シェイクスピア的なものを感じると、言っていたケネス・ブラナー渾身の作品。小さなすれ違いが細かく重なり、あれよあれよと事件にまで発展してしまう。
人間は死んだら魂まで消滅してしまうのか、そういった疑問符を抱きながらも大在の人々を殺害する怪物。つまり、魂が宿っていないから、人間を簡単に殺してしまう。
しかし、怪物側から見ると殺そうと追いまくる人間はもう沢山だと呟く。いったいこれはどっちの言い分が正当か考えさせられる。そういったドラマがあるからこそ原作が映画が、なん百年も読み継がれたり、映像化して見られたりしているのであろう。