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好色一代男

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  • 平均評点

    69.8点(94人)

  • 観たひと

    153

  • 観たいひと

    12

  • レビューの数

    27

基本情報

ジャンル 文芸 / 時代劇
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/3/21
上映時間 92分
製作会社 大映京都映画
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督増村保造 
脚色白坂依志夫 
原作井原西鶴 
企画鈴木晰成 
製作永田雅一 
撮影村井博 
美術西岡善信 
音楽塚原晢夫 
録音大角正夫 
照明岡本健一 
編集菅沼完二 
スチル西地正満 

キャスト

出演市川雷蔵 世之助
若尾文子 夕霧太夫
中村玉緒 お町
船越英二 月夜の利佐
水谷良重 吉野太夫
近藤美恵子 高尾太夫
浦路洋子 お園
阿井美千子 お杉
中村鴈治郎 夢介
大辻伺郎 勘九郎
中村豊 長次郎
藤原礼子 お梶
中川弘子 若い尼
真城千都世 山の女
見明凡太朗 但馬屋の支配人
菅井一郎 春日屋
島田竜三 荒岩大助
大山健二 夢山
高倉一郎 陰間(A)
水原浩一 見物人
嵐三右衛門 網元徳蔵
志摩靖彦 公儀の役人
東良之助 揚屋の亭主
南部彰三 老僧
浅尾奥山 忠助
原聖四郎 役人
伊達三郎 佐吉
高村栄一 囚人頭
橘公子 お滝
金剛麗子 茶店の婆
瀧花久子 おゆう

解説

元禄期を背景に世之介の女体遍歴を描いた井原西鶴の「好色一代男」の映画化で、「お姐ちゃんはツイてるぜ」の白坂依志夫が脚色し「恋にいのちを」の増村保造が監督した。撮影は「手錠にかけた恋」の村井博。

あらすじ

但馬屋の伜世之介は父親夢介の心配をよそに、数々の女遊びに夢中だった。特に遊女吉野太夫とは起請文を交すほどの深い仲。あまりの伜の放蕩にたまりかねた夢介は、豪商春日屋の娘お園との縁組を進めるが、お園にも意中の男があるのを知った世之介はそれをぶちこわしてしまう。ついに世之介は勘当代りに江戸の出店へ修業に出された。だが彼は江戸に着くや支配人をだましてのしたいほうだい。通人月夜の利佐の手引で吉原一の高尾太夫に会うが、利佐と高尾の愛情を知って気前よく身請けしてやる。ついに世之介は勘当を申渡された。申訳にもと頭を丸めた世之介だったが、寺でも彼の浮気はおさまらず、寺を追放される破目となる。その世之介を慰めるのは色比丘尼であった。世の中のがめつさをいやというほど知らされた世之介は流れ流れて北国の漁師町へ。網元の妾のお町にいい寄るとお町はころりと参ってしまう。だが駆落ちをはかった二人は、たちまち追手に捕えられ、世之介は半殺しの目に会った。それから数年、今は私娼のヒモになり下がった世之介は田舎大尽のお供で旅から旅へ。今は姥桜の吉野太夫と再会したものの遊女のまことは金だとあしらわれ世之介は唖然とする。久しぶりに両親に会おうと但馬屋の前に来ると、父親が臨終のまぎわ。夢介から三つの遺言を申渡された世之介だったが、彼はニベもなくはねつける。このショックで両親は相ついで死んでいった。今や但馬屋の当主となった世之介は思うがままの女遊び。評判の夕霧太夫を大金をつんで自分のものにしようとする。この世之介の放蕩ぶりに役所は冥加金を申しつけるが、彼はそれをハネつける。ために但馬屋は財産没収。いち早くそれを知った世之介は夕霧と共に日本脱出をはかるが、途中役人に襲われ、夕霧は亡くなった。どうしようもない怒りを矢に向ってぶちまけた世之介は、好色丸に乗り、波のユートピアに向って船出するのだった。

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