ノスタルジア

のすたるじあ|Nostalghia|Nostalghia

ノスタルジア

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レビューの数

28

平均評点

79.0(123人)

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223

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62

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ジャンル ドラマ
製作国 イタリア ソ連
製作年 1983
公開年月日 1984/3/31
上映時間 126分
製作会社 RAI=オペラ・フィルム=ソヴァン・フィルム
配給 フランス映画社
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

自殺したあるロシア人の音楽家の足跡を追って旅を続ける詩人の愛と苦悩を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーは、レンツォ・ロッセリーニとマノロ・ボロニーニ。監督・脚本は「アンドレイ・ルブリョフ」「鏡」「ストーカー」のアンドレイ・タルコフスキー、共同脚本は「エボリ」「サン★ロレンツォの夜」のトニーノ・グエッラ、撮影はジュゼッぺ・ランチ、べートーヴェンの〈交響曲第9番〉、ジュゼッペ・ヴェルディの〈レクイエム〉他の音楽を使用し、マッシモ&ルチアーノ・アンゼロッティが音響効果を担当。美術はアンドレア・クリザンティ、編集はエルミニア・マラーニとアメデオ・サルファ、衣裳をリーナ・ネルリ・タヴィアーニ、メイク・アップをジュリオ・マストラントニオが担当。出演はオレーグ・ヤンコフスキー、エルランド・ヨセフソン、ドミツィアーナ・ジョルダーノ、パトリツィア・テレーノ、ラウラ・デ・マルキ、デリア・ボッカルド、ミレナ・ヴコティッチなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

イタリア中部のトスカーナ地方。詩人のアンドレイ・ゴルチャコフ(オレーグ・ヤンコフスキー)は、通訳のエウジェニア(ドミツィアーナ・ジョルダーノ)と共にモスクワからこの地にやって来た。目的は、18世紀にイタリアを放浪し故国に帰れば奴隷になると知りながら帰国し自殺したロシアの音楽家パヴェル・サスノフスキーの足跡を追うことだが、その旅ももう終わりに近づいていた。アンドレイがこの古都シエナの村まで来たのは、マドンナ・デル・パルトの聖母画を見たかったためだが、彼は車に残りエウジェニアがひとり教会を訪れた。ピエロ・デラ・フランチェスカが描いた出産の聖母像(イコン)に祈りを捧げる女たちとは対称的に膝まずくことのできないエウジェニア。温泉で知られるバーニョ・ヴィニョーニの宿屋で、アルセニイ・タルコフスキーの詩集をイタリア語に訳して読んでいるというエウジェニアに、アンドレイは反論する。「すべての芸術は訳することができない。お互いが理解しあうには国境をなくせばいい」と。アンドレイの夢に故郷があらわれる。なだらかな丘の家。妻と子供。白い馬とシェパード犬。シエナの聖カテリーナが訪れたという広場の温泉に湯治客が訪れている。人々が狂人と呼ぶドメニコ(エルランド・ヨセフソン)は、世界の終末が真近だと感じ家族を7年間閉じこめた変人だ。ドメニコを見かけたアンドレイは彼に興味を示すが、エウジェニアは、いらだったようにアンドレイの許を去った。ドメニコのあばら屋に入つたアンドレイは、彼に一途の希望をみた。ドメニコは、広場をろうそくの火を消さずに往復できたなら世界はまだ救われるというのだ。アンドレイが宿に帰ると、エウジェニアが恋人のいるローマに行くと言い残して旅立った。再びアンドレイの脳裏を故郷のイメージがよぎる。ローマに戻ったアンドレイは、エウジェニアからの電話で、ドメニコが命がけのデモンストレーションをしにローマに来ていることを知った。ローマのカンピドリオ広場のマルクス・アウレリウス皇帝の騎馬像にのぼって演説するドメニコ。一方、アンドレイはドメニコとの約束を果たしにバーニョ・ヴィニョーニにびきかえし、ろうそくに火をつけて広場をわたりきることを実行しはじめた。演説を終えたドメニコがガソリンを浴び火をつけて騎馬像から転落したころ、アンドレイは、火を消さないようにと、二度、三度と渡りきるまでくり返し試みるのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

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試写室:ノスタルジア

2017/03/11

2017/03/11

10点

テレビ/有料放送/IMAGICA BS 
字幕


世の中に「アンドレイ・タルコフスキーを貶してはいけない雰囲気」があるが、つまらないものはつまらない

はっきり言って、映像は綺麗だが、物語は全く理解できない。
どうも、世の中に「アンドレイ・タルコフスキーを貶してはいけない雰囲気」があるような気がするが、「映像の詩人」などと呼ばれていようが、自分としてはつまらないものはつまらないのである。

この映画、イタリア=ソ連合作映画であり、舞台はイタリア。
ロウソクがたくさん灯る教会では多数の小鳥が飛び出す、何これ???
から始まって、「フェーデなる言葉は『信仰』」、「神よ、なにか言って下さい」、などなど信仰の映画みたいな雰囲気の中、自分史っぽい「ノスタルジア」はロシアへの想いも綴られ、焼身自殺シーンはインパクトあるが、「母の思い出に捧げる-アンドレイ・タルコフスキー」という監督の言葉などなど、プライベート映像を見せられても、共感することが不可能。

長回しでスローな映像美には「この映像、綺麗だな」と思うところもあるが、意味不明の内容の映画は好きになれない。

[最高画質版]と謳っており、画質は良好だったが。

2017/02/11

2017/02/11

88点

映画館/東京都/K’S CINEMA 
字幕


郷愁と言う名の狂信

 魂だけで故郷に帰るような強い望郷の念を抱いているロシア人詩人が異国の地イタリアで狂信者と出会いその夢に望郷の念を重ねるという黙示録的な映画。
 ロシア人詩人の郷愁の思いが「国境を無くす」という現実離れした夢想に近づいたときイタリア人の狂信者に出会う。詩人は狂信者特有の迷いのなさを期待して彼に接近したのであろう。二人の魂の交歓は二人に破滅をもたらす。
 郷愁と狂信が融合したようなラストシーンが胸を打つ。

2016/12/31

2017/01/02

100点

テレビ/有料放送/IMAGICA BS 


自分なりの解釈ができました

救われる世界の意味が漸く解った。

まさに木下杢太郎のいう(青い無名、青い沈黙)であったんですね。つまり、

小さく、儚いものではあるが周りの人との交流を媒介して現れたあたたかみに溢れた嘗ての思い出、幻想。

素晴らしい傑作映画です。100点!

2016/05/17

2016/06/14

75点

テレビ 
字幕


亡命芸術家の幻影

 旧ソ連からイタリアに亡命した芸術家の故国に寄せる思いを、心象風景のように描写。フーム!!・・絵は美しいが難解。祖国を失った芸術家の気ままな妄想の世界。日常世界に生きる凡人との距離は計り知れない。

2016/06/11

2016/06/11

70点

テレビ/有料放送/IMAGICA BS 
字幕


VHSレンタル以来、30年ぶり。

 今回、イマジカBSの最高画質版という事で、若干の期待を持ちながら再見。(最高画質版シリーズのみ、ロゴ無しのようである。「サムライ」と「ノスタルジア」はなかった。)
 ラスト以外は、なにも覚えてなかった。
 この映画の完成翌年の1984年の亡命、1986年の死去をふまえて鑑賞すると、遺作ではないが、本作は紛れもなく遺書である。
 ソビエトからイタリアに渡り、命尽きる詩人。ロシアに対する郷愁。世界の終末を叫ぶ老人。そのどれもがタルコフスキーの内面の吐露なのであろう。
 驚きのラストも、しかし宗教観のない私には、表面的にしか捉える事が出来ぬ。
 (その驚きのラストだが、CGのない時代に、よくこれだけ不思議な「特撮」を作り上げたものである。雪と悲しい歌と・・・。忘れられない。)
 やはり、眠気を催す映画の流れなので、この点数にした。まだアンゲロプロスの方が、取っつき易い。

2016/01/21

2016/05/15

75点

テレビ/有料放送/IMAGICA BS 


絵画的。

時折気持ちよく眠りに誘われてしまったが、美しい映像には目を奪われた。蝋燭の炎、聖母像の胸から飛び出す小鳥。廃墟のイメージ、水音。オレーグ・ヤンコフスキーのコートを羽織った立ち姿、ボッティチェリの絵画のようなドミツィアーナ・ジョルダーノの顔立ちも美しい。