マイライフ・アズ・ア・ドッグ

まいらいふあずあどっぐ|Mitt Liv Som Hund|----

マイライフ・アズ・ア・ドッグ

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レビューの数

52

平均評点

76.0(342人)

観たひと

546

観たいひと

38

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 スウェーデン
製作年 1985
公開年月日 1988/12/24
上映時間 102分
製作会社 スヴェンスク・フィルムインダストリ=フィルムテクニック
配給 フランス映画社
レイティング PG-12
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

50年代末のスウェーデンの海辺の小さな町と山間のガラス工場の村を舞台に、人々との出会いと別れを通して人生に目覚めてゆく少年の姿を描く。製作はヴァルデマール・ベリエンダール、監督は「アバ ザ・ムービー」のラッセ・ハルストレム、レイダル・イェンソンの同名小説を基に彼自身とハルストレム、そしてブラッセ・ブレンストレム、ペール・ベルイルントが脚色、撮影はヨルゲン・ペルソン、音楽はビヨルン・イスフェルトが担当。出演はアントン・グランセリウス、メリンダ・キンナマンほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

12歳の少年イングマル(アントン・グランセリウス)は58年の出来事をひとり夏のあずま屋で星に話しかけている……。人工衛星に乗せられて地球最初の宇宙旅行生物になったライカ犬の運命を思えば、兄エリク(マンフレド・セルナル)にいじめられても、彼の不器用なドジをママ(アンキ・リデン)が嘆き悲しんでも、南洋の海からパパが帰ってこなくても、ちっとも不幸な事ではない。しかし夏になりママの病状が悪化して、兄さんは祖母の、イングマルはグンネル叔父さん(トーマス・フォン・ブレム)のところで暮らすことになった。彼は愛犬シッカンが心配だが犬の保育所が預かってくれるらしい。大きなガラス工場のある小さな村スモールランドのオーフェルシュ村。イングマルはここで、都会では出会えないような人たちばかり目にし、中でも村のガキ大将サガ(メリンダ・キンナマン)の存在は彼の心に爽やかに焼きついた。そして、サガは少年じゃない事実は、イングマルの心をさらに揺すぶった。秋になり、兄さんとともに久しぶりに会ったママは元気こそなかったが、今までになく優しかった。しかしそれは、イングマルがママと話した最後になってしまう。冬になってギリシャ人移民が間借りし、家は狭くなった。イングマルは叔父さんに引っ越しを頼まれ、シッカンと一緒なら、と同意する。しかし、ふとしたことからサガに、あの犬は死んだ、と言われショックをうけた彼は、叔父さんのあずま屋に立てこもる。真実を言って聞かせる叔父さん、激しく泣きじゃくるイングマル。夏、スウェーデンの名ボクシング選手ヨハンソンが不敗のチャンピオン、パターソンを破る番狂わせに人々が熱狂する中、少年イングマルは少女となったサガとすやすやと眠っている……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2010年11月上旬号

DVDがおもしろい!:DVDコレクション No.472 「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」

1989年2月上旬号

外国映画批評:マイライフ・アズ・ア・ドッグ

1989年1月上旬号 戦後復刊1000号特別記念号

外国映画紹介:マイライフ・アズ・ア・ドッグ

1988年11月下旬号

グラビア:マイライフ・アズ・ア・ドッグ

特集 マイライフ・アズ・ア・ドッグ:評論

特集 マイライフ・アズ・ア・ドッグ:評論

特集 マイライフ・アズ・ア・ドッグ:ラッセ・ハルストレムは語る

1988年7月上旬号

キネ旬試写室:マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ

2022/07/03

2022/07/03

70点

その他/録画スターチャンネル 
字幕


母と離れる哀しみ

ネタバレ

 幼い子供にとって、一番大事な筈の母が、病気であったり、情緒不安定であること程、辛いことはないだろう。

 12歳のイングマル(アントン・グランセリウス)も、母が病気で、父は海外。やや自分を制御できないイングマルは、トラブルを起こしてしまい、情緒不安定な母と引き離すために、母方の叔父の所にやられることに。そして、大事な犬とも引き離されてしまう。

 寂しさを紛らわすために、この1950年代に実験のために宇宙に打ち上げられたソビエトのスプートニク号に乗せられたライカ犬よりマシだ、と何度も何度も言って自分を慰める。イングマルの涙ぐましい工夫だけれども、何度もこれを聞いていると何だかやりきれなくなる。

 しかし、叔父はイングマルをそれなりに可愛がってくれるし、スポーツ万能だけれど女の子であることを嫌がるサガ(メリンダ・キナマン)との出会いによって、癒されていく。サガが、胸が膨らんでくるのを嫌がってそれをイングマルに話す所が微笑ましい。このサガとの出会いが、イングマルにとっては大きかったのだろうと思う。

 ラッセ・ハルストレム監督のこの作品は特にスローテンポで、この描写が私には合わなかったが、自然な映画だったと思う。

2022/06/28

2022/06/28

70点

選択しない 


12歳のイングマル
母親は病で心まで失いかけ、愛情に飢え感情のやり場のない生活を送っているが、おじさんの村での周囲の人達がイングマルに集まってくる。
子供の成長には環境が大事なのがよく分かる。そしてどんどん女たらしになっていくイングマル。
唯一の友達だった愛犬シッカンを失った悲しみは、異性への目覚めと入れ替わっていくのも成長なのだろう。

2021/09/17

2021/09/17

60点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 


前向きな男の子

母の病気の悪化で田舎の叔父に預けられたイングマル少年が、田舎で見つけた子ども達との友情と、思春期前のまだ発達しない男女間の思いの悩みを描いている。
ストーリーはなんとなく理解できるが、そこに共感できるものが少ない。一人の子どもの成長過程の一部を描いただけで、何を言いたいのかよくわからなかった。

2021/07/03

85点

VOD/U-NEXT 
字幕


別れと目覚め

ネタバレ

自分はスプートニクに積まれて宇宙へ投げ出されたライカ犬に比べればマシだと語るイングマル少年。
父親は出稼ぎで外国に行ったきり戻らず、兄はいじわるでいつもイングマルを苛める。
そして一番愛情を注いでもらいたい母親は病気にかかってしまい寝たきりの生活を送っている。
彼の心の慰めになっているのは愛犬のシッカンだけ。
いつも愛情に飢えており、欲求を満たされないイングマルはトラブルばかり起こしてしまう。
今でいう発達障害に近いところもあるのか欲求を満たすために大声で喚き散らす場面もある。さらにコップを手に取るとぶるぶる震え出すという神経症も持っている。
いよいよ母親の病状が悪くなり、イングマルは地方に住むグンネルの元に預けられることになる。
グンネルも変わり者だが、常に屋根の修理をしているフランソンや、寝たきりでイングマルに女性用の下着のカタログを音読させるサンドベルイなど個性的な人間がこの村にはたくさん住んでいる。
この村でイングマルは性に目覚める。いや、以前にもイングマルがガールフレンドであるカエルに対して性的な興味を覚えるシーンはあったが、この村で彼は本格的にベリットという大人の女性が持つ肉体的な魅力に惹かれていく。
村の外れに住む芸術家がベリットのヌード画を描いている様子を、イングマルが天窓から覗こうとして落下する場面は結構衝撃的だった。
彼の心を悩ませるのはベリットだけではない。
サッカーのチームメイトであるサガは、ボクシングにも興じる活発でハンサムな子だが、実は女の子で徐々に胸が膨らみ始めていることに戸惑いを感じている。
サガは無防備にもイングマルの前で胸をはだけて、自身の身体に起こる変化について悩みを打ち明ける。
意識しないようにぶっきらぼうに振る舞うイングマルだが、内心では彼女の行動にドギマギしている。
夏が終わり、イングマルは久しぶりに母親の元に戻されるが、母の病状は思わしくない。シッカンも預けられたままで戻ってこない。
イングマルは母の誕生日のお祝いにトースターをプレゼントしようとするが、彼が病院に戻ると母はすでに息を引き取っていた。
冬になり再びイングマルはグンネルの元に預けられる。
居間にはテレビが設置されており、近所の人々や同居人のギリシア人の家族が集まっていた。変わらないようで、少しずつ変化していく村の様子。
サンドベルイも既に亡くなっていた。
イングマルはグンネルにシッカンを引き取ってもらうようにお願いする。
母を亡くした彼にとって今、側にいて欲しいのはシッカンだけだった。
しかしシッカンのことを尋ねると歯切れの悪くなるグンネル。
ある日サガはイングマルにシッカンはもう処分されたのだと言い放つ。
現実から逃避するように突然犬の鳴き声を繰り返すイングマルの姿に戸惑いを感じた。
イングマルの頭の中には幸せだった母との思い出が何度もフラッシュバックする。
それでも彼は頭の中でライカ犬や、同じように不幸な境遇に見舞われたあらゆる人々に比べればマシな人生だと自分に言い聞かせる。
どんなに辛くても生きていかなければいけない。
その頃、村では人騒がせなフランソンが氷の張った池に全裸で飛び込んでいた。
決して明るい内容ではないのだが、全体的に牧歌的な空気感が漂う。ただ思春期に特有な毒の効いた作品でもあると思った。
イングマル少年には感情移入を寄せ付けない頑ななところがあるので、少し突き放されたような感はあったものの、それも含めてとても人間らしいドラマだと思った。


2020/07/18

2020/07/24

80点

映画館/京都府/京都シネマ 


25年ぶり

2018/10/11

2020/06/20

93点

映画館/愛知県/ミッドランドシネマ名古屋空港 
字幕


ジワジワ

いい映画。後からジワジワ効いてくる。