太陽がいっぱい

たいようがいっぱい|Plein Soleil|Purple Noon

太陽がいっぱい

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レビューの数

73

平均評点

82.7(508人)

観たひと

829

観たいひと

84

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 フランス イタリア
製作年 1960
公開年月日 1960/6/11
上映時間 118分
製作会社 ロベール・エ・レイモン・アキム・プロ=パニタリア
配給 新外映
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ルネ・クレマンの「海の壁」以来の映画。アラン・ドロンが“天使の顔をした悪人”を演じるサスペンス・ドラマ。英国の女流作家パトリシア・ハイスミスの探偵小説『才人リプレイ君』から、「二重の鍵」のポール・ジェゴフとクレマン自身が脚本・台詞を書いた。撮影も「二重の鍵」のアンリ・ドカエ。音楽は「戦争 はだかの兵隊」のニーノ・ロータ。出演はドロンのほか、新星マリー・ラフォレ、「死刑台のエレベーター」のモーリス・ロネら。製作ロベール・アキムとレイモン・アキム。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

トム・リプレイ(アラン・ドロン)は、フィリップ(モーリス・ロネ)と酔っぱらってナポリに遊びにきた。近くの漁村モンジベロからだ。--トムは貧乏なアメリカ青年だ。中学時代の友人・金持のドラ息子フィリップを、父親から頼まれて連れ戻しにきたのだ。五千ドルの約束で。フィリップにはパリ生れのマルジェ(マリー・ラフォレ)という美しい婚約者がいた。--ナポリから帰った時、アメリカから契約をやめる手紙が来ていた。フィリップが約束の手紙を出さなかったからだ。トムが邪魔になっていた。友人のパーティーに向うヨットの上で、トムはますます彼からさげすまれた。裸でボートに放り出され、全身が火傷のように日焼けした。--彼は決意し、まず小細工をして、マルジュとフィリップに大喧嘩をさせた。彼女が船から下りたあと、フィリップに向い、刺し殺した。死体はロープで縛り、海へ捨てた。陸へ上ると、彼はフィリップになりすました。ホテルに泊り、身分証明書を偽造し、サインを真似、声まで真似た。金も衣類も使った。ヨットを売り払う交渉も、親元からの送金を引き出す仕事もうまくいった。マルジュあてのフィリップの手紙をタイプし、送った。彼女は彼を忘れられずにいた。ホテルにフィリップの叔母が現れたが、姿をくらますことができ、別の下宿に移った。 そこに、フィリップの友人が訪ねてきて、何かを察したようだった。トムは平生から憎んでいたその男を殺し、死体を捨てた。それは発見され、刑事が調べにきた。死体確認に集った時、トムはマルジェにフィリップはモンシベロに戻ったと告げた。女刑事が盗み聞いていた。トムはモンジベロの家にその夜いくと、遺書を書き、送金を全部ひき出したのをマルジェに残し、自殺したことにした。警官もマルジュも駈けつけたが、彼は逃げおおせた。彼は元のトムに戻り、傷心のマルジェをいたわり、愛を告げた。彼女もついに彼を受け入れ、結婚することになった。遺産も手に入るだろう。彼が海水浴のあと、極上の酒に酔っていた時、フィリップのヨットが売られるために陸に引きあげられていた。スクリューにからまったロープの先からフィリップの死体が現われた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2013年8月上旬号

UPCOMING 新作紹介:「太陽がいっぱい」

2010年5月上旬号

午前十時の映画祭:「天井桟敷の人々」「太陽がいっぱい」

1994年6月上旬号

グラビア:太陽がいっぱい

1963年3月下旬号

SB ニッポンの夜:30 太陽がいっぱいの北京曲技団

1960年7月下旬号

外国映画批評:太陽がいっぱい

1960年6月上旬号

ルネ・クレマンの新作「太陽がいっぱい」:

ルネ・クレマンの新作「太陽がいっぱい」:鮮やかなサスペンス・タッチ

外国映画紹介:太陽がいっぱい

2018/04/29

2018/05/17

100点

映画館/神奈川県/TOHOシネマズららぽーと横浜 
字幕


4Kデジタル版

ネタバレ

名作は何度見ても新しい発見がある。
貧しい青年が、殺害した友人になりすまして財産を手に入れようとする。
もう何度見たことだろう。初めて見たのは中学生のとき、テレビの洋画劇場だった。きれいな女優さん(マリー・ラフォレという名前はすぐ覚えた)に見とれ、ラストのどんでん返しにうわっとなった。(ちなみに、この作品を超えるどんでん返しには未だ出会っていない。)それ以来何度も見ている。ラストは知っているけど見てしまう。単純にマリー・ラフォレを見たいだけかもしれないが見てしまう。
今回見て、見事な映画的表現にうなった。天下の名作をつかまえて、何を今更… という感じだが、たとえば、地中海の深く青い海と抜けるような青い空は、アラン・ドロンの吸い込まれれそうな青い瞳に通じ、キメで大きく出るアップで本当に必要なところだけに焦点を合わせる。レストランでヒソヒソ話をする2人の間に映るのは、後部のテーブルで聞き耳を立てる警察関係者の耳、あるいは終盤近く、家から出てきたドロンとラフォレがつなぐ手にものすごい勢いでズームアップする。(中学生のとき、これの深い意味は分かってなかったな、多分。)新たな発見にうなりっぱなしだった。
今回見たのは午前十時の映画祭9で上映されている4Kデジタル修復版。劇場で見るのは、何年か前にやはり午前十時の映画祭でフィルム版を見て以来だ。その当時の午前十時の映画祭は、ニュープリントかあるいはそれに準じるぐらいの保存状態の良いプリントを上映するというのが売りの1つになっていたが、この作品に関しては気になるところが1か所あった。
それは、冒頭のローマの街角の場面で、画面の一部、左側4分の1ぐらいが黒く影のようになっていて物陰から隠し撮りでもしたのかなという感じになっていた。夜のシーンでもあるのでその辺りが暗かったという解釈ができなくなくもないのだが、微妙に不自然で、これはプリント作成時に何かが乗っかってしまったのではないかと考えるほうが自然に思えた。その後、BS放送か何かで見たときも同じだったので、てっきり原版もその部分は黒い影が入っているのだろうと思っていた。
ところが、今回見たら、黒い部分はなく、見事にローマの街路と登場人物が全画面に映っていた。やはりプリント時に何かが入ってしまったんだろうなと思うと同時に、修復版を作った人たちの熱い思いを感じた。

2018/05/07

2018/05/07

85点

映画館/栃木県/TOHOシネマズ宇都宮 
字幕


午前10時の映画祭で観て来ました。
この作品を観たのはほぼ20年ぶり。
他の方も言われていましたが、アラン・ドロンは同じ男から見てもイケメンすぎる。
そして、殺人を犯してまで全てを手に入れたものの……。
あのラストシーンは哀れ。

2018/05/05

2018/05/05

100点

映画館/東京都/TOHOシネマズ新宿 
字幕


今まで一番映画館で観てる作品

一番好きな映画は何?と聞かれることがたまにあるが、そんな難問に応えられない。
でも、過去に一番映画館で観てる作品は何?という質問なら迷わず「太陽がいっぱい」と回答できる。
学生時代の時点で、クラシック作品として位置づけられていたこの作品を初めて観た時の衝撃は凄くて、以後20代の頃は近くで上映すると聞けば、必ず足を運んでた。今でも、上映すると分かれば2、3回に一度は観に行っていると思う。

ビーチでベンチに座って至福の時間を味わっているアランドロンがようやく見せる敵意のない顔は本当に素敵だ。

2018/05/03

2018/05/04

98点

映画館/京都府/TOHOシネマズ二条 


アランドロンの出世作にして、ルネクレマンの傑作の一つ。
男が見ても痺れる、男前のアランドロン。
アップになる度に、見惚れてしまうほどだ。
何十年ぶりに改めて見たが、やはりラストの一連は素晴らしい。
「禁じられた遊び」でも、思ったが余韻を残すとはこういう事だよなと感じさせてくれる。
映画は、やはりラストカットが重要なのだ。

2018/04/28

2018/04/30

90点

映画館/神奈川県/TOHOシネマズららぽーと横浜 


何度見てもいい映画

この映画、10回以上観ている。そして、観るたびに発見がある。

クライムストーリーとして超一流。恋愛映画としても素晴らしいと最初に思ったのだが(もう35年以上前に観た。)

そして、30年以上前に、淀川長治やおすぎが、この映画は同性愛映画として超一流と書いていたの読む。そして改めて観てみた時に、成る程と、もう色っぽさがとんでもないことに気がつく。もうそういう目でしか観られなくなった。

トムは金が欲しかった訳でもなく、彼女を横取りしたくもなく、フィリップに恨みを持った訳でもない。ただ、彼はフィリップになりたかったのだ。

にしてもラストが本当に素晴らしい。こんなカッコいい終わり方は無いなと思う。

2018/02/25

2018/02/26

83点

映画館/東京都/角川シネマ有楽町 
字幕


ドロンによるピカレスク・ロマンの名作

燦燦と太陽の光が降りそそぐなか、嫉妬と欲望が巻き起こす完全犯罪。P.ハイスミスの原作を、ルネ・クレマンが脚色・演出、アンリ・ドカエによる映像を、ニーノ・ロータの哀愁を帯びたメロディーが彩る。そして若き美貌のアラン・ドロンが、ピカレスク・ロマンとしての魅力を一際輝かせている。