいつも等間隔で
普通、この手の関係はいびつな三角形となってしまって、そこがドラマ性のある所
なんですが、冒険者たちは最後まで、正三角形のままで悲しい結末の割りにはあっさりと
さわやかな気持ちになれます。それは、三人に共通した夢と冒険があったからこそ
なんですが。

マヌー(アラン・ドロン)、ローラン(リノ・バンチュラ)は金のためでもあるけれど、凱旋門を
飛行機でくぐったり夢を追い求める男達。そこへ前衛芸術家の卵レティシア
(ジョアンナ・シムカス)が現れます。
このジョアンナ・シムカス。痩身に美しく澄んだ瞳。青い海と熱く降り注ぐ陽光が実に似合う
瑞々しさ。
アラン・ドロンの時折見せる不良っぽいけど甘い表情とリノ・バンチュラの落ち着いた
抑制のとれた大人の物腰。調和した三人の関係で進んでいく詩的で絵画的なストーリー
展開が心地よく自然と映像の中に引き込まれていきます。

三人それぞれの夢が破れたとき、それが三人共通の夢のスタート。
コンゴ沖に眠る財宝を求めて旅立っていきます。夢は夢としてそれ以上にこの均整の
取れた三角形の生活は、美しい風景と溶け合って幸福感に充ちたものとなります。
そこへ、突然現れる食いはぐれた男。この異質さが三角形に持ち込まれたとき、当然、均衡を
失ったその関係は破滅への道をたどり出します。
流れ弾で命を落とすレティシア。海に遺体を流すシーンはその余りに美しい青い海との
アンサンブルのようで印象的です。

財宝を手にし、レティシアの故郷を訪れるマヌーとローラン。レティシアの親族を見つけ
分け前を渡し、新たなる生活のスタートかと思えたのですが、美しい三角形でみつけた
幸福はその形でしか味わえないものなのですね。
非情な結末が二人に待ち受けています。

フランソワ・ド・ルーペの音楽が映像に膨らみを持たせ、作品に心地よいテンポを与えて
くれます。特に口笛で奏でるテーマ曲はもの悲しくも希望に満ちた未来を引き寄せて
くれそうな気がします。

2020/04/12

2020/04/12

85点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


カッコ良いとはこういうことさ。

レビュータイトルが「紅の豚」見たいになったが、だってその通りなんだもん。
数十年前に観た時はアラン・ドロンに注目していたが、今回はリノ・ヴァンチェラに注目。そして、ジョアンナ・シムカスの美しさは永遠である。劇場で映画を観る事が出来ないこの不自由な時期に観て良かった。(録画鑑賞)