スターチャンネルでロミー・シュナイダー特集をやっている。
これは、その1本。
かなり前に、ツタヤ復刻でDVDダウンロードでリリースされた作品なのだが、あまりに取り柄のない作品でガッカリ。
(DVDダウンロードは、通常のDVD・VIDEOより一段画質が悪い。)
トム・コートネイ、ロミー・シュナイダー in Otley とタイトルには出るが、ロミーは出番が少なく、ストーリーにも面白く絡まない。
ロミー・シュナイダーは、当時31か32才で綺麗ではあるが、彼女にして、こんな意味のない作品もあるのだと変に納得。
製作途中で、監督が心臓発作に襲われ、作品が陽の目を見ないこともあるし。
(アンリュ・ジョルジュ・クルーゾー 1964 「地獄」)
女優というのも、因果な商売かもしれぬ。
本作は、いわば、まき込まれ型のスパイものなのだが、まったく要領を得ない展開で、トム・コートネイにはだんだん事情が解かってくるらしいのだが、私の頭では理解不能。
舞台はロンドンで、イモっぽいイギリス映画の典型。
人は死んでいくのに、変にコメディっぽいのも妙。
91分の映画なのだが、見通すのが辛かった。
「2001年宇宙の旅」「バリー・リンドン」のレナード・ロジターや、「小さな恋のメロディ」のマーク・レスターの母役の人や、校長かなんかの人も出て来た気がする。
あゝ、あの頃のイギリス映画だな。