パルプ・フィクション

ぱるぷふぃくしょん|Pulp Fiction|Pulp Fiction

パルプ・フィクション

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レビューの数

173

平均評点

81.0(1655人)

観たひと

2707

観たいひと

202

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ / コメディ
製作国 アメリカ
製作年 1994
公開年月日 1994/10/8
上映時間 154分
製作会社 ミラマックスフィルム=ア・バンド・アパート ジャージー・フィルム
配給 松竹富士
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

アメリカの低級犯罪小説であるパルプマガジン的なストーリーをコンセプトに殺し屋たちの話を3つの物語が交錯するように語られるコメディあり、ヴァイオレンスありのドラマ。監督・脚本は「レザボア・ドッグス」で監督デビューし、「トゥルー・ロマンス」やオリヴァー・ストーンの「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の原案を手がけているクエンティン・タランティーノ。製作は「レザボア・ドッグス」「キリング・ゾーイ」などのローレンス・ベンダー。撮影はポーランド出身で「レザボア・ドッグス」でアメリカ映画界に進出したアンジェイ・セクラ。編集は「天と地」「レザボア・ドッグス」のサリー・メンケ。美術は「エル・ノルテ 約束の地」でアカデミー賞にノミネートされ、同じく「レザボア・ドッグス」からのスタッフであるデイヴィッド・ワスコ。主演は「キャリー」「サタデー・ナイト・フィーバー」「ベイビー・トーク」シリーズのジョン・トラヴォルタ、「ダイ・ハード」「虚栄のかがり火」のブルース・ウィリス、そして「危険な関係」「ヘンリー&ジューン 私が愛した男と女」「カウガール・ブルース」のユマ・サーマン。ほかに、「星の王子ニューヨークに行く」「モ'・ベター・ブルース」「ジュラシック・パーク」のサミュエル・L・ジャクソン、「コックと泥棒、その妻と愛人」「ゴッホ」「レザボア・ドックス」のティム・ロス、そして「ミーン・ストリート」「アリスの恋」「レザボア・ドッグス」「ピアノ・レッスン」「バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」などに出演しているベテラン、ハーヴェイ・カイテル。94年カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞受賞。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ロサンゼルスの朝、コーヒーショップで不良カップルのパンプキン(ティム・ロス)とハニー・バニー(アマンダ・プラマー)が突然立ち上がり強盗を始める。2人組ギャング、ヴィンセント(ジョン・トラボルタ)とジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)がボスの命令でだまし取られたスーツケースを取り返しに若いギャング団のアパートに車を走らせ、虫けらのように彼らを殺して出ていく。その頃ボクサー、ブッチ・クリッジ(ブルース・ウィリス)がギャングのボス・マーセル・ウォレス(ビング・ライムス)から八百長の依頼金を受け取っていた。ヴィンセントはマーセルから留守中、若く美しい妻ミア(ユマ・サーマン)の食事の相手を命令され、2人は50年代風のクラブ・レストランに行きダンスを踊り、互いに魅かれ合う。しかしボスの妻に手を出すことを恐れて帰ろうとすると、ミアが知らぬ間にヴィンセントの持っていたヘロインを吸いこんで意識を失い狼狽するが、ミアは運良く意識を取り戻し2人はこのことを2人の秘密にしようと誓って別れる。ブッチはマーセルを裏切って自分に大金をかけて試合に勝ってしまった。ブッチは恋人ファビアン(マリア・ディ・メディルシュ)の待つモーテルにかけ込むが彼女が父の大切な形見である金時計を忘れていることを知り、危険を覚悟で再び自分のアパートに戻る。そこにはヴィンセントが待機していたが銃を置きっぱなしにしてトイレに入っていたヴィンセントは逆にブッチに撃たれて死んでしまう。しかしその後ブッチはマーセルに出会い、その後2人は変質者たちに捕まってしまい拷問を受ける。ブッチはそれでも最後はファビアンとともに街を離れることに成功する。時間は戻り、スーツケースを取り戻したヴィンセントとジュールスが車を走らせている。ヴィンセントが誤って撃ってしまった死体の始末にザ・ウルフ(ハーヴェイ・カイテル)を呼び、一件落着した後、2人が入ったコーヒー・ショップではパンプキンとハニー・バニーが強盗をやらかそうとし始める。しかしジュールスによって無事スーツケースを持って出ることに成功する。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年9月下旬特別号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第5弾 1990年代外国映画ベスト・テン:ベスト15 解説

1994年12月下旬号

外国映画紹介:パルプ・フィクション

1994年9月下旬号

特集 パルプ・フィクション:クエンティン・タランティーノ インタビュー

特集 パルプ・フィクション:作品評

特集 パルプ・フィクション:作家論

グラビア 《New Release》(新作映画紹介):パルプ・フィクション

1994年8月上旬号

グラビア:パルプ・フィクション

2025/05/04

2025/05/04

81点

VOD/U-NEXT 

・監督らしい味付けの濃いクライムコメディ 登場人物が多い群像劇で、時間軸をいじっているのにシンプルにわかりやすく楽しめる作品 このシュールな世界観が癖になる
・冒頭、ダイナーの馬鹿カップル強盗からスタートし、タイトルと主題歌「ミザルー」 その後のパートでヴィンセントとジュールズの殺し屋コンビによる裏切りもに対するアタッシュケース回収と制裁、聖書を語ったあとの射殺はしびれる この冒頭2場面でキャラの設定が上手くできており、手際が良い
・ボスの妻であるミアとヴィンセントパート、面倒を見て手を出さないようにする思いの中でのダンス場面のシュールさとかっこよさ、さらにミアのオーバードーズによるドタバタコメディの面白み 最初のキャラ設定もあり楽しい
・ボクサーブッチの八百長裏切りに始まるパート 逆張りをして大金を奪い逃げる展開の中で、質屋でボスとともに捕まりカマを掘られるトンでも展開 緊張感とバカバカしさが内在
・死体処理のウルフがかっこよくバカバカしい このパートが冒頭のダイナーパートにもつながる服装になる伏線にもなっている
・複雑な脚本のようで、物語はシンプル バカバカしい話の積み重ねながら、最初と最後がつながる連関構造、徐々に明らかになる全体像、丁寧な伏線など映画の力にみなぎっている
・とにかく間が無いぐらいに詰め込まれるセリフの応酬 物語の本筋に関係のない話も多くあるが、推進力になっている 監督らしさ全開
・今見るとキャストが豪華、ちょい役にウォーケンまで 直前にレザボアドッグスを鑑賞していたのでより楽しめた
  
 

2025/04/30

2025/05/02

90点

VOD/U-NEXT/レンタル/テレビ 
字幕


2025年の今見ても面白い。

上映時間がかなり長く、最初は展開もゆっくりで不安に思っていたが、展開が進むにつれて、どんどん面白くなっていく。

こういう作品は終わらせ方が非常にむずしいのに綺麗に終わったのもいい。

2025/03/11

2025/03/11

90点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


何度見てもおもしろい、おもしろいシーンしかない。

トラボルタとユマ・サーマンのツイストダンスや、ブッチがサディストたちからとんでもない目に遭いかけるシーンなどは、強烈に覚えているが、どんな話だったっけと思って再見。話らしい話がなく、一言でいうなら「殺し屋たちの大変な午前中」を描いただけ。でも、超おもしろい。物語というより、キャラクターにこうしゃべらせてこう動かせたらかっこいい!の連続なのだが、それで一本映画になってしまうのが、タランティーノはすごいなと思う。トラボルタが演じたヴィンセントが大好きなのだが、チンピラ役のティム・ロス、饒舌な殺し屋サミュエル・L・ジャクソンなど、みんな好き。

2025/02/12

70点

選択しない 


意味のない物語だけど惹かれるものあり

時系列がちょっと複雑な物語なのと、ブルースの話とサミュエル、トラボルタそれぞれの話に特にまとまりはなく、一体何の映画なのか評価に困ったが、笑えるシーンは多く、見ていて飽きなかった不思議な映画。また、セリフの量もすごく、セリフのないシーンはほとんどないんじゃないかと思えるくらい常に誰か喋っている。一番の見どころは最後のファミレスだと思う。いつ撃たれるかわからない中でのジュースの迫真の語り。あまり真面目なシーンの少ない中でここだけはかっこいい。

2024/12/29

2024/12/30

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


タランティーノいえばコレ。

クエンティンタランティーノ監督です。久し振りに観ましたが、タランティーノといえばこの映画かな。名シーンの連続ですね。ツイスト踊るシーンはやはり格好良い。時系列もいじりまくり、複雑だけど、面白い。

2024/10/28

2024/10/30

70点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


犯罪がいっぱい

色んな種類の犯罪のオムニバスのような映画。
犯罪者たちが交わす話が結構長くて、しかも後の場面で回収されるところが結構気持ちいい。最後の圧巻のシーンはやはり見もので5点プラスです。