パルプ・フィクション

ぱるぷふぃくしょん|Pulp Fiction|Pulp Fiction

パルプ・フィクション

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レビューの数

152

平均評点

81.1(1512人)

観たひと

2569

観たいひと

204

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ / コメディ
製作国 アメリカ
製作年 1994
公開年月日 1994/10/8
上映時間 154分
製作会社 ミラマックスフィルム=ア・バンド・アパート ジャージー・フィルム
配給 松竹富士
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

アメリカの低級犯罪小説であるパルプマガジン的なストーリーをコンセプトに殺し屋たちの話を3つの物語が交錯するように語られるコメディあり、ヴァイオレンスありのドラマ。監督・脚本は「レザボア・ドッグス」で監督デビューし、「トゥルー・ロマンス」やオリヴァー・ストーンの「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の原案を手がけているクエンティン・タランティーノ。製作は「レザボア・ドッグス」「キリング・ゾーイ」などのローレンス・ベンダー。撮影はポーランド出身で「レザボア・ドッグス」でアメリカ映画界に進出したアンジェイ・セクラ。編集は「天と地」「レザボア・ドッグス」のサリー・メンケ。美術は「エル・ノルテ 約束の地」でアカデミー賞にノミネートされ、同じく「レザボア・ドッグス」からのスタッフであるデイヴィッド・ワスコ。主演は「キャリー」「サタデー・ナイト・フィーバー」「ベイビー・トーク」シリーズのジョン・トラヴォルタ、「ダイ・ハード」「虚栄のかがり火」のブルース・ウィリス、そして「危険な関係」「ヘンリー&ジューン 私が愛した男と女」「カウガール・ブルース」のユマ・サーマン。ほかに、「星の王子ニューヨークに行く」「モ'・ベター・ブルース」「ジュラシック・パーク」のサミュエル・L・ジャクソン、「コックと泥棒、その妻と愛人」「ゴッホ」「レザボア・ドックス」のティム・ロス、そして「ミーン・ストリート」「アリスの恋」「レザボア・ドッグス」「ピアノ・レッスン」「バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」などに出演しているベテラン、ハーヴェイ・カイテル。94年カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞受賞。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ロサンゼルスの朝、コーヒーショップで不良カップルのパンプキン(ティム・ロス)とハニー・バニー(アマンダ・プラマー)が突然立ち上がり強盗を始める。2人組ギャング、ヴィンセント(ジョン・トラボルタ)とジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)がボスの命令でだまし取られたスーツケースを取り返しに若いギャング団のアパートに車を走らせ、虫けらのように彼らを殺して出ていく。その頃ボクサー、ブッチ・クリッジ(ブルース・ウィリス)がギャングのボス・マーセル・ウォレス(ビング・ライムス)から八百長の依頼金を受け取っていた。ヴィンセントはマーセルから留守中、若く美しい妻ミア(ユマ・サーマン)の食事の相手を命令され、2人は50年代風のクラブ・レストランに行きダンスを踊り、互いに魅かれ合う。しかしボスの妻に手を出すことを恐れて帰ろうとすると、ミアが知らぬ間にヴィンセントの持っていたヘロインを吸いこんで意識を失い狼狽するが、ミアは運良く意識を取り戻し2人はこのことを2人の秘密にしようと誓って別れる。ブッチはマーセルを裏切って自分に大金をかけて試合に勝ってしまった。ブッチは恋人ファビアン(マリア・ディ・メディルシュ)の待つモーテルにかけ込むが彼女が父の大切な形見である金時計を忘れていることを知り、危険を覚悟で再び自分のアパートに戻る。そこにはヴィンセントが待機していたが銃を置きっぱなしにしてトイレに入っていたヴィンセントは逆にブッチに撃たれて死んでしまう。しかしその後ブッチはマーセルに出会い、その後2人は変質者たちに捕まってしまい拷問を受ける。ブッチはそれでも最後はファビアンとともに街を離れることに成功する。時間は戻り、スーツケースを取り戻したヴィンセントとジュールスが車を走らせている。ヴィンセントが誤って撃ってしまった死体の始末にザ・ウルフ(ハーヴェイ・カイテル)を呼び、一件落着した後、2人が入ったコーヒー・ショップではパンプキンとハニー・バニーが強盗をやらかそうとし始める。しかしジュールスによって無事スーツケースを持って出ることに成功する。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年9月下旬特別号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第5弾 1990年代外国映画ベスト・テン:ベスト15 解説

1994年12月下旬号

外国映画紹介:パルプ・フィクション

1994年9月下旬号

特集 パルプ・フィクション:クエンティン・タランティーノ インタビュー

特集 パルプ・フィクション:作品評

特集 パルプ・フィクション:作家論

グラビア 《New Release》(新作映画紹介):パルプ・フィクション

1994年8月上旬号

グラビア:パルプ・フィクション

2023/02/23

2023/02/23

90点

その他/TSUTAYA DISCAS 
字幕


切れきれのタランティーノ ワールド

クエンティン・タランティーノ監督の2作目の映画ですが、おしゃれで切れのいい映画です。当時は監督・脚本と共に出演もしており、本映画でもジュールスのダチのジミー役で出演しており個性的な風貌と演技を。
映画は時間軸が遡ったりする、ちょっとオムニバス的なスタイルですが、それぞれのパートで個性的な俳優が惜しげもなく登場する。
時間軸の順番で行くと;
①ビンセント(ジョン・トラボルタ)とジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)がボスのマーセルから奪われた物の取返しを命じられる。アパートに押し入り、若者から物を取り返す。一人の黒人を車で一緒に乗せたが、ビンセントが車中で殺してしまう。この死体の処理に困り、ダチのジミー(監督)の家へ。ジミーの妻が帰ってこない間にプロの掃除屋ウルフ(ハーヴェイ・カイテル)は完璧に処理をする。
②ウルフと別れた二人がレストランへ。そこで映画の冒頭シーンに戻り、パンプキン(ティム・ロス)とハニー・バニー(アマンダ・プラマー)がレストラン強盗。
映画の後半で、この二人がジュールスに悟りを教えられ去る。
③ビンセントとマーセルの若い妻ミア(ユマ・サーマン)のお話。マーセル不在の時に妻の面倒の仕事のビンセント。ミアのお供でクラブへ、そこでツイストを踊ることに。中々の踊り自慢。優勝トロフィーを獲得して帰路につくが、ミアがビンセントの持っていた薬を過剰に吸ってしまい、死の危機になるが九死に一生で行き帰り無事家に送り届ける。
④ブッチの話。ボクサー ブッチ(ブルース・ウイルス)は、引退も近い。マーセルから八百長試合を持ちかけられ受ける。
ここでブッチの子供時代(夢の中)、曽祖父の代から伝わる金の腕時計をベトナム戦争で父の戦友から遺言として渡される。
この夢の後、ボクシングの本番で相手を殺すほどの勝利で終わる。八百長でも受け損なった、ボス マーセルから命を狙われ、恋人ファビアンと逃走。腕時計をアパートに取りに帰る。アパートでビンセントを射殺。逃げる途中でマーセルを車ではね、自分も気を失う。逃げ込んだ近くの銃器店?でマーセル・ブッチは変態に捕まり、なんとマーセルはカマを掘られる始末。この二人を始末し、マーセルを助け、二人はチャラの仲になる。ブッチとファビアンは、バイクに乗ってロスから去る。
この場面でブッチが見つけた武器が、後に監督が製作する「キル・ビル」に繋がる、日本刀であった。
監督は、日本好きなのでしょうか?日本刀以外にも、マーセルがブッチを追跡する時に話す「東洋の何処に逃げてもお椀の中まで・・・」とか、ファビアンの愛車(潰れたが)が、ホンダだったり。

2022/10/15

2022/10/19

83点

VOD/U-NEXT/購入/テレビ 
字幕-吹替


いまさら鑑賞シリーズ。
昔、劇場鑑賞した時は、チンプンカンプンで訳わからなかった(笑)
U-NEXTで配信されてたので あらためて観てみたら、これが28年も前の作品とは思えないほどの斬新なスタイル。あ、これがパイオニアだったのね!
イカれてる演出、イカしたセリフと音楽、いまさらながら タラちゃん凄いとしか言いようがない。

2022/08/27

2022/08/27

80点

テレビ/有料放送/FOXMOVIES 
字幕


何かとダメダメなトラヴォルタが色っぽい

昨夜は「81/2」を見直し、今夜は「パルプ・フィクション」を見直す。
なんか変じゃないかな(笑)

2022/07/30

2022/07/30

100点

映画館/東京都/池袋HUMAXシネマズ 
字幕


劇場で鑑賞は初めて

数々の好きなシーンを、大スクリーンで観ることができ、感動しました。

2021/12/21

2021/12/21

80点

選択しない 


時間軸を巧みに使い、154分を長く感じさせないアクセントが散りばめられた作品。
車内での銃の暴発、そして自分達でお掃除して、着替え。
八百長ボクシングで相手を殺してタクシーでの質問攻め。
暗記している聖書のくだり。

飽きさせない与太話。
まさにエンターテイメント!

2021/10/10

100点

レンタル 
字幕-吹替


順番を変えて映画史も変えた傑作

順番を変える、そんな些細なアイデアが物語を面白くさせるということに気付かされたのが「パルプ・フィクション」でした。順番通りに並べましたが鑑賞後にそれをするのはパズルみたいに楽しい経験でした。

また、順番を変えるだけではなく、カラフルでポップな雰囲気、登場人物を知る上で重要な無駄話、いくつかのバイオレンス等が本作の魅力を後押ししていました。音楽も良かったですがアルバムジャケットのお洒落さも加わってサウンドトラックを購入したのも本作が初めてのことでした。 

「サタデー・ナイト・フィーバー」」でジョン・トラボルタを知る立場からするとヴィンセントとミアが踊るシーンはワクワクしましたし、あのレストランのシェイクの味も気になるところでしたが、スプライトをこの映画を観る度に飲んでみたくなるのは、本作のあるある、なのかもしれません。そのスプライトでハンバーガーを流し込んだサミュエル・L・ジャクソンもこれまでに見たことのないギャングを演じていてインパクトがありましたし、やはり、ハンバーガーの味も気になります。

本作の重要なエピソードは映画タイトルが示す通りパルプなだけにトイレから出た時に起こると随分と後になってガイドブック等で気付かされました。本作には気付いていないだけで、まだまだ、遊び心等がいっぱいあるのかもしれません。