フェリーニのアマルコルド

ふぇりーにのあまるこるど|Federico Fellini Amarcord|----

フェリーニのアマルコルド

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レビューの数

17

平均評点

79.5(76人)

観たひと

126

観たいひと

40

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 伝記 / ドラマ
製作国 イタリア フランス
製作年 1974
公開年月日 1974/11/16
上映時間
製作会社 FCプロ=PECF
配給 ワーナー・ブラザース
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

一九三〇年代を舞台にフェデリコ・フェリーニ自身にとって生涯忘れ得ぬ一年間の物語。「アマルコルド」とはフェリーニの故郷である北部イタリアのリミニ地方の今はもう死語になっている言葉で“エム・エルコルド”(私は覚えている)という言葉がなまったもの。製作はフランコ・クリスタルディ、監督は「フェリーニのローマ」のフェデリコ・フェリーニ、脚本はフェリーニとトニーノ・グエッラ、撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽はニーノ・ロータ、装置・衣裳はダニロ・ドナーテ、編集はルッジェーロ・マストロヤンニが各々の担当。出演はプペラ・マッジョ、マガリ・ノエル、アルマンド・ブランチャ、チッチョ・イングラッシア、ナンデーノ・オルフェイ、ルイジ・ロッシ、ブルーノ・ザニン、ジャンフィリッポー・カルカーノ、ジョジアーヌ・タンツィーリなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

“春一番”の吹いた日の夜、ここ北部イタリアの小さな港町では町中の人々が広場に集い、うず高く積み上げられたガラクタの上に冬の女神の人形をかかげて火をつけ、訪れる春を祝って歌い踊り、騒ぎ明かしていた。十五歳を迎える少年チッタ(B・ザニン)も彼の父(A・ブランチャ)も母(P・マッジョ)、おじいちゃん(G・ラニグロ)や弟たちと共に祭りに加わった。若者たちは媚をふりまく娘たちをひやかし、大人たちは酒をくみかわす。チッタの憧れの年上の娘グラデスカ(M・ノエル)もいる。何て素晴らしい夜なんだろう。そんな楽しい春を迎える祭りが終わるとやがて夏がやって来る。町中の人たちが数十隻の小船にのり込み小型船団を組むと海へと乗り出す。沖合を通るイタリアの豪華定期船レックス号の晴れの姿を一目見ようと、町長以下の総出で祝福の船団を組んだのだ。霧深い沖合いを煌々たる明りに彩られてやってきた巨大な船を見ると人々は歓声を上げた。レックス号の勇姿はイタリアの誇りであると同時に、この小さな港町の人々にとっても誇りなのである。また当時、イタリア全土にはムッソリーニのファシズム旋風が吹き荒れていたが、この町でも例外ではなかった。少しでも反抗的な言動でもとろうものなら、たちまちファシスト本部に連行され、拷問をうける。そんな世相とは関係なく、季節は変わり、秋になる。チッタの一家は、精神病院に入れられていたおじいちゃんを迎えに行くことになった。医者は大分よくなったというのだが、前を開けずに放尿したり、大きな木に登って“女が欲しい”と叫んだりして再び病院に連れ戻された。チッタはそれでも仕方ないと思う。病院を出たところで精神障害者のおじいちゃんの望みは叶うはずもないからだ。同時にチッタは何かわりきれないものを感じていた。人間の根本的な欲望は誰だって変わりはしないはずなのだ。一方、チッタのグラデスカに対する想いは日に日につのるばかりだ。映画館で思い切ってアプローチしてみたが、まだ子供と思われてか全然相手にされない。それどころか、白鯨のような巨大な体躯のタバコ屋のおばさん(M・A・ベリッツィ)に弄れてしまう。そして冬が来た。降り続いていた記録的な大雪がカラリと晴れあがった日、どこから逃げだして来たのか一匹の孔雀が雪の上に舞い降りると、まばゆいばかり見事なその羽根を開げてみせた。だがイタリアでは孔雀は不幸の前兆であると信じられていた。その冬、チッタの母は病気をこじらせてこの世を去った--。そしてチッタの悲しみもようやく癒えた頃、“春一番”の吹く野原では、町中の人々に祝福されてグラデスカの結婚式が行われた。彼は自分にとって最も大切な二人の女性を失った、生涯忘れ得ぬ一年だった。……誰もが一度は通らなくてはならないさまざまな人生の別れを体験しながら、少年チッタはやがて来る激動の青春期への旅立ちを、漠然とした意識の底にではあるが確実な手応えとして感じていた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1975年2月下旬決算特別号

特別グラビア 外国映画ベスト・テン:フェリーニのアマルコルド/叫びとささやき/映画に愛をこめて アメリカの夜/スティング/ペーパー・ムーン/ブルジョワジーの秘かな愉しみ/ジーザス・クライスト・スーパースター/黒い砂漠/デリンジャー/エクソシスト

特別グラビア 読者のベスト・テン 外国映画:スティング/ペーパー・ムーン/映画に愛をこめて アメリカの夜/エクソシスト/叫びとささやき/フェリーニのアマルコルド/パピヨン/ジーザス・クライスト・スーパースター/燃えよドラゴン

1974年12月上旬号

映画批評:フェリーニのアマルコルド

映画批評:フェリーニのアマルコルド

1974年11月上旬号

グラビア:「フェリーニのアマルコルド」

「フェリーニのアマルコルド」って映画は僕らの映画ですよ・・・:池波正太郎×淀川長治 対談

分析採録:フェリーニのアマルコルド

1974年10月下旬号

外国映画紹介:フェリーニのアマルコルド

1974年10月上旬号

グラビア:「フェリーニのアマルコルド」

2017/06/24

2017/06/25

65点

テレビ/有料放送/IMAGICA BS 


個人的には、途中から飽きてきた。
面白いと言えば、面白かったけど

2017/06/14

50点

選択しない 


抒情溢れ甘美だがフェリーニの小宇宙でしかない

 原題"Amarcord"。俗ラテン語に由来するロマンス語"a m'arcord"が訛ったイタリアのリミニ地方の方言で、「私は覚えている」の意。
 1930年代、フェリーニの故郷の港町リミニでの少年時代の思い出を綴ったもので、春の訪れを知らせる綿毛の飛ぶ日から、翌年の綿毛の飛ぶ日までの1年間を描く。
 綿毛の飛ぶ詩的な映像に始まり、春の祭り、家族、学校生活、町の人々、港を通過する豪華客船、ムッソリーニのファシスト党に歓喜する人々、それに反対し引っ立てられる父親、性の芽生え、大雪、母の病気と死、年増小町娘の結婚と濃密で思い出深い1年間の出来事が走馬灯のように流れていく。
 その抒情溢れる、ファシスト党を含めて甘美な映像は秀作であるには違いないが、日本人の目からはやはりフェリーニの小宇宙、個人的な体験、個人的な世界観でしかなく、このノスタルジーが国や文化を超えて共有化され普遍化されるまでには至っていない。
 それでもフェリーニが描き出すリミニの町の人々は十分に魅力的で微笑ましく、ユーモラスで見飽きることがない。
 主人公の少年が映画館の中で年増小町娘(マガリ・ノエル)の隣に座り膝に手を置いた時に彼女が返す言葉「何か探し物?」と、彼女が年を聞かれて返す言葉「いつも多めに答えることにしてるの。30歳よ」が洒脱。
 映像的には雪の町の中で羽を広げる孔雀がひときわ美しい。(キネ旬1位)

2017/06/08

2017/06/08

79点

テレビ/有料放送/IMAGICA BS 
字幕


郷愁にあふれた季節の回遊。

  母は逝ってしまったが、綿毛は舞い、また春は来る。
季節は巡る、人の命が尽きたあとも。
   グラディスカは嫁いで去ってしまい、また故郷がひとつ寂しくなる。
 数あるエピソードの中では、家族の食事のシーンとか、叔父さんが木に昇っての大騒ぎのシーンが比較的長いが、「家族」を中心に脚本が組み立てられてる訳でもない。1920年生まれのフェリーニの故郷と心象風景なのだろう。
   人の記憶の中では、雪とか霧とか、夕暮れの海とか、自然もけっこう大きな比重を占めるんだなと思った。
   
  難解さゼロの本作は、他のフェリーニの諸作よりとっつき易く、ニーノ・ロータのノンビリした音楽も心地よい。

  ソフト的に不遇であったが、今回のイマジカBSのロゴなし放送で、まずはめでたい。
      !! この高画質シリーズは、 初回放送分のみロゴなしのようですので、エアチェックの方、ご注意を!!

    

2017/06/07

2017/06/08

99点

テレビ/有料放送/IMAGICA BS 


青い無名、青い沈黙

イマジカbs名画愛蔵区枠でのロゴなし放送。イマジカはさすがである。日本初独占放送。

これも木下杢太郞の詩(それが何になる)の、青い無名、青い沈黙。
私は覚えている。松山での美しい思い出を。私の周りにいた人は私の記憶に多大な痕跡を残した。

この映画はフェリーニにとっての青い無名、青い沈黙なのだろう。
ニーノロータの音楽と共に綿毛からエマルプサメンからタバコ屋のおばちゃんから様々に語られる。

歴史的にも正確。リアル世代だから当たり前ですが。

2017/06/06

2017/06/07

-点

テレビ/有料放送/IMAGICA BS 
字幕


シネフィルイマジカありがとう!

NHKBSに10数回リクエストしたのに、全然放送されなかった。埃だらけのLDを引っ張り出してラックに飾ってある。LDプレイヤーは壊れている。
これは我が生涯で「ノスタルジア」に次いでNo.2の映画で、長男にその面白さをずっと語りこんで来た。息子は渋谷に「花洋年華」を見に行き、帰ったら一緒に見るから待ってて!とLINEを入れて来た。待つ間、焼酎をストレートで飲んでたら「エマルプサメンヌ」のあたりで記憶がなくなってしまった。
残念ながら、彼にはそれほどの感動はなかったようだ。
《ストーカー》《8 1/2》もまだ早過ぎるだろうか?

1979/10/05

2016/05/19

95点

映画館/東京都/五反田TOEIシネマ 


道化師 ローマ 併映

アマルコルド、ローマ、道化師の3本立てとは贅沢な!