幻想的な色使いとライトニングによる独特な香りのイタリアン・サスペンス!
観ようによってはホラーとも言える作品。邦画タイトルはまるでTVドラマの2時間サスペンスのようだが、イタリア語のオリジナル・タイトルはネタバレそのものだから仕方ない。殺人の残酷さはけばけばしい色合いによってさらに強烈に。一体何の為に殺人が行われるのか、そしてだれが犯人なのか、観る者を惹きつけるあたりはなかなか。エンディングもちょっとした捻りも効かすなど、この映画の監督、マリオ・バーヴァが当時イタリアンアン・ホラーの巨匠と呼ばれたのもうなづける。