こちら、監督:マリオ・マットリ「トトのイタリア自転車レース Toto al Giro d'Italia」(1943)のレビューです
2023年4月29日に鑑賞。DVDにて。1時間20分36秒。スタンダード・黒白。ENIC-PEG。評価=53点。
美女に惚れた中年教授が美女に「ジロ・デ・イタリアに優勝したら結婚してあげる」とあしらわれる。自転車に乗れない教授は、悪魔と取引をして自転車レースに参戦し各ステージを勝ち続ける。契約書ではレースには勝たせるが、美女を獲得できるとは書いてない。それを知った教授は美女と助手2人の協力で何とかしてレースに負けようと試みるが・・・。
トトが悪魔の力を得て初めて自転車に乗る場面が、曲乗りです。トトが乗っているように見えるが。サドルに座って普通に自転車を漕ぐ。ハンドルを飛び越えて、体が弓なりになって立漕ぎになる(両手は身体の後ろのハンドルを掴んでいる)→次に、自転車が後輪だけで立ち上がり、一輪車のように漕ぐ。→トトは前輪のライトがある場所に座って後輪だけで進み、支柱(管)から前輪とハンドルを引き抜き、体の前でその2つを合体させて、普通の自転車のようにサドルにまたがい直して漕ぐ。だが(前輪+ハンドル)と(サドル+後輪)は、繋がっていない。→部品を繋いで元の自転車に戻す。
・「トトのイタリア自転車レース Toto al Giro d'Italia」(1943)
監督:マリオ・マットリ Mario Mattoli、原案・脚本:Vittorio Metz、Marcello Marchesi、Steno、撮影:Tino Santoni、音楽:Nino Rota である。
出演は、トト(アントニオ・カサマンドライ教授)、Isa Barzizza(ドリアナ/新聞社の秘書)、Fulvia Franco(ミス・イタリア/ドリアナの妹)、Carlo Micheluzzi(二級悪魔フィリッポ・コスメディン)、Carlo Ninchi(ダンテ/なぜか地獄の住人)、Luigi Catoni(ネロ/地獄の住人)、Walter Chiari(ブルーノ/若い記者)、Giuditta Rissone(カサマンドライ夫人/教授の母親)、Mario Castellani(レナート・ステラ/トトのコーチ)、?(マッサージ師/トトのスタッフ)、Loris Gizzi(アルプス麓の町長)、Eduardo Passarelli(同警察署長)、他に実際の選手たちバルタリ、コッピ、ボベらが自分自身(台詞がある)として多数が出演している。