太陽がいっぱい

たいようがいっぱい|Plein Soleil|Purple Noon

太陽がいっぱい

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レビューの数

124

平均評点

81.6(662人)

観たひと

1048

観たいひと

102

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 フランス イタリア
製作年 1960
公開年月日 1960/6/11
上映時間 118分
製作会社 ロベール・エ・レイモン・アキム・プロ=パニタリア
配給 新外映
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ルネ・クレマンの「海の壁」以来の映画。アラン・ドロンが“天使の顔をした悪人”を演じるサスペンス・ドラマ。英国の女流作家パトリシア・ハイスミスの探偵小説『才人リプレイ君』から、「二重の鍵」のポール・ジェゴフとクレマン自身が脚本・台詞を書いた。撮影も「二重の鍵」のアンリ・ドカエ。音楽は「戦争 はだかの兵隊」のニーノ・ロータ。出演はドロンのほか、新星マリー・ラフォレ、「死刑台のエレベーター」のモーリス・ロネら。製作ロベール・アキムとレイモン・アキム。4Kレストア版が2019年6月28日より公開(配給:KADOKAWA)。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

トム・リプレイ(アラン・ドロン)は貧乏なアメリカ青年だ。彼はナポリに、中学時代の友人で金持のドラ息子フィリップ(モーリス・ロネ)を、父親から五千ドルの約束で連れ戻しにきた。フィリップにはパリ生れのマルジェ(マリー・ラフォレ)という美しい婚約者がいた。ナポリから帰ると、フィリップの父から契約をやめる手紙が来ていた。フィリップが約束の手紙を出さなかったからだ。フィリップはトムを邪魔者扱いにしていた。友人のパーティーに向うヨットの上で、トムはますます彼からさげすまれた。裸でボートに放り出され、全身が火傷のように日焼けした。トムはフィリップに強い殺意を抱くようになった。まずマルジュとフィリップに大喧嘩をさせ、彼女が船から下ろすと、ついにフィリップを刺し殺した。死体はロープで縛り、海へ捨てた。陸へ上ると、彼はフィリップになりすました。ホテルに泊り、身分証明書を偽造し、サインを真似、声まで真似た。ヨットを売り払う交渉も、親元からの送金を引き出すこともうまくいった。ホテルにフィリップの叔母が訪ねてきたが、別の下宿に移って事なきを得た。しかし、新しい下宿にフィリップの友人が訪ねてきて、トムに対して疑惑をもったようだ。トムはその男を殺して死体を捨てた。やがて刑事が調べにきた。死体確認に友人たちが集った時、トムはマルジェにフィリップはモンシベロに戻ったと告げた。トムはその夜、モンジベロへ行き、遺書を書き、金をマルジェに残して、フィリップが自殺したようにみせかけた。そうして元のトムに戻った彼は、傷心のマルジェをいたわり、愛を告げた。彼女もついに彼を受け入れ、結婚の約束を交わした。全てがトムの思うままになったのだ。トムは幸福に酔って、浜辺に寝そべり、こうつぶやいた。「太陽がいっぱいだ」と・・・。しかしその時、フィリップのヨットが、引きあげられていた。スクリューにからまったロープの先からフィリップの死体が現われた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2013年8月上旬号

UPCOMING 新作紹介:「太陽がいっぱい」

2010年5月上旬号

午前十時の映画祭:「天井桟敷の人々」「太陽がいっぱい」

1994年6月上旬号

グラビア:太陽がいっぱい

1963年3月下旬号

SB ニッポンの夜:30 太陽がいっぱいの北京曲技団

1960年7月下旬号

外国映画批評:太陽がいっぱい

1960年6月上旬号

ルネ・クレマンの新作「太陽がいっぱい」:

ルネ・クレマンの新作「太陽がいっぱい」:鮮やかなサスペンス・タッチ

外国映画紹介:太陽がいっぱい

2021/01/15

2021/01/15

87点

レンタル 


哀しいラストを笑顔で締めくくるアラン・ドロン

 少年時代、ウエイトレスに呼ばれ、爽やかな笑顔で前を歩いて行くアラン・ドロンで幕を閉じるラストがとても鮮明に記憶に焼き付いていて、ふとまた鑑賞したくなった。
 人生最高の時を迎えた彼はその後直ぐに呆気なく破滅の道を進んで行くこととなる。あえてそこまで見せないところがとても怖かった。貧しさゆえに過ちを犯した人間、決して真の幸福を掴むことの出来ない人間の悲哀を漂わせているかのようでもある。ボートには結局、アランが殺害した悪友の死体がくっ付いていた。最初からもう、彼は自分の過ちから逃れられない運命だったのだな。

2020/12/26

2020/12/27

65点

レンタル/愛知県/ゲオ/ゲオ千種駅南店/DVD 
字幕


リプリー

若い時からずっとずっと気になっていたマイ映画シリーズ2


サスペンスの古典として名高い作品。

中学の時、国語教師に成り立ての初々しい女の先生がいて、授業中、何かの折にこの太陽がいっぱいの話をしてくれたのをずっと覚えている。

古くささは否めないが、若かれしアランドロンを堪能できる。
切なくも切れ味のよいラストシーンは、当時、センセーショナルだったに違いない。

2020/12/03

65点

選択しない 


また見たが

ネタバレ

この映画を印象深くしているのはラストシーンだ。主人公のトム・リプリーが最高の気分で日光浴をしていて、何も知らずに電話の呼び出しに立ち上がって、ニコニコしながら歩き始める、同時にあの哀愁を帯びた音楽が流れるシーンだ。これから捕まってしまうのを想像して、二人を殺した犯罪者なのにかわいそうだと思ってしまう。ニーノ・ロータの音楽の効果は抜群である。もしこの音楽がなかったら、これほどの名作になっていただろうか?あと、主演が超イケメンのアラン・ドロンということもあると思うが。
ただ、一般の評価より私の評価は低い。いちばんの理由は主人公に共感できないからだ。虐げられていたとはいえフィリップ・グリンリーフを殺すほどの理由があっただろうか?百歩譲ってその殺人を理解できたとしても、二人目の殺人は回避できただろう。あと、フィリップになりすまして大金を手に入れ、最後にはフィリップの婚約者まで手に入れるに至っては呆れてしまう(まあ、この部分がなければ作品は成り立たなくなるが)。本当に彼女を好きだったのか、遺産を相続する彼女が金づるになるので一緒になろうとしていただけなのかはわからないが。
あと、船上で殺した後(この殺人もやや唐突な感じ)、死体を布に包み海へ投げ捨てたが、なぜか長い紐が気になっていた。スクリューに絡みつかないかと。そのため、いつもは感の悪い私であったが、結局最後のオチもそれはど衝撃的ではなかった。
いずれにしても、私は登場人物に魅力を感じないとダメなので、その点についてはこの映画のアラン・ドロンは「冒険者たち」のアラン・ドロンの魅力には遠く及ばない。

2020/11/27

2020/11/27

-点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


アランドロンを観る映画

アランドロンがいい役者だというのがよく出てる
やっぱり名役者こそ悪役をやれないとね
いろんな方が色んな解釈をされてるほど、人気の映画

2020/07/09

2020/07/09

90点

レンタル 
字幕


26年振りに再見・ロミー・シュナイダーを発見

2020年7月9日に鑑賞。DVDにて。1時間58分12秒。一部、イタリア語。ビスタサイズ・イーストマンカラー。

映画館でリバイバル上映を観て以来、26年振りに再見する。名作であろう。開巻からヒリヒリ感が伝わってくる。アンリ・ドカエの撮影が冴え渡る。ラスト5分のカットの積み重ねが完璧である。もちろん、ニーノ・ロータの名曲が抒情と感傷をさらに深めている。

開巻、絵ハガキとサインを代筆するトム・リプリー(アラン・ドロン)とフィリップ・グリンリーフ(モーリス・ロネ)の所にフレディが来る。女を2人連れている。右側の女性がロミー・シュナイダーである。バストショットが2回映る。IMDbで確認。当時、ドロンとロミーは付き合っていたのか。ルネ・クレマンも「ぎこちないウェイター」として出演している。

アラン・ドロンの上目遣いの「眼」が素晴らしい。ドロンの育ちの良く無さとマッチしている。ラスト近くの下品な口元の笑みも合致している。

今回観て初めて分かった。マルジュ(マリー・ラフォレ)もお金持ちのお嬢さんなんだ。やっと、分かったのかい。恥ずかしい(笑)モンジベロの屋敷はフィリップの家だとばかり思っていたが、マルジュの家である。ヨットも「MARGE」という船名だから、マルジュのものかもしれない。マルジュは50万リラのヨットの残金を自分が払うと言っている。トム「出身が卑いと(フィリップの)父親に嫌われている」フィリップ「上品ぶってるが、魚はナイフで切るな。ナイフの持ち方も違うぞ」とナイフを直す。ローマのアパートでは大家の女主人が買って来たチキンをオーブンから出して、手掴みで食べている。

2020/07/05

2020/07/05

80点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


パトリックハイスミス

原作も俳優陣も監督も画面も素晴らしい作品。