ポル・ポト派が率いるクメール・ルージュに支配されたカンボジアで、内戦を取材するアメリカ人ジャーナリスト、シドニーと彼を支援する現地の新聞記者プランの友情を描く。
クメール・ルージュが内戦に勝利して平和が訪れるかに思われたが、都市生活者は農村に移住させられ、知識人を始めおびただしい数の国民が虐殺される。
映画の中でも描かれるが、純粋無垢な子どもを重用し、彼らが大人たちの生殺与奪を行うような殺伐とした国情の中で、飢えと虐殺の恐怖に耐えてプランは生き抜き、シドニーとついに再会を果たすラストまで、緊迫した場面が続く。
そして、エンドロールに合わせて流れる曲は、高まった興奮を静めてくれるように流れる。「アルハンブラの思い出」を原曲とするこの曲を以来ずっと聞き続けている。