アンディのお話でありながら
レッドのお話でもある。
アンディにとっては無実の罪に対する抗いを見せながらも
周り皆への気遣いを見せ、そこが刑務所である事を忘れさせていく事で
逆に自分たちが犯した罪が自分たちの日常を奪わせたことを教え込んでいくような…そんな存在になっていたような気がする。
ビールにしてもそう
図書室にしてもそう
娑婆にいれば普通にできることが刑務所の中ではできない。
それを出来るようにすることで秩序を生み出しつつ
娑婆と刑務所との違いをわからせる効果もあったのでは?
特にレッドにはそれが痛感させられたことだったのかもしれない。
アンディといることで感じる様々な感情が
罪に対する気付きを与えていたのかもしれない。
本当の罪を知ったからこそ
レッドは楽園にたどり着けたんだろう。
2人が幸せであることを願いたくなるラストだった。