男たちの挽歌

おとこたちのばんか|英雄本色|A Better Tomorrow

男たちの挽歌

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レビューの数

85

平均評点

75.1(492人)

観たひと

735

観たいひと

26

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 香港
製作年 1986
公開年月日 1987/4/25
上映時間 95分
製作会社 シネマシティ・カンパニー
配給 日本ヘラルド映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

香港警察と国際ニセ札組織の対決を兄弟の反目と絆を背景に描くアクション。製作はツイ・ハーク、監督・脚本はジョン・ウー、撮影はウォン・ウィン・ハン、音楽はジョゼフ・クー、編集はカム・マー、美術はベニー・リウが担当。出演はチョウ・ユンファ、ティ・ロンほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ホー(ティ・ロン)は香港の紙幣偽造シンジケートに属するヤクザで、相棒のマーク(チョウ・ユンファ)とともに恒達財務有限公司のボス、ユーの片腕的存在だった。一方、ホーの弟キット(レスリー・チョン)は、警察官。兄の悪業は知る由もなく、2人は仲がよく、キットは恋人ジャッキー(エミリー・チュウ)をホーに紹介した。ある日、組織の仕事で台湾に飛んだホーは、取引きの最中、相手の内紛に巻き込まれて警察に捕まってしまう。そのころ、香港ではホーを憎む組織の刺客がホーの留守宅を襲い父を殺す。号泣するキット。“ホー逮捕”の記事を読んだマークは復讐を決意し台湾に向かうが、逆に組員の銃弾を受けて右足を傷めてしまう。そして3年。台湾で刑期を終えて香港に戻ったホーは、父の死をホーのせいだと思い込んでホーを許そうとしないキットのためにも足を洗う決意をする。そんなある日、自分のために負傷し落ちぶれたマークとばったり会ったホーは、弟のためにもニセ札組織壊滅に動き出す。今、組織を取り仕切っているのは、かつて舎弟扱いをしていたシン(レイ・チーホン)だった。彼は組織の悪事が外にもれることを恐れてマークを襲う。シンに対するホーの怒りが爆発する。キットにニセ札組織壊滅の手柄を立てさせ、一方で取り引き場でシンから金を奪ってマークと共に香港からの脱出を企てるホー。しかし、シンもしたたかだった。大ボスユーを殺し、すべての罪をホーの仕業とみせかけ、邪魔者を一気に葬って、暗黒街を支配しようとしていた。夜の波止場を舞台に、ホー、キット兄弟とマークは、シンに挑むのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024年9月号

COMING Old Pictures 旧作紹介:「男たちの挽歌」

2018年12月下旬号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第2弾 1980年代外国映画ベスト・テン:ベスト20グラビア開設

1997年11月上旬号

ビデオ・LDガーデン:「男たちの挽歌」LDボックス ジョン・ウー&チョウ・ユンファ インタビュー

1987年6月下旬号

外国映画紹介:男たちの挽歌

1987年5月上旬号

グラビア:男たちの挽歌

外国映画批評:男たちの挽歌

2026/01/14

2026/01/14

72点

テレビ/無料放送/BS12 トゥエルビ 
字幕


1986年制作の香港映画。兄弟のホー(ティ・ロン)とキット(レスリー・チャン)と友達のマーク(チョウ・ユンファ)との熱い熱い関係。そしてガンアクションがすこぶる熱い。
途中でキャスト表を見て、キット役がレスリー・チャン(30才)であること知りビックリした。主題歌を歌っているのも彼。そういう意味で興味深く見た。

2025/10/05

2025/10/05

65点

テレビ/無料放送/BS12 トゥエルビ 
吹替


ただ余計な,とも言えないキット

終盤にはとんでもない撃ち合いが待ち受けている.そんなにも撃ち合う必要があるのだろうか.あるとすれば,この撃ち合いという催しがお祭りであるためにそれほどの銃弾と炎とを必要としているのだろう.
紙幣の画像をコンピューターで細工している.紙幣は印刷されてくる.組織的な犯罪が匂わされている.ジャッキー(エミリー・チュウ)というそそっかしい女性が現れる.台湾にも飛び,国際的な犯罪取引がなされていることもしられる.こうした犯罪に絡んでいるのは,「香港の顔役」と報道されているホー(ティ・ロン)でもある.彼にはキット(レスリー・チャン)という弟がいる.父さん とジャッキーの三人がかりで襲ってきた悪漢を倒すが,父(ティエン・ファン)は死ぬ.突然の撃ち合いが始まる,ホーは裏切られているらしい.ホーは自首する.マーク(チョウ・ユンファ)は表情を変えずに,爪楊枝をくわえて撃ち殺す男として現れるが,油断しており足を打たれてしまう.
3年後,雨の中,出所してきたホーをキットは殴り,追い払ってしまう.ホーに恩があり,地位を築いたシン(レイ・チーホン)がいる.ホーは刑務所を出所した者たちが仲間となって働くタクシー会社の職場で更生しようとしている.
お誕生日のケーキのローソクとプレゼントで盛り上がるジャッキーとキットがいる.弟キットは極道の兄を恨み,毛嫌いしている.そのキットは撃たれる.マークも集団で暴力を受け,血まみれにされている.カタギになったはずのホーも職場を荒らしにやってきた連中相手に暴れ出す.三人は傷つき,恨む相手が一致していく.ホーはシンの犯罪の証拠を弟に託して,マークとともに復讐しようとしている.シンを銃で脅して拉致し,取引の金を持って逃げようとしている.モーターボートで推進するマークがいるが,彼は戻ってくる.自動車を走らせるキットがクロスカッティングされるが,キットは助太刀にもなっておらず,ただただ,余計なものとして,とんでもない銃撃戦に巻き込まれているように見える.
キットは浅はかでもあり,銃撃の技術もだいぶ上達しているが,まだまだ未熟である.その未熟に対する兄世代の寛容は,大陸的といえば言えるのだろうか.

2025/10/04

2025/10/04

65点

テレビ/有料放送/ムービープラス 
字幕


いま観ると

小林旭さん主演の映画を思い出します。
レスリー・チャンさんが劇中で歌い出しても良いのに、と妄想してしまうくらい。
この場末感は、現代の中国映画では醸し出せませんでしょうね。

2024/09/13

2024/10/02

70点

映画館/神奈川県/TOHOシネマズららぽーと横浜 
字幕


また あの香港映画に会える日は来るのだろうか

ネタバレ

仲間の裏切りで逮捕された紙幣偽造の組織の幹部が、出所後はかつての部下の誘いを拒んで堅気になろうとするが、組織から執拗な仕打ちを受けて立ち向かう。
1986年の作品。それまでカンフーとコメディーが主流だった香港映画の流れを変え、のちに“香港ノワール”と呼ばれるジャンルの原点となったそう。公開時には見ていなかったのだが、じわじわと評判が上がってきて話題になっていったという記憶がある。
後年(いつだったか忘れた)、レンタルで見て結構楽しんだ記憶があるが、内容を全くといっていいほど覚えていなかった。
今、見ると冒頭のほうなどに当時の香港映画のコミカルな雰囲気も微妙に残っていて、何かギャグ的なことが起きるのかな、などとも思わせる。話の内容から言ってそんなことは全然そぐわないのだけれど、ひょっとすると本作品が出世作となったジョン・ウー監督がわざとそういう雰囲気を残し、後段の激しいアクションと対比させたのかもしれない。
ジョン・ウー監督は本作品で名を知られるようになり、のちにはハリウッドでも作品を撮って成功している。いくつか見たが、かなり強引な設定でも勢いで観客を引きつける力量を持っている監督というのが僕の印象だ。今回見た本作品もそう。特に後半のスピーディーな展開に目が離せなくなった。
それにしても… と思う。以前は“香港映画”といえば、とぼけたコメディー、文字どおり体を張ったアクションなど娯楽作品の宝庫でスターや監督、いろんな才能が花を開かせ、世界に飛躍した。それが近年はほとんど見かけなくなった。(調べたら製作本数が相当減少しているらしい。)
また、あの香港映画に会える日は来るのだろうか。
(4Kリマスター版を鑑賞)

2024/09/07

2024/09/07

-点

映画館/東京都/イオンシネマ多摩センター 
字幕


義理と人情を秤にかけりゃ...

「大変なんだよ、足を洗うってのは」

午前十時の映画祭14にて鑑賞。
刑事になった弟キット(演:レスリー・チャン)のために極道から身を引いた香港三合会幹部・ホー(演:ティン・ロン)。しかし最後の仕事で裏切りと密告にあい、台湾で拘束されてしまう。組織の口封じのために父を失い、そのことで初めて兄が極道であったことを知ったキットはホーを恨む。ホーの親友にして同じく三合会の幹部であったマーク(演:チョウ・ユンファ)はホーの仇討を果たすが、自身も足を負傷し引退を余儀なくされる。2人の極道と1人の刑事による愛憎と贖罪の物語。
端的に言って好きだわ。アジアならではの複雑な人間模様、そして香港映画が培ってきた軽快なアクションとやりとりの軽妙さ、終盤の壮絶な銃撃戦...程よい成金感がまた良いんですよ。男でこれ嫌いな人いるのかな?
別に極道を肯定するつもりは全くないが、損得勘定とは全く別の、所謂「義理と人情」とか「仁義」といった人間関係が僕はたまらなく好きだ。「コイツにだけは命を預けられる」という損得抜きの感情、このひとりを見つけるために人というものは生きているのではないかと、そう思うときがある。極道から足を洗うも、なかなかカタギでの生活を許されないホー、足を負傷し、後輩の車洗いに落ちぶれたマーク...ふたりとも社会では落伍者だが、それでも友情を貫けた2人は生きた意味があっただろう。彼らに理解を示すタクシー会社のキンさん(演:ケネス・ツァン)の存在が僕はとても好きで、キンさんに会えただけで「良かったな、ホー」とさえ思ってしまった。
濃密な香港ノワール、確かに堪能した。

2024/09/01

2024/09/01

80点

映画館/神奈川県/TOHOシネマズららぽーと横浜 


さあ反撃だ

基本はハードボイルドな内容なんだが、昭和歌謡のような音楽と、時々ぶっ込まれる変な笑いがちょっと苦手だった。

ただ、映画館で観たせいだろうか、この世界観にとっぷり浸かってしまい、この映画に陶酔している人の気持ちがはじめて分かった気がする。

かつての舎弟が、いつの間にか成り上がるというのは王道パターン。だからこそ、さあ逆襲だってところが一番の盛り上がり。
正面から勝負というのは潔いのだが、もう少し作戦を練っても良かったんじゃあないかと思ってしまう。

当然、チョウ・ユンファには生き残ってもらいたかったんだが、これはヤクザ映画の宿命か。

この続編があるようだが、まだ観たことがない。
ちょっと、観てみようかと思う