日の名残り

ひのなごり|The Remains of the Day|The Remains of the Day

日の名残り

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レビューの数

70

平均評点

76.0(390人)

観たひと

594

観たいひと

71

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 文芸 / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1993
公開年月日 1994/3/19
上映時間 134分
製作会社 マーチャント=アイヴォリー・プロ(コロンビア映画提供)
配給 コロンビア トライスター映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/SDDS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

英国の名門家に一生を捧げてきた老執事が自身の半生を回想し、職務に忠実なあまり断ち切ってしまった愛を確かめるさまを描いた人間ドラマ。原作は、英国在住の日本人作家カズオ・イシグロ(石黒一雄)がTVドラマ用の脚本を改稿した同名小説(中央公論社)。主演のアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソン、監督のジェームズ・アイヴォリー、脚本のルース・プローワー・ジャブヴァーラ、製作のイスマイル・マーチャント、撮影のトニー・ピアース・ロバーツ、音楽のリチャード・ロビンス、美術のルチアーナ・アリジ、編集のアンドリュー・マーカス、衣装のジェニー・ビーヴァンと、92年カンヌ国際映画祭受賞作「ハワーズ・エンド」のキャスト、スタッフが再結集。そのほかのスタッフは、共同製作に「ハリウッドにくちづけ」のコンビ、マイク・ニコルズとジョン・コーリー、エクゼクティヴ・プロデューサーにポール・ブラッドリーら。共演は「パトリオット・ゲーム」のジェームズ・フォックス、「ある日どこかで」のクリストファー・リーヴ、「赤い航路」のヒュー・グラントほか。2017年10月28日より特別再上映(配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1958年。オックスフォードのダーリントン・ホールは、前の持ち主のダーリントン卿(ジェームズ・フォックス)が亡くなり、アメリカ人の富豪ルイス(クリストファー・リーヴ)の手に渡っていた。かつては政府要人や外交使節で賑わった屋敷は使用人もほとんど去り、老執事スティーヴンス(アンソニー・ホプキンス)の手に余った。そんな折、以前屋敷で働いていたベン夫人(エマ・トンプソン)から手紙をもらったスティーヴンスは彼女の元を訪ねることにする。離婚をほのめかす手紙に、有能なスタッフを迎えることができるかもと期待し、それ以上にある思いを募らせる彼は、過去を回想する。1920年代、スティーヴンスは勝気で率直なミス・ケントン(後のベン夫人)をホールの女中頭として、彼の父親でベテランのウィリアム(ピーター・ヴォーン)を執事として雇う。スティーヴンスはケントンに、父には学ぶべき点が多いと言うが老齢のウィリアムはミスを重ねる。ダーリントン卿は、第一次大戦後のドイツ復興の援助に力を注ぎ、非公式の国際会議をホールで行う準備をしていた。会議で卿がドイツ支持のスピーチを続けている中、病に倒れたウィリアムは死ぬ。36年、卿は急速に反ユダヤ主義に傾き、ユダヤ人の女中たちを解雇する。当惑しながらも主人への忠誠心から従うスティーヴンスに対して、ケントンは卿に激しく抗議した。2年後、ユダヤ人を解雇したことを後悔した卿は、彼女たちを捜すようスティーヴンスに頼み、彼は喜び勇んでこのことをケントンに告げる。彼女は彼が心を傷めていたことを初めて知り、彼に親しみを感じる。ケントンはスティーヴンスへの思いを密かに募らせるが、彼は気づく素振りさえ見せず、あくまで執事として接していた。そんな折、屋敷で働くベン(ティム・ピゴット・スミス)からプロポーズされた彼女は心を乱す。最後の期待をかけ、スティーヴンスに結婚を決めたことを明かすが、彼は儀礼的に祝福を述べるだけだった。それから20年ぶりに再会した2人。孫が生まれるため仕事は手伝えないと言うベン夫人の手を固く握りしめたスティーヴンスは、彼女を見送ると、再びホールの仕事に戻った。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1994年5月上旬号

外国映画紹介:日の名残り

1994年3月下旬号

グラビア 《New Release》(新作映画紹介):日の名残り

特集 日の名残り:作品評

特集 日の名残り:アンソニー・ホプキンス論

2021/09/01

2021/09/01

60点

選択しない 
字幕


夕暮れには雨が降る。
その人生の最後の時間を彩る為に。

2021/06/13

2021/06/13

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/PC 
字幕


何とも言えぬ辛さ

ネタバレ

 何とも言えず、しみじみする作品。

 主人公のスティーブンス(アンソニー・ホプキンス)は、執事という仕事柄か、それに徹しようとすればする程、執事頭として絶大の信頼を得るが、自分が思いを寄せて行った人(ミス・ケントン:エマ・トンプソン)に気持ちが言えなくなって行く。

 また、自分が仕える主人(ダーリントン卿:ジェームズ・フォックス)のことを忠実に思うあまり、仕事以外のことには耳を傾けず、ダーリントン卿がナチスに加担してしまうことにも疑問を抱けない。

 ミスケントンへの想いを封印し、再会する場面の嬉しさと空虚感、ダーリントン卿が失意のまま亡くなったことへの後悔の念を、アンソニー・ホプキンスが絶妙に演じていた。

 女中頭のミス・ケントンのエマ・トンプソンも、スティーブンスに気持ちを伝えても答えてくれない、その辛さが痛い程伝わった。

 最初観た時は、歯がゆくてイライラした。しかし、今回は、彼が仕事に徹することは出来たが、それと同時に彼のようなこういう辛い人生もあるのかもしれない、と思った。 

2021/02/26

2021/02/26

76点

選択しない 


ホプキンスが可愛い映画

執事に徹していながらも悪い事がすぐに顔に出ちゃう人間臭さがたまらない。この執事はもしかして童貞なのか?

2021/02/12

2021/02/13

85点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


わたしたちは当事者なのか

ネタバレ

わたしたち現代人は、自分は自分の人生の当事者であるということになんの疑問もなく生きている。それを当たり前のこととして生きている。
しかし、この物語の主人公はその中世さながらのお城に住み、卿と呼ばれる主に仕え、主人の人生がまるで彼の人生そのものであるかのようだ。その主も、家族の影が見えず孤独とその善良さにナチスドイツに付け込まれ貴族階級の終焉と軌を一にして人生を閉じる。旅に出た主人公のパブで付いた罪のない嘘は彼の無意識の投影なのたろうか。一方、家族を持ち、家族のために生きると決めたミス・ケントンも、過去を「人生を誤ったと思うことも」と述懐する。二人はダンスホールにあってもダンスすることもなく、定刻どおりにくる(いつもは遅れるはずの)バスから、飛び降りたりすることもない。
 新しい主の、おそらく美しく朗らかな妻が邸にもうすぐやってくるところで物語は終わる。
人生の決定者は自分であるという傲慢な誤解を気づかせてくれる佳品。

2021/01/25

2021/01/25

75点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


執事の生き方

イギリスの名家ダーリントン家に仕える執事のスティーヴンス(アンソニー・ホプキンス)はミス・ケントン(エマ・トンプソン)を女中頭として迎えた。時には衝突もするが、二人の関係は良好だった。
ダーリントン伯爵はイギリスとドイツを戦争させないためにできるだけドイツを刺激しないような政策を支持していた。このため彼の屋敷には各国の要人達が集まり、対独政策を話し合うことが多かった。
スティーブンスは会議の内容は耳にしても、執事の分をわきまえ聞かぬふりをしているような才覚の持ち主だった。
ケントンはいつしかスティーブンスに心を寄せるようになっていたが、別の執事から求婚された。その話をスティーブンスにそれとなく伝えるが、執事の習性で、平気なふりをして無関心を装ったため、ケントンは結婚して屋敷を離れていった。
戦後、ダーリントンの屋敷が売りに出され、そこに新しい主人が入ることになったが、召使い達もちりぢりになったためケントンを呼び寄せることを考え、会いに行くが、孫ができたケントンに断られ、二人は涙の別れをする。執事という性格でなかったら、ケントンへの接し方も違ってきたろうに。
と言うようなラブストーリー。
やはりアンソニー・ホプキンスの演技が光るし、エマ・トンプソンとの呼吸もぴったり。
英国の貴族の暮らしぶりや、その使用人の様子などもよくわかる。
第2次大戦前の緊迫した情勢がよくわかる。

2020/11/11

2020/11/11

70点

レンタル 


執事スティーブンスに萌え。

主人公の執事スティーブンスが、恋愛小説好きっていうのに萌え。