輸入イタリア盤DVD、ざっと見報告。映画の感想ではありません。
尺数、アマゾン表記で87分となってますが(DVD表記も同じ)、着いたものはドイツ盤と同じ78分53秒です。つまりドイツ盤と同じプリント。音声は伊語と仏語です。
イタリア語ですと、冒頭の、花火屋をまじえての打ち合わせの会話シーン、ミラルカが召使のリザを追いかけるシーンに米版と同じ音楽が付いています。(仏語には無し)
イタリア語ですと、ファーストとラストシーンの語りも米版と同じ女(吸血鬼)でした。(仏語は医者です)
発色は良い方。クロード・ルノワールの味わいのよすがはありますが、基本的にはキズもあり、音声はひどいし、良い修復プリントとは言えません。多分、ドイツ版とほとんど変わり無し。
なお、この作品は当時の慣例?にしたがい、仏語版と英語版で演技し直している可能性があります。つまり一見同じ映画ですが、細かい表情まで見ると違う!かもしれない!
同じ例にアラン・ドロンの「シシリアン」があります。ジャン・ギャバンは仏語で撮影した後、英語で同じシーンを撮り直すのを、かなり嫌がったようです。