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子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる

  • こづれおおかみこをかしうでかしつかまつる
  • Sword of Vengence
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  • 平均評点

    70.2点(110人)

  • 観たひと

    187

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    32

基本情報

ジャンル 時代劇 / ドラマ
製作国 日本
製作年 1972
公開年月日 1972/1/15
上映時間 95分
製作会社 勝プロダクション
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督三隅研次 
脚本小池一雄 
原作小池一雄 
小島剛夕 
製作勝新太郎 
松原久晴 
撮影牧浦地志 
美術内藤昭 
音楽桜井英顕 
録音林土太郎 
照明美間博 
編集谷口登司夫 
助監督辻光明 
スチール大谷栄一 

キャスト

出演若山富三郎 拝一刀
渡辺文雄 柳生備前守
露口茂 柳生蔵人
内田朝雄 杉戸監物
加藤嘉 戸波弾正
内藤武敏 市毛刑部
真山知子 お仙
富川晶宏 拝大五郎
藤田佳子 拝節
笠原玲子 気狂い女
関山耕司 官兵衛
松山照夫 紋之助
伊達三郎 公儀正使
波田久夫 しがらみ丹波
守田学 尾見
和田俊也 家臣堀井
伊藤雄之助 柳生烈堂

解説

小池一雄・小島剛夕のコンビによる『漫画アクション』に連載中の人気劇画の映画化。脚本も小池一雄が執筆。監督は「狐のくれた赤ん坊(1971)」の三隅研次。撮影は「顔役(1971)」の牧浦地志。

あらすじ

童子を乗せた箱車に、“子を貸し腕貸しつかまつる”墨痕鮮やかな旗差物たなびかせて進む狼人の姿が、街道の人々の眼を惹いていた。人呼んで“子連れ狼”。いかに困難な依頼も必ず果たす凄腕の刺客と恐れられている拝一刀親子流浪の姿だった。その拝一刀の胸には、柳生一族への怒りと恨みが激しく燃えていた。拝一族が勤める公儀介錯人の役職を狙った柳生一族は、一刀に“徳川への反逆”の汚名を着せ、職を追い、妻をも殺害したのだった。この窮地を脱した一刀は一子大五郎と共に、血と屍の魔道に生きることによって、怨念を柳生一族に叩きつけようとした。ある日、殺しの依頼がきた……。依頼者小山田藩江戸家老市毛の狙いは、国家老杉戸監物一味の、世嗣暗殺計画を壊滅させることだった。一味が、世間のはみ出し者たちばかりが寄りつく峡谷の湯治場にひそんでいることを知った一刀は、早速目的地に向った。、子供連れと侮りいたぶる無法者たちの暴言暴挙にも耐えた一刀は、枕探しお仙の命を救うため衆人のなかで、彼女と肌を合わせる恥辱に動ぜず、ただひたすら時を待った。そして、その機会がやってきた。暗殺計画決行を伝えるため監物が湯治場に姿を現わしたのだ。計画遂行のためには手段を選ばぬ一味は、秘密維持のため湯治客の皆殺しを図った。騒然となった湯治場の中を大五郎を乗せた箱車を押した一刀が、一味に向って進んでいった。鎖鎌の鬼火、手裏剣の名手紋之助、道場破りのしがらみの丹波、曲者ぞろいを相手に一刀の業物同太貫の豪剣が唸っれた。そして箱車が武器に一変した。押柄が長巻刃の得方となり、箱車は盾になった。小山田三人衆も、監物も倒れた。累累と横たわる屍を残し、一刀は立ち去る。涙で見送るお仙の瞳に、大五郎の可愛い笑顔がにじんで消えた。

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