汚れた血

よごれたち|Mauvais Sang|Bad Blood

汚れた血

レビューの数

44

平均評点

76.0(289人)

観たひと

486

観たいひと

56

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス / ドラマ
製作国 フランス
製作年 1986
公開年月日 1988/2/6
上映時間 119分
製作会社 フィルム・プラン・シャン=ソプロフィルム=FR3フィルム・プロ
配給 ベストロン映画
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

近未来の世紀末のパリを舞台に男女三人の愛の物語を描いてゆく。製作はアラン・ダアンとフィリップ・ディアス。監督・脚本はレオス・カラックスで本作品が日本公開第一作になる。撮影はジャン・イヴ・エスコフィエが担当。音楽はベンジャミン・ブリテン、プロコフィエフ、チャールズ・チャップリンの曲を使用。出演はドニ・ラヴァン、ジュリエット・ビノシュ、ミシェル・ピッコリほか。4Kレスト版を2026年1月10日より公開。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

あと数年で21世紀を迎えようとしているパリだが、街には格別の変化はなく、ただ地下鉄が真赤に塗られ、彗星が近づいているために夜が恐ろしく暑かった。そして人々は、愛のないセックスによって感染するまだ治療法がみつからない新しい病気「STBO」の蔓延に恐怖を抱いていた。天涯孤独の少年、アレックス(ドニ・ラヴァン)は、どこか別の場所で新しい人生を送りたいと思っていた。ガールフレンドのリーズ(ジュリー・デルピー)と過ごす愛のひとときさえも彼には無意味だったし、後世に何かを残したいというわけでもない。やがてアレックスは、亡き父親の友人の中年男マルク(ミシェル・ピッコリ)と美少女アンナ(ジュリエット・ビノシュ)に誘われ、脱出の為の金欲しさに犯罪に手を貸す。そしていつしかアンナを愛するようになるのだが…。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1989年3月上旬号

外国映画紹介:汚れた血

1988年1月下旬号

グラビア:汚れた血

特集 汚れた血:監督 インタビュー

特集 汚れた血:短評

2026/02/26

2026/02/27

90点

映画館/兵庫県/元町映画館 
字幕


生き急ぐように疾走するドニ・ラヴァン

生き急ぐように疾走するドニ・ラヴァンと共に煌めくような映像と音の世界を駆け抜けた。夜の街を突き進む疾走感と朝の滑走路で羽ばたく浮遊感はさすがに強烈なインパクトで迫ってきた。静と動で魅力を競うジュリエット・ビノシュとジュリー・デルピーも輝いているが、ミシェル・ピッコリの渋さそして「アメリカ女」のキャロル・ブルックスの貫録たっぷりの佇まいも弾けるラヴァンの若さと対比するように存在感を残している。

2026/02/09

2026/02/09

-点

映画館/石川県/シネモンド 
字幕


アレックス 2作目

ネタバレ

ドニ•ラヴァンさんの身体能力の高さ! 驚愕
ジュリエット•ビノシュさん自然な表情 素敵
レオス•カラックス監督の撮るパリの夜 秀逸

2026/01/13

70点

映画館/東京都/ユーロスペース 


記憶に残りそうなのは・・・。

クロースアップの多用。陰影の効いた画づくり。劇中に名前が登場するが、まるでジャン・コクトー映画を彷彿とさせるような場面がしばしば。

愛なきセックスにより蔓延する感染病と、そのウィルスを盗むという犯罪の匂い。カラックスの脳裏には往年のフランス映画(メルヴィルやら)があったのだろうな、と邪推してしまった。それにしても、明確に描写されるワケではないが、この設定が醸し出す不思議な雰囲気はおもしろい。彗星が近づくとアスファルトが熱く燃え、季節外れの雪が降る。そんな世界を生きる若者たちが見せる「疾走する愛」は、さすがフランス映画なので言葉と言い回しでエスプリを効かせながらも、走り続ける役者の身体と、それを追いかけ捉えるカメラのおかげで体感できる。全くもって理解は出来ていないのだが、解る気がするのである。やはり、映画にとって「走る」ことは唯一無二の映画的な表現なのだと改めて痛感した次第。

と言ったところで、正直、わたしはこの映画の走るシーン以外は、細やかなクロースアップの連続とコンテばかりに意識がいってしまって、物語うんぬんを味わっていなかったように思う。思わぬ場所に据えられたカメラ、凝ったフォーカスの画、もちろん雰囲気あるセットも含め全編を通じてレオス・カラックスの才気に呑まれ、それしか印象に残らなかったという・・・。記憶に残るのは走るシーン、カラックスの才能、ジュリエット・ビノシュのうつくしさ。これだけのような気がするのだ。それで十分な気もするが、わたしの好きな映画にはもっと豊かさがあるようにも。そもそも苦手なフランス映画だが、本作もその例に漏れないのだ。

2023/06/26

2023/06/27

95点

選択しない 


初々しい二人

カラックス映画の中で最も好きな映画です。初々しいジュリエット・ビノシュの美しさとドニ・ラヴァンの怪しさのコントラストが何より魅力的。今見るとちょっと作り過ぎの感はありますが、音楽、色彩が効果的に使われ、サイレント場面や暗転が印象的です。初めて映画館で見た時、ラストシーンの二人に涙が止まらなかった。

2022/05/19

2022/05/19

77点

映画館/千葉県/キネマ旬報シアター(旧TKPシアター柏) 


30年の時を経て

高校生のシネママラソンでみて以来(シネママラソンとは夜から上演して朝まで4本くらいずっと上映するお祭り的な興行でした)
ちっとも覚えていなかった
なんなら寝てたかもしれなかった作品
でも強烈なインパクトでみたことは覚えてました

変なウイルスがフランスで蔓延してワクチンをどうのとまるで今と同じ構図になかなか驚き!

でもそのウイルスとは愛のないセックスをすると発症するという…
このあたりフランス的メルヘンね

交わされる会話や全ての構図がセンスいい
同じものを扱ってもセンスある人が触るとなんでこうもステキになるの?と驚くような
そんなセンス溢れる作品。

そしてビノシュももう1人リーズ役の彼女も瑞々しく美しい
あまりにも神々しい美しさ

愛について
フランス的感覚って人の本質を突いたことだとしみじみ

高校生の自分ならまるで考えられなかったところのような氣がする

これを20代の監督が作ったことも本質をつくのは年齢ではない
ということ。

よくわからないのに全く飽きさせない
疾走感のある愛のほとばしりに感動しながら

2022/05/15

2022/05/19

45点

映画館/千葉県/キネマ旬報シアター(旧TKPシアター柏) 
字幕


キネ旬ベストテン1988年外国映画43位

フィルム上映