次々に斬新な技法で実験的な作品を生み出したアニメーション作家ノーマン・マクラレンの代表作。人間をコマ撮りした『ピクシレーション』という手法を用いた無言劇で、争うことの愚かしさを描く。第25回アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞受賞作品。2009年、ユネスコ世界記憶遺産に登録された。『ノーマン・マクラレン作品集 カンヌ国際映画祭セレクション』として、「郵便はお早めに」「星とストライプ」「めんどりの踊り」「灰色めんどり」「色彩幻想-過去のつまらぬ気がかり」「線と色の即興詩」「いたずら椅子」「つぐみ-小鳥のファンタジー」「マクラレン開会の辞」「水平線」「パ・ド・ドゥ」「シンクロミー」とともに、2008年10月25日よりシアター・イメージフォーラムをはじめ各地で順次上映された。