男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

愛情の旋風

  • あいじょうのせんぷう
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    0.0点(0人)

  • 観たひと

    0

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1951
公開年月日 1951/2/11
上映時間 91分
製作会社 松竹・京都
配給 松竹
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督岩間鶴夫 
脚本陶山鉄 
原作中村八朗 
製作石田清吉 
撮影竹野治夫 
美術桑野春英 
音楽加藤光男 

キャスト

出演佐野周二 松山裕天
佐田啓二 増内桂助
清水将夫 徳田玄成
永田光男 吉川昌
玉島愛造 大川裕城
南光明 大僧正
藤田積 小林青海
小林立美 浄海
花柳小菊 英子(裕天の妻)
加藤三紀子 美代子(娘)
杉村春子 喜美(母)
折原啓子 和子(酌婦)
水原真知子 良子(酌婦)
若光俊雄 青葉屋の親爺
鏡淳子 青葉屋の女将
賀川潤子 青葉屋の小女
加藤秀樹 寺男

解説

中村八朗の原作小説「桑門の街」より、陶山鉄が脚色、「大学の虎」の岩間鶴夫が監督している。製作は「とんぼ返り道中」の石田清吉。出演者の主なる者は「カルメン故郷に帰る」の佐野周二、「おぼろ駕篭」の佐田啓二、折原啓子、それに「七色の花」の杉村春子と花柳小菊など。

あらすじ

松山裕天は桑門の街、長野の善光寺の末寺西方院の次男であったが、復員して帰って見ると兄の順天が戦死していたため、家門を何よりも大切に思う母や親類たちのとりきめで、いや応なし住職を継がされ、嫂を自分の妻に直された。裕天はこの押しつけがましい周囲の処置に反感を抱いて夜ごと町のいかがわしい地域へ足をふみ入れ、酒に酔いしれていた。しかも嫂英子は、裕天に冷たくあしらわれればあしらわれるほどまめまめしく仕えて、よけい裕天をいら立たせた。ある夜飲み屋で、土地の顔役松井組の吉川に裕天はなぐられ、それが縁で、戦前この土地の顔役の息子増内桂助と知り合った。桂助は善光寺境内で玩具売をしていたが、父のあとをついだ兄の兵六は、新興の松井組に押されてしまっていた。そうした間に、裕天は勤番の夜、本堂で幼馴染みの連池坊主徳田玄成と議論の末乱闘になったことから大僧正の怒りにふれ、玄成と共に幽門を申しつけられ禁足を命じられた。しかし裕天の夜の外出は止まず、本堂へ提出する写経は英子がひそかに代わって果たしていたので、それでも無事禁足を解かれる日が来た。玄成とも和解の記念に、裕天は又しても飲みに出かけ、折から来合わせた桂助とも、少しは坊主らしくなろうと思うと気嫌よく話していた折から松井組の連中が桂助を表へ連れだしたので、人々のとめるのもきかず裕天はまたしても乱闘の中へ飛び込んで行って負傷をした。英子の甲斐々々しい看病で傷は癒えたが、松山一家は西方院を追われて、地方の名もない寺へ移ることになった。しかし、裕天はじめ一家の人々の顔はこれまでになく明るかった。

関連するキネマ旬報の記事

1951年3月下旬号

日本映画批評:愛情の旋風

1951年2月上旬決算特別号

日本映画紹介:愛情の旋風