モデル連続殺人!

もでるれんぞくさつじん|6 Donne per I'assassino|----

モデル連続殺人!

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レビューの数

5

平均評点

66.0(25人)

観たひと

44

観たいひと

4

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー / ドラマ
製作国 イタリア
製作年 1963
公開年月日 1964/7/18
上映時間
製作会社 エメピイ・チネマトグラフィカ
配給 松竹映配
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

マルチェロ・フォンダート、マッシモ・パトリッツィ、アルフレド・ミラビレのシナリオを「血ぬられた墓標」のカメラマン、マリオ・バーヴァが製作・演出した猟奇殺人ドラマ。撮影はウバルド・テルツァーノ、音楽は「恋のなぎさ」のカルロ・ルスティケリが担当した。出演は「バイキングの復讐」のキャメロン・ミッチェル、「ダイヤモンド作戦」のエヴァ・バルトーク、ほかにトマス・レイネル、クラウド・ダンテス、ダンテ・ディ・パオロ、リー・クルーガーなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ファッション・モデルの女が仮面の男に惨殺された。ただちに捜査が開始されたが、犯人内部説が濃く、モデル達が訊問をうけたが、臭いとみられた人物にもアリバイが成立した。翌日、殺されたモデルの日記帳が、デザイナー、モラルキ(キャメロン・ミッチェル)の館でのショウの控室で発見された。その女は、日記帳に他人のことまで記す癖があり、誰もが日記帳を公開されると困るような秘事を持っていた。モデルの一人ニコレはその恋人が麻薬患者だったので、彼の名誉が傷つけられては、と殺された女と親しかったことを理由に日記帳をあずかり、恋人の電話で急ぎ帰宅したが、待っていたのは例の殺人鬼だった。ニコレを殺した怪人は持物の中から日記帳を探したが、不思議にもその中になかった。その頃、モデルのペギーが自室の暖炉に、ニコレのバッグからそっと盗んだ日記帳を投じた。それが灰になったころ、またも例の怪人が現われ、日記帳のなくなったことを知ると、殴り殺して連れ去った。その死体はモデルのグレタの車のトランクから発見された。その翌朝、グレタもまた死体で発見された。そして、残った一人のモデル、タオイの殺害計画がなされた。犯人はモラルキだった。未亡人経営者のクリスティナ(エヴァ・バルトーク)との情事と宝石の密輸の秘密の暴露を怖れての犯行だった。モラルキは、自分の行動を警察に感づかれているので、クリスティナに男装させ、タオイの殺害を迫った。クリスティナはタオイのアパートで殺害に成功、ところがモラルキの密告で刑事がかけつけた。彼が完全犯罪を計ったのだ。おまけに説明しておいた逃げ場を彼自身が破壊し、そのためにクリスティナはひん死の重傷を負った。やっと、モラルキの所に辿りついた、クリスティナは、驚き、哀願する彼を射殺、同時にこと切れたのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1964年8月下旬号

外国映画紹介:モデル連続殺人!

2022/09/06

2022/09/09

50点

映画館/千葉県/キネマ旬報シアター(旧TKPシアター柏) 
字幕


美術の面白さ

『サスペリア』に影響を与えたという見事な美術。特に照明が妙な艶かしさを作り出す。全編その効果が強く残るのだが、映画自体はちょいと凡庸。怖くないし、TVの2時間サスペンスのようだ。

2021/10/04

2021/10/04

60点

VOD/U-NEXT/レンタル/タブレット 
字幕


幻想的な色使いとライトニングによる独特な香りのイタリアン・サスペンス!

観ようによってはホラーとも言える作品。邦画タイトルはまるでTVドラマの2時間サスペンスのようだが、イタリア語のオリジナル・タイトルはネタバレそのものだから仕方ない。殺人の残酷さはけばけばしい色合いによってさらに強烈に。一体何の為に殺人が行われるのか、そしてだれが犯人なのか、観る者を惹きつけるあたりはなかなか。エンディングもちょっとした捻りも効かすなど、この映画の監督、マリオ・バーヴァが当時イタリアンアン・ホラーの巨匠と呼ばれたのもうなづける。

2021/09/04

2021/09/05

50点

映画館/東京都/キネカ大森 
字幕


60年代を懐かしむ作品

事件の背景や動機が不明確で全貌がよくわからずヒッチコックの様な雰囲気で現代にはそぐわない60年前の世界を懐かしむ作品

2021/08/11

2021/08/12

70点

映画館/京都府/アップリンク京都 


冴えるバーヴァのホラー感覚。

ネタバレ

<第8回 夏のホラー秘宝まつり 2021>の上映作品。

ジャッロ(ジャーロ)と呼ばれるホラー性の強いイタリア猟奇ミステリーの代表格。色使いも独特。覆面の男に次々と殺されていくモデルたち。動機は?犯人は?

日記を詳細に書いていたモデルがいて、その日記の存在が連続殺人を呼び込むことに。容疑者全員が警察に拘束されているときに新たな犯罪があり、警察は犯人の目星が全くつかなくなるが、犯人の愛人である女が犯行を引き継いでいたというもの。映像感覚、残虐性、そしてミステリー性とマリオ・バーヴァの演出が冴えている。

2003/05/04

2012/07/17

72点

レンタル 


これぞジャッロの代表作。ミステリアスな雰囲気のオープニングがおしゃれ。