鯨とり コレサニャン

くじらとりこれさにゃん|고래사냥|Whale Hunter

鯨とり コレサニャン

レビューの数

5

平均評点

75.0(11人)

観たひと

19

観たいひと

2

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 韓国
製作年 1984
公開年月日 1988/8/13
上映時間 112分
製作会社 ファン・ギソン・サダン
配給 アジア映画社
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

人生の意義を求めてさまよい、さすらう三人の若者の愛と夢を描くロード・ムーヴィー。監督は「ディープ・ブルー・ナイト」のベ・チャンホ。原作・脚本も同作の崔仁浩。出演は安聖基、李美淑、金秀哲ほか。2011年6月18日邦題を「鯨とり ナドヤカンダ」に改題しリバイバル公開。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

大学受験に失敗し、恋人にも振られ、落ち込むピョンテ(金秀哲)は、ある日倒れている女性を助けるが、彼女は泥棒で、二人はもめ、警察で取り調べをうけるうちに、彼は痴漢として留置所に放り込まれてしまう。そこでピョンテは、乞食(安聖基)と自称する不思議な若者と出会い、出所後も行動を共にするようになる。乞食に街でいかに生き残るかの術を教え込まれたピョンテは、ある夜二人で売春宿に出かけ、そこで奴隷のように扱われている少女(李美淑)と出会う。乞食と共に、彼女を故郷へ帰してやろうと決心するピョンテは三人で売春宿を脱走するが、真冬の道中は厳しい。追っ手をまいて、どうにか二人は東海岸にたどりつくが、海岸の絶壁で彼らは売春宿の主人とその子分たちに襲われてしまう。血まみれの攻防を展開するピョンテと乞食。そんな時、ついに少女が口をきいた。この光景に、さすがの悪漢たちも感動し、少女を解放してやる。故郷の母親のもとに無事戻った少女は、二人の恩人に留まるように勧めるが、彼らは再び旅立つ決意をする、新たな冒険を求めて……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2011年7月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「鯨とり ナドヤカンダ」韓国ニュー・ウェーブ、再発見

1989年8月上旬号

外国映画紹介:鯨とり コレセニャン

1988年9月上旬号

グラビア:鯨とり

2013/11/30

2013/12/01

50点

その他 


一流大学の学生だが、好きな女子に告白する勇気もないヘタレ男子が、職業「乞食」のかっこいい兄貴の子分となって、「鯨とり」の旅に出るロードムービー。
昔懐かしアイドル映画的な、いかにも古くさい演出(よくわかんないスローモーションとか静止画とか)は、まあ制作年を考えるといたしかたないとしても、好きな女子に告白する勇気がない自分にいらだって彼女を殴りつけたり、口のきけない娼婦という、明らかに自分より社会的地位の低い女子に対しては積極的に迫り助けてやろうとしたりと、ストーリーの根底に流れるミソジニーとマチスモ礼賛にうんざり。
ま、一言でいえば、韓国が近代化をとげた中で男らしさを失ってしまった大学生が、兄貴に導かれて自分の男らしさを発見するというホモソーシャルな話ですよね。アン・ソンギはまじにかっこいいけど、「名作」ってもちあげられるような話じゃないと思う。

1988/09/05

2013/07/08

100点

映画館/大阪府 
字幕


韓国映画2作目

1988年9月5日に鑑賞。大阪・なんば弥生座にて。

人生で観た韓国映画の2作目である。
アン・ソンギがすばらしい。韓国映画の歴史に残る名作である。

[1988年・私のベスト10]
・[洋画]①ベティー・ブルー愛と激情の日々 ②レボリューション・めぐり遭い ③シド・アンド・ナンシー ④鯨とり ⑤芙蓉鎮 ⑥月の輝く夜に ⑦ZOO ⑧愛と宿命の泉 ⑨ラスト・エンペラー ⑩刑事グラハム・凍りついた欲望(ハンニバル・レクター博士ものの傑作)

・[邦画]①天使のはらわた・赤い眩暈 ②猫のように ③異人たちとの夏 ④会社物語 ⑤明日 TOMORROW ⑥クレイジー・ボーイズ ⑦怪盗ルビイ ⑧リボルバー ⑨四月怪談 ⑩木村家の人々

1988 年

2012/12/26

80点

映画館/大阪府 


ロードムービーの秀作。

アンソンギの魅力全開の韓流ブームを遡ること、第一次韓国映画プチブームの最高峰の映画。
キム・スチョルの主題歌もフォークに慣れ親しんだ世代にはしっくりと馴染んだし。

このころの韓国映画の力強さったらない。こんな作品はもう今の韓国では作りだされないのだろうか。

2012/04/16

2012/04/30

80点

映画館 


ブラボー! アン・ソンギ

物乞いの旦那こと、アン・ソンギの過去や正体を、最後まで明かさなかった点が気に入った。そのおかげで彼が仙人か魔法使いかのような、印象を見ている間、持ち続けた。決して明るいとは言い難いストーリーに、ほのかな昂揚感を漂わせることに成功した要因は、アン・ソンギのキャラクター設定に他ならない。

2012/04/14

2012/04/15

80点

映画館 


とてもオーソドックスなストーリーなのだけど、そこがよい。
若者二人の逃避行を、温かく見守る年長者役のアン・ソンギがとても魅力的。
1984年の作品なので、髪型や服装に少々古くさいところはあるのだけど、昔の東映ドラマを見るような、懐かしい気持ちになった。
ヒロインのイ・ミスクの初々しく、愛らしいことときたら!